こんにちは、鈴木優平です。
不動産投資は実際に儲かるのか、気になりますよね。
そこで今回は「ネットで出回っている不動産案件の実情」についてお話ししていきます。
私は今も、お客様の相談を受けておりまして、「不動産投資は本当にもうかるの?」と聞かれることがあります。
そこで私の回答としては、「不動産投資の利益を累積で考えて、いかに家賃を取れるかということが重要ですので、どれだけ長い年月で不動産を持っているかによって、儲かるかどうかの収益分岐も変わってきます」と、お伝えしています。
簡単に考えてみますと、例えば人生100年時代と考えて、60歳で不動産を持った場合、40年間、家賃を得られるわけですね。
家賃が年間100万円であれば、40年で合計4000万円の家賃収入があります。
100歳で亡くなってしまえば、もちろん家賃収入は自分の懐には入りませんから4000万円で終わりです。
しかし今は、若い方が不動産投資を始めることも非常に多いです。
30歳で不動産投資を始めれば、70年間も不動産の家賃収入を得られます。
年間100万円の家賃収入であれば7000万円の家賃収入が取れるわけです。
同じ物件を所有したとしても、実際に持っている年数によってもらえる家賃は違います。
買った物件が同じ値段の物件であれば、実際に支払う金額も同じになりますよね。
長い期間所有しているほど、儲かる確率はグンっと上がるのです。
目次
なぜネットにはネガティブな情報ばかりなのか
ただ、ネットでは「不動産投資はうまくいかない」とか、「不動産投資にだまされた」という情報もいろいろあります。
これには私も、不動産を紹介する際の説明もよくないのかなと思います。
実際に、「不動産投資は5年で売却したらすごく儲かりますよ」とか、「とても節税になるので多くの利益が出ますよ」とか、本当かウソか分からないお話も不動産投資の界隈では出てきます。
不動産投資は、家賃収入を累積で取ってこその投資なので、短期で利益を狙うというのは本質的にやっぱり合わないですね。
もちろんうまくいく可能性もありますが、実際に期待した利益が出るかどうかは分かりません。
利益が出ると説明されて、思うような利益が出なかったら、当然買ったオーナーさんは「失敗した……」とレッテルを貼ってしまうでしょう。
節税もずっと続いて、税金の還付があるようなものはなかなかありません。
不動産会社が「ずっと節税が続きますよ」という説明をしてしまうと、節税が続かなくなってしまったときに「聞いていた話と違うじゃないか。失敗した」と思われて、嘘つきのレッテルを貼られてしまうこともあります。
ネットというのは当然、ネガティブな情報が非常に多いものですので、ネガティブ情報をちゃんと理解したうえで、なぜネガティブなことを言っているのか本質を見てほしいと思います。
資産運用を成功させるための心得とは?
失敗したというのは、人それぞれの「解釈の違い」で感じるものです。
逆にいえば私が見てきたお客様だと、不動産投資で、老後に家賃収入を得て、年金だけでは足りないところにプラス20万円の収入が手に入って、生活が非常に助かったという方も多くいらっしゃいます。
実際にその方が亡くなってしまったとしたら、不動産投資に付いている保険、団体信用生命保険で、残されたご家族に合計5~6000万円の資産がご家族に残ります。
その資産に加え、次の生活というのを不動産の家賃収入でしている方々も正直に見ているんです。
そういった方々を見ていると、正直ネットには「私はこういうふうに生活していますよ」となかなか書かないので、ネガティブな情報は参考のひとつにしていただいて、なんでネガティブ情報としてあげられているのか、ちゃんとご自身で考える必要性があります。
投資でいえば、不動産投資や株、投資信託、FXでも日本人の大半は、上手くいってないと思います。
ただそれがすべて、投資でうまくいかないという解釈はしてほしくありません。
投資というのは日本人にとってあまり馴染みがなく、抵抗があるものかもしれませんが、世界の先進国は当たり前に投資を行っています。
投資で生活を豊かにしている人たちが、欧米にはたくさんいます。
欧米を見習い、日本も投資を行う習慣を身につける必要があると思います。
セオリーを守って運用していれば、莫大な資産を形成することができるのはやっぱり投資です。
それでうまくいっている人も当然います。
そこでひとつだけアドバイスをすれば、投資というのは短期で利益を求めるものではなく、長期でかつ分散しながら積み立てていくことが大事ということ。
投資というのは長期で安定してきますから、1ヶ月とか1年で見る投資ではなくてちゃんと長期で10年~30年で考えた長期分散の積立をしていくことが重要です。
そうすることで投資は、非常に安定した利益が出てきますので、必ず長期でセオリーを守っていただけると失敗することは、出にくくなると思います。
こういった情報を知らない日本人のリテラシーが低いことで、ネット情報がネガティブになっている気がします。
つまり、他のコラムで申し上げたように、本当にうまくいっている方も当然いらっしゃるので、そういった方を見つけて、しっかりと話を聞くことがあなたにとって資産運用の成功のポイントになるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。