こんにちは、池田です。
私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
それでは早速ご覧ください。
目次
取引実績
以上が、5月12日~5月25日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。
期間 | 手仕舞い8ペア | 仕掛け中19ペア |
---|---|---|
20220512-20220525 | 182,000円 | 171,500円 |
さや取り達人では、サヤ取りに適した銘柄を、下記の条件で自動的に選択します。
1.毎日の取引量が一定以上あること
サヤ取りの発注は、“成り行き”注文です。
指値の場合、片方だけの約定(例えば、売りは約定・買いは未約定)になってしまい、両建てにならない可能性があるからです。
また、取引が少ない銘柄だと約定しない場合もあるため、取引の多い(5億円以上)銘柄を推奨いたします。
2.一定期間取引(例えば1年以上)があること。
サヤの推移をみるには、一定期間取引があることが必要です。
3.中位株以上であること
低位株や、値嵩株(ねがさかぶ)は除外した方が無難です。
4.信用取引規制銘柄でないこと
サヤ取りでは“信用売り”を使います。したがって信用取引にまつわる、保証金、返済期限、貸株料(品貸料)、逆日歩(ぎゃくひぶ)に関しての理解も必要になります。
信用取引はレバレッジを目的としたものではありません。この点を、ご留意いただき、信用余力を残した取引を心がけてください。
サヤ取りに適した銘柄が1000銘柄なら、その組み合わせは約50万ペアとなります。
この膨大な組み合わせから、サヤ取りに適した下記のようなペアを抽出し、リストを作ります。
1.2つの株価の変動が似ていること
まったく違う動きをする銘柄同士では、サヤが取れる機会も少なくなりますので、相関係数という統計関数を用いて、似た動きをするペアを見つけ出します。
相関係数は、2つのデータ列の間の類似性の度合いを示します。相関係数の変動範囲は+1.0~-1.0です。+1.0に近いほど相関が高くなり、相関係数が0.8以上のペアを抽出する事を推奨します。
2.サヤ変動にリズムがあること
サヤ取りで一番重要なのは、サヤの開閉に一定のリズムがあることです。
このリズムを利用し、サヤが開いたところで仕掛け、閉じたところで手仕舞いをして利益を得ます。
3.同業種のペア
旧手法では、同業種で銘柄ペアを作ります。それは同業種の方が相関関係が高いはずだからです。
しかし最初から業種では絞らず、すべての銘柄同士でペアを探します。
実は、異業種でも相関の高い銘柄が無数に存在します。
4.同程度の株価水準
旧手法では、株価の水準の同じ銘柄でペアを組みます。できるだけ多くのペアを見つけるために、株数で調整を行い、あえて株価水準は無視しています。
ペアの選び方
1.一定の安定したサヤの開閉があるペア
開閉状態を考慮して、勝ち数をつけています。したがって、勝ち数が高ければ、ある程度、安定したサヤの開閉があるはずです。
2.サヤの変動が極端に大きくないペア
変動があるというのは、大きく利益も取れるということなので、必ずしもマイナス要因とはいえませんが、サヤ取りを“安定した運用方法”として位置づけていますので、変動が少ないペアがお勧めです。
3.開閉周期が短いペア
開閉周期と開閉回数はほぼ連動しますので、開閉回数の多いペアをお勧めします。
4.直近に開閉があるペア
例えば、一年前の開閉と、1ヶ月前の開閉では1ヶ月前に動きがあった方が良いと思います。
サヤ取りは、通常の株取引とは売買判断の原理が根本的に違います。
他の投資法とは一線を画す、独自のロジックに基づいたサヤ取りで、安全・確実に資産を増やすことが可能です。
今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。
【3397トリドール×3688CARTA】+65,200円
世界が混沌としている中、日経平均株価は上下に振れて不安定な値動きが続いています。
サヤ取りは、どのような相場展開になろうとも継続できるシステムです。