こんにちは、鈴木優平です。
今回は「投資をする前に知っておくべき情報」と、そのために必要な「アンテナの張り方」についてお話します。
投資を行う上で「情報」はとにかく大事な要素です。
そこで今回は私なりの、投資に関する情報の集め方を3つご紹介しましょう。
ぜひ、あなたの資産運用にも役立ててくださいね。
目次
必要な情報を手に入れる3つのアドバイス
どれも重要なポイントとなりますので、1つ1つご紹介していきますね。
その道のプロにアドバイスを聞く
まず1つ目は、「その道のプロにアドバイスを聞く」ということです。
私の場合は、まずその道のプロにアドバイスをもらい、自分で考えすぎないようにしています。
なぜプロにアドバイスをもらうべきなんでしょうか。
それは、プロというのは独自の成功の理論を持っているからなんですね。
ほとんどのプロは、自身の成功体験から確立した理論や、失敗を糧に練り上げた理論を持っているものです。
そこで「先人の知恵を借りる」という意味で、アドバイスを聞いてから運用したほうが、経験上、成功確率が高くなります。
プロにアドバイスをもらうためにも、いろいろな人に会って人脈を広げ、信頼できる人を見つけることが大切です。
投資の世界では変な詐欺にひっかかり、損してしまうことはよくある話です。
それを防ぐためにも、人脈を広げ、信頼できる人を見つけることはある意味でひとつの投資ともいえますね。
自分で考えない
さて、2つ目は「自分で考えない」ということです。
もちろん、知識をつけて自分で考える力をつけることも大事です。
しかし、自分で考えすぎてしまうと、まだ確立されていなくても、自分なりに「これだったら株価が上がって、勝てるはず!」理論が、勝手に導き出されてしまいます。
そうなると、自分自身でその理論が正しい知識だと脳内で塗り替えてしまい、その理論を活用した投資をして、結果的に損失に繋がることにもなりかねないのです。
やはり投資の知識が身につくほど、自身で覚えた知識を使いたくなるものです。
そのため私は、ある程度知識をつけて実際に自分なりの理論を確立したら、一度プロに相談をしてから使うようにしています。
リスク分析から入る
そして3つ目は「リスク分析から入る」ということです。
「どの銘柄が上がるかな」とか、「どの物件がいいかな」など、まず上がっていくことを前提に、投資を考える方が多いのではないでしょうか。
それに対して私は、逆に実際に起こりうる最悪の事態を想定して投資をしていくのが成功への秘訣だと思います。
最悪の事態を想定しておけば、実際に起きた時には、どのように投資を分配しておけば良いのか?どのようなリスクヘッジをかけておけば良いのか?といった予防線を、あらかじめ張って投資することができます。
そうすれば失敗する確率や、変動しても損する幅も、少なく限定的にすることができるでしょう。
そのようなリスクヘッジをした上であれば、裁量の投資を行うことも可能です。
この銘柄が上がる、なんてことは神様しか正解を知りません。
もし、たまたま当たったとしても、再現性のない単なる偶然に過ぎないわけです。
それよりも、過去の値動きや事例からリスクを想定して、リスクヘッジをした上で買うほうがよっぽど再現性があり、勝つために重要だといえます。
「この会社はこんな開発をしているから、うまく稼げそう」
「ここはこんな投資をしているから、この株は儲かるだろう」
「今話題の宇宙企業のテックで動いているから、この案件は今後伸び代があるだろう」
などなど、うまい話は投資をしたくなる半面、非常に多くのリスクを抱え、最悪の場合、全くうまくいかないことも十分にあり得ます。
「ここはなぜ、こんなに良い面しかないのだろう?」と疑問を持ちながら掘り下げていき、「これだったら大丈夫だろう」と言い切れる根拠を見つけること、それを判断できる理論を自身で身につけることが非常に大事です。
例えば、私の会社では不動産の物件を扱っていますが、ほとんどのお客さんは、物件の立地や駅との距離ばかりに目がいってしまいがちです。
実際、不動産側が見ている部分は、どんな物件でも、家賃がそのエリアの相場よりもすごく安くついている物件であれば買いです。
具体的にいうと、駅から遠かろうが場所が悪かろうが、家賃の相場が7万円のエリアで、5万円の家賃がついている、といった物件のことですね。
このように、実際に見る観点はプロと素人とでは大きく違います。
自分自身だけで、うまい話と値上がりだけを見て、「この物件はうまくいく」と判断するのではなく、悪い面も見て投資の判断をすることが、みなさんにとって失敗しないための大きなポイントのひとつだといえるでしょう。