若年層でも不動産投資を実践できる理由|お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラム

皆さん、こんにちは。お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラムです。

今回は「不動産投資をする年齢層」についてお話ししていきます。

若年層が不動産投資をする時代

実際にどのような方々が不動産投資をしているのか、皆さんも気になるところかと思います。

まず初めに申し上げたいのは、不動産投資と一口に言っても色々あるということ。

マンションやビルを一棟まるごと所有したり、海外の不動産に投資するとなると、高収入で手元のお金に余裕がある富裕層の方々しか実践できません。

今回はそういった数千万円、数億円クラスのお金が必要なものについてお話しするわけではないので、そこは認識していただければと思います。

というのも、私の会社で扱っているのはワンルームの不動産投資がメインです。

今、ワンルームの不動産を購入されている方々の平均年齢を見てみると「30代前半」が平均値になっています。

具体的には、30代前半のサラリーマンの方々が7~8割を占めており、残りの2割はお医者さんのような高所得層の方々です。

つまり、弊社でワンルームの不動産投資をやっているのは、ほとんどが30代前半のサラリーマンの方々ということになります。

ただ、10年ほど前は40代前半の方々がメインで購入されていたので、ここ10年で年齢層が下がってきているのです。

これは私の見解ですが、若い方ほど会社が将来どうなるのか分からない、年金も受け取れるのか分からないという社会情勢が影響していると思います。

そんな状況なので、バブルも全く経験していない世代から借り入れをして、不動産投資をすることで将来の不安を払拭しようとする若い方々が非常に多くなっているのではないでしょうか。

また、20代前半からiDeCoやNISAを始めている方も非常に多いです。

一昔前まではiDeCoやNISAなどの投資商品はありませんでしたし、国が将来のことを考えて個人で資産形成をしなさい、というメッセージを積極的に発信していませんでした。

定年退職が徐々に迫ってくる40代の方々が、年金だけで老後の生活をするのは厳しいと考え、不動産投資をしていましたが、ここ最近は将来のことを見据えて行動するのが早くなってきているんですね。

なぜ若い人でも不動産投資ができるのか

先ほど、30代前半のサラリーマンの方々が不動産を購入されているとお伝えしましたが、具体的には上場企業にお勤めの方が非常に多いです。

上場企業ではなく、非常に良い地方企業にお勤めの方も、ワンルームの不動産投資を実践されています。

金利も10年前に比べて約1%下がっているので、その分毎月の負担額も減り、不動産投資をする方が増えているのでしょう。

また、10年前は諸費用を100万円ほど払わないと始められなかったり、頭金を物件代金の5%、つまり数百万円は用意しないと始められないという条件もありましたが、今は違います。

各金融機関で諸経費を含めてローンを組むと、10万円ほどの頭金があれば始められます。

それで物件を一つ持ってスタートして、毎月8万円の家賃が入ってきて、返済が同じく8万円ほどだとすると、毎月の実質負担がほとんどない状態で、返済が終わったタイミングにはプラスになるわけです。

簡単にまとめると、一昔前よりも不動産投資をやりやすい条件が揃っているということ。

ただし、単純に安くて負担も少ないからやるというのは、私は少し違うと思っています。

というのも、その方の職業や年齢、家族構成などによって将来設計は違いますし、それに合わせて将来に見合ったプランを設計するのが良いのではないでしょうか。

価値ある不動産投資をするためにはご自身の状況を加味して、必要な軒数や手にしたい家賃収入を考えた上で、許容できるリスクも割り出していく。

そういった段階を踏んで不動産投資に取り組めば、非常に手堅い資産運用ができるのではないかと思います。

ぜひ、今回の内容も参考にしていただけますと幸いです。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。

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