こんにちは、池田です。
私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
目次
取引実績
以上が、9月24日~10月7日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。
期間 | 手仕舞い11ペア | 仕掛け中18ペア |
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20200924-20201007 | +126,600円 | +17,400円 |
米国の政局混迷で相場に不透明感が増していますが、サヤ取りなら、通常の株取引とは、売買判断が全く違いますので、地合いを考慮する必要はありません。
「市場は効率的である」というマーケットの原理があります。
たとえ一時的に割安な銘柄や割高な銘柄があっても、いつまでも是正されずに放置されることはなく、すぐに適切な株価になるまで売買されます。
割安だと多くの投資家が判断すれば、割安でなくなるまでその株が買われるわけです。
ここで注意すべき点は、株価が割安か否かという感覚は、絶対的な価格によるものではなく、ほかの銘柄との比較による「相対的なもの」だと言うことです。
全ての銘柄が上昇する局面でその銘柄だけが変化しなければ、たとえ業績が据え置きでも、割安銘柄と認識されるでしょう。
市場をめぐるマクロな経済状況による影響は、同一業種の似た業態の企業なら、おおむね同じような傾向を示します。
円安で儲かる業種は、為替レートが円安に傾けば一律で増益となります。
同じく原料の価格変動や、国際情勢、消費者動向、金利政策などによる影響も、おおよそ似た傾向を示します。
もちろん完全な連動などはあり得ませんから、多少なりともブレます。
一時的に割安になったり割高になったりするわけです。
このブレを是正する動きを利用して稼ごうというのが「サヤ取り」という投資法の基本原理です。
一時的に生じる相対的な割安・割高を狙って、その是正値幅を取るわけです。
今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。
【4208宇部興×6471日精工】+22,400円
相関が高く、売買シミュレーションの成績の良いペアです。サヤの動きが良く、短期で開閉を繰り返している、再現性の高いペアです。
【3048Bカメラ×6923スタンレー】+78,500円
サヤチャートからサヤの動きを読み取り、過去最大かい離でエントリーするのが基本です。サヤが収斂して利益確定です。
サヤの動きは、いまひとつですが、安全・確実に利益を積み上げております。
市場効率化の働きによって、更にサヤが収斂するのを期待したいと思います。