不動産の売買がカンタンに!ニュージーランドで進む〇〇化|一色良子のニュージーランド移住日記

こんにちは、一色良子です。

今日は私が住んでいるニュージーランドのここ最近の様子をお伝えしていきます。

前回の更新ではロックダウンが起きたニュージーランドの都市、オークランドの様子をお伝えしました。

それから約1ヶ月どのような変化があったのか、ぜひ前回の記事と併わせてご覧ください。

コロナ禍でも手堅く儲かっている投資とは!?|一色良子のニュージーランド移住日記

ニュージランド民の驚きの価値観


南半球にあるニュージーランドの3月は、夏から秋へと移り変わる季節ですが、ロックダウンが開始されたり、解除されたりと忙しい1ヶ月でした。

そんな中オークランドでは、ヨットの世界的レース「アメリカンズカップ」が開催されました。

ロックダウンの影響もありレースの中止もありましたが、昨年の覇者であるイタリアチームを制して、ニュージーランドチームが優勝。

コロナも吹き飛ぶぐらい、ニュージーランド全体をおおいに沸かせて大会は幕を閉じました。

日本に住んでいる方は驚かれるかもしれませんが、この「アメリカンズカップ」はニュージーランド全体が祭り一色になるビッグイベント。

以前、不動産の内覧を予約していたお客様から「申し訳ない、今夜は大事なレースがあるので、今日の内覧予約をキャンセルしてくれるかな。悪いね。」と当日のドタキャンがあり、私も驚きました。

仕事よりも余暇を楽しみ、家族第一のニュージーランド民にとって、内覧よりも「アメリカンズカップ」の方が大事なようです。

ニュージーランドで進む〇〇化


4月1日といえば、日本では新生活や新学期のスタートの時期ですが、ニュージーランドではちょっと違うようです。

4月2日~5日はキリストの復活を祝うイースター休暇のため、この期間前後は最後の夏(サマータイム期間)を満喫しようと休みをとって家族との時間を過ごす方が多いため、4月の中旬頃から本格的な仕事が始まります。

そんなのんびりしたニュージーランド民ですが、4月は新ビジネスの開始時期ということで、日本と同じく新たなことを始める人は多いようです。

私も3月末ギリギリまでオークションで不動産売買に明け暮れていましたが、4月に入って今年のビジネスプランを立てる時期になりました。

毎年、前年度を振り返って新年度のビジネスプランを立てるのですが、昨年の課題はZOOMを使った会議やセミナーの開催に上手く対応しきれなかったことでした。

なので、今年の目標の1つにメディアの使い方を学んで、いつでも物件の情報を見られる環境を作りたいと考えています。

日本では弁護士や銀行、保険会社とのやり取りにメールが使えず、書類やハンコの現物提出が必須なので、なかなか事が進まずじれったい思いをしました。

一方ニュージーランドでは、家の売買契約書もメールで交換ができます

さすがに身分証明をする書類に関しては実物の提出が必要ですが、基本的にはメールに書類を添付してやり取りするだけで全て完結できます。

ペーパーレスや電子化が進んでいるおかげで、コロナやロックダウンの中でも不動産売買が成立していました。

電子化の影響はこれだけではありません。

これまでは会社に行ってオフィスで仕事することが当たり前となっていましたが、スマホがあればZOOMや様々な通信サービスを使って仕事ができるようになり、自宅がすっかりオフィス兼仕事場となっています。

一昔前まではFAXを使った紙面でのやり取りもありましたが、もう使われなくなって我が家では解約しましたし、そろそろ固定電話も解約しようか検討中です。

最近の若い人たちは固定電話すら契約せずに、スマホとインターネット回線さえあれば大丈夫という方も多いみたいですね。

このまま時代が進化していったら、そのうち電話すらもいらない時代が来るかもしれません。

さらに注目なのが、キャッシュレス化です。

ニュージーランドではキャッシュレス化が進んでおり、カフェなどの飲食店の注文は画面をタッチして電子決済が当たり前。

さらにニュージーランド独自のEFTPOS(エフトポス)というカードを使えば、銀行口座から引き落とし決済が可能。

さらに200ドルまでは暗証番号の入力もいらないので、ほとんど現金を持ち歩く必要がないんですね。

昔は海外に行くたびにトラベラーズチェックという旅行者向けの小切手を持っていましたが、クレジットカードが出てきた時のあまりにも便利さに衝撃を受けことを覚えています。

私が知る限りニュージーランドでは30年前からすでにキャッシュレスが国民に浸透していて、かなり時代を先取りしていると感じています。

話が逸れましたが、新年度は時代の流れや世界に目を向けて、自国と他国の違いを知ってどんどん新しい価値観や考え方を取り入れて、新たな道を切り開きたいと思っています。

例えば日本では全国津々浦々に鉄道が通っていますが、車生活のニュージーランドでは鉄道文化があまり浸透していません。

ただ最近、人口の増加と道路の混み合いから、鉄道文化の利便性を取り入れようと国内で話が上がっています。

ぜひあなたも新年度を機に、視野を広げて新たな価値観や文化を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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