地方における不動産投資のメリットとデメリット|お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラム

皆さん、こんにちは。お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラムです。

今回は「地方における不動産投資のメリットとデメリット」についてお話をしていきたいと思います。

地方の不動産投資は難易度が高い?

最近、私のお客様から「東京は地価が高いから地方で安く買ったほうが収益が出るのではないか」「コロナの影響もあって地方で不動産投資をするチャンスではないか」といったお声をいただきます。

かなり多くの方から上記のようなお声をいただいているので、今回は地方の不動産投資について解説していきますが、結論からお伝えすると、地方の不動産投資は成功している方もいれば、失敗している方もいます。

結果が二極化している要因は、「賃貸需要」にあります。

そもそも地方では、人が相対的に増えているエリア、つまり賃貸需要が高まっているエリアがほとんどありません。

ただし、病院や企業、大学とその寮が密集しているスイートスポット的なエリアは狙い目です。

そういったエリアで物件を所有できれば、長期にわたって一定の賃料を得ることもできるでしょう。

とはいえ、非常に需要がある土地や物件は、基本的に高い値段で売られています。

たまたま安く買える土地や物件が出てくる場合もありますが、そういった情報は一部の方にしか出回りません。

地方において将来的に大学生が増えるなどして、需要が維持されるケースは考えにくいので、やはりとにかく安い値段で買わないとメリットは少ないでしょう。

では、お仕事をされている一般の方が、一部にしか出回らないような地方の安い物件の情報を得られるかと言えば、おそらく非常に難しいと思います。

その地方に行って地主さんと話したり、地方銀行と話したり、地元の工務店に情報を取りに行くなど、かなり足繁く通わないと、優良な土地や物件の情報を手に入れるのは困難です。

そのため、普通に自分の元に入ってくる情報は、他の人も見ている一般的な情報でうまみも少ないと思ったほうがいいでしょう。

それこそ、今は調子が良くても5年、10年、20年と経過したら空室になったり、家賃が低下するような物件の情報ですね。

当然、家賃の低下や空室が目立ってくると資産価値の目減りにも繋がってしまうので、仮に安く買えたとしても、長期的にプラスにならないこともあり得ます。

まとめると、もし地方で不動産投資をするのであれば、その地域に足繁く通いながら勉強し、しっかりした戦略を立てることが重要、ということです。

安定感がある東京の不動産投資

地方に対して東京は、コロナの影響を受けていますが、若い20代に関しては3万人ほど人口が増えていると、住民台帳にも出ています。

全体的に人が増えているので、スイートスポット的なエリアを狙わなくても、一定の条件を満たしていれば賃貸需要はかなり高いと考えていいでしょう。

やはり東京は、不動産投資で利益を上げやすいです。

もちろん初期投資でかかる費用は地方よりも高いですが、家賃も高く、空室も少ない状態で推移しているので、投資先としては安定しています。

東京の不動産投資で、ハイリターンを見込むのは難しいですが、ローリターンからミドルリターンくらいを狙うことはできます。

私としては、お仕事で年収や役職を上げていこうと思っている方々は、東京の不動産を選ぶことをおすすめします。

地方の不動産投資は、どうしてもハイリスクハイリターンになってしまうので、下手するとお仕事に影響が出てしまう可能性があるからです。

その一方で東京の不動産投資は、手堅く収益を伸ばしやすく、お仕事とのバランスを取りやすいので、選択肢としてはありかなと思います。

ただ、とにかく早くお仕事を辞めたい、FIRE(早期リタイア)して不労所得で生活していきたいのであれば話は別です。

ギャンブル的な要素はあるかもしれませんが、今の自分の信用と頭金を最大限に使い、地方不動産でハイリターンを狙うこともできます。

あくまでも、ご自身の生き方や人生の歩み方、考え方次第ですね。

それによって東京で不動産投資をやるのか、地方でやるのかを判断するべきだと思います。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

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