正しく理解すべき海外の不動産事情│お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラム

正しく理解すべき海外の不動産事情

こんにちは、鈴木優平です。

この記事では「海外不動産」についてお話をさせていただきます。

ここ数年、ネットなどで検索をすると、いろいろな海外の不動産投資の話も非常に目にする機会が多くなったかなと思います。

実際に話を見聞きして、今すぐにでも海外の不動産投資を始めてみたいと感じた方もいるのではないでしょうか。

ただ、私としては海外の不動産投資を始めるのであれば、投資の収入がある程度固まってきてからがいいと考えています

なぜかといいますと、日本の不動産投資に比べて非常にハイリスクハイリターンであるということが往々にして見られる投資だからです。

鈴木優平が見たアジア不動産の実態

アジア不動産の実態実際に私が見た例ですと、アジアの不動産投資で入居者さんが家賃を払っていても、管理会社がそのまま持って逃げてしまう事例がありました。

日本みたいに保証人や保証会社をつける規則がほぼないため、入居者さんも家賃を払わないで住んでしまったり、滞納が続いてしまったりすることも多くあります。

また、発展途上国の再開発が非常に活発で、不動産価格も上がっているといった話も多く見かけますよね。

しかし実際のところ、再開発が途中で止まってしまうケースも珍しくなく、最後まで完成しないことが非常に多いんです。

その結果、投資家の方が事前に予想していた再開発による不動産価格の上昇がなかなか見込めない・・・ということも多く見受けられます。

現地に詳しい方の話を聞いても、途中で再開発が止まることは「まだまだある」と言われています。

そのため私としては、非常にハイリスクハイリターンであると言わざるを得ないかなと思っていますね。

アメリカの不動産投資は、ここに注目!

アメリカの不動産投資は、ここに注目!

そして今、アジアの発展途上国の不動産とは別に、アメリカの不動産投資も非常に流行っています。

私の知り合いがアメリカで30年ほど不動産投資をやっているのですが、その知り合いに不動産の紹介をしている方と先日お話をしました。

その方によると、現在、テキサスの物件が多く売られているんだそうです。
その値段は日本人からしても非常に安く、ほとんどの場合キャッシュで購入する必要がありますが、3000万円くらいから投資ができるといいます。

ただし、3000万円でテキサスの不動産を買うことには2つの不安点があるとも聞きました。

1つはテキサスの立地問題です。
テキサスは田舎なので、すごく大きなお家を買えても、メンテナンス費用が莫大にかかることが懸念されます。

ほとんどが木造住宅のため、収益が仮に出ていてもメンテナンス費用で取られてしまい、損益ゼロになるケースも非常に多いんです。

そしてもう1つは、産業面の問題ですね。

テキサスは時代的に産業が古く、製造業が中心の都市となっています。
今後はITを重視した産業が中心になってきますので、アメリカの不動産を検討するならシアトルなどがいいのかなと思います。

実際、アマゾンやマイクロソフト、アップルなどの先進IT企業が集まっている都市ほど、将来的にも値上がりを期待できます。

もちろん節税効果もアメリカの不動産であればできますが、ちゃんと値上がりも期待できる投資をしないと、アメリカ不動産であっても難しいといわれています。

また、先ほど挙げたシアトルの不動産については、安くても7000万円ほど必要な物件がほとんどです。
あらかじめ投資の収益基盤がしっかりできていて、次のフェーズでさらなる投資をしよう、というような方向けの投資になってしまうかなと思いますね。

投資初心者がいきなりやっていこう、と臨むような投資ではないので、まずは目先にある日本の不動産から考えたほうが堅実でしょう。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。