こんにちは、一色良子です。
まずは、オークランドの近況をご紹介します。
オークランドでは、コロナウイルスの警戒レベルが2.5という数値で、条件付きの営業が可能となっています。
具体的には飲食店、スポーツジム系は、コロナ前のように利益が出ていないと思いますが、何とか人数制限つきで営業ができていて、街は活気があるように見えます。
コロナ感染者数も10名以下ですが、毎日新規感染者が出ているため、9月21日(月)までレベル2.5を延長することとなり、来週の月曜日に再検討すると報道されています。
また南島は9月22日(火)以降、レベル1に移行予定です。
日本の様子を拝見していますと、ニュージーランドとほぼ同等な生活レベルのようですが、オークランドでは、公共交通機関利用時はマスクを付けないと罰金制など、規制が少し厳しい印象です。
目次
移住するためのビザを獲得するには
さて、移住日記の続きですが。。。
前回は、オークランドに移住して起業、物価の差益をうまく利用して生活する、というお話をしましたが、
今回は具体的な移住方法についてご紹介したいと思います。
みなさんご存知かと思いますが、1年間働きながら学校に行ったり、観光したりと、その国で生活が体験できる、”ワーキングホリデー制度”という長期ビザ取得のチャンスがあります。
ちなみにこの制度が施行されている国は26ヵ国あり、その大半が受入れ人数を制限しているんですが、ニュージーランドは無制限で受け入れてくれます。
また年齢制限もありますが、興味がある国を選び条件を満たせば、およそ10年ほど海外に住むことも可能です。
ニュージーランドは年齢規制が他の国よりも高く、30歳まで申請ができるので、いろんな国を周って最後に訪れるということも選択もできます。
ただ、多くのワーキングホリデー体験者の経験談を聞きますと、まずアメリカやカナダを訪れ、次に治安のよいオセアニア(オーストラリア・ニュージーランド)に来るという流れが多いようです。
その中で多くの方が、気に入った国でワークビザをサポートしてくれる企業で働き続けて、そのまま結婚、永住権を取って、子育てをしながらこの地で永住するという人生を歩まれているそうです。
海外移住して働くならニュージーランドがオススメ
特にニュージーランドは起業のチャンスがあり、ワーキングホリデー中に雇用されたビジネスオーナーからサポートをしてもらってワークビザを取得し、長年勤務できるチャンスを得ています。
飲食店で勤務する人は、のれんわけしてもらい2号店、3号店と、独立して店の経営にチャレンジしている方がいます。
また、ビザ取得のために、全く異なる業種のワークビザをサポートしてくれる会社で3年、5年と経験を積んで、その後自分が目標とする業種で再チャレンジする方もいるそうです。
もし、今この記事を読んでいただいている方で建築業界に携わっている方は、不動産売買の盛んなニュージーランドをオススメします。
建築業界だと技術を持っている人はビザが取れやすく、かつ雇用のチャンスも多いそうです。
大工系、ペンキ、水道配管関係・・・あとほかにも、IT関係に強い方は雇用のチャンス大ありです。
働く=ビザが必要になってくるので、30歳までの方ならこのワーキングホリデー制度を利用し、海外で経験を積みながら興味を持った国や自分の技術を生かせる国を選び、チャレンジしていくのも一つの選択肢として良いでしょう。
その中でもニュージーランドは、チャンスが多い国だと思うので特にオススメです。
ワーキングホリデイ制度を使って広げる選択肢
例えば、高校または大学を卒業後、日本で社会人となり、どこかの会社で経験を積んで、25歳でワーキングホリデ―制度を活かして、30歳くらいまで世界を旅する。
その中で最低限の生活費を稼ぎながら英語力を身につけ、日本に戻ってその経験を活かせる職に就く。
そんな選択もできますね。
大企業就職だと新卒が必須など、いくつか条件があるのでチャレンジが難しいかもしれませんが、その時は海外大学への留学を経験して、その中でバイトをこなし、海外の就職活動を経験することもできます。
大企業就職にこだわらず、ゆくゆくは独立や起業をしたいとお考えであれば、ぜひワーキングホリデー制度を利用して海外で経験を積んで、いろんな要素を吸収し、日本でチャレンジしていただければ、国際的活動ができるのではと思います。
一方、年齢的にもうワーキングホリデーは該当しないが、今の社会体制に疑問を持ち、何かチャレンジしたい。・・・とムズムズしている方にも朗報です。
特にある程度の預金を持ち、起業を計画している方は、長期休暇で1週間、可能であれば2週間くらい、オークランドへ下見に来たり、思い切って会社を辞め、チャレンジしたいタイミングであれば一度来てみたりすることをオススメします。
何か特別な技術、セールスアピールができるものを持っている方であれば、こちらの日系または現地企業への面接を試み、就職活動にチャレンジすることもできます。
まさに私は後者の例で、35歳でオークランドにやってきました。
当時と今では条件が若干異なりますが、基本は自分ができることを自力で行い、チャンスをつかむ。
この実行力があるかないかで、道が分かれます。
オークランドでの実際の暮らし
ここでオークランドの生活費の一例を紹介します。
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・フラット=週200ドル 光熱費=週50ドル(携帯電話・電気・水道など平均)
・食費=1週間の食材約200ドル(3食自炊:贅沢度によって前後)
・中古車の購入=3000ドル(贅沢度によって前後) ガソリン代=週100ドル
・バス交通公共利用=週50ドル(住むところによって前後)
これらを合算して最低限の生活費は月約2000ドル(14万円)必要になります。
住居は安いところを探して、食費も節約、飲食店に勤務してまかない付で働けば食費が浮きます。
また一人ではなく、パートナー(男女間もあれば、ビジネスパートナー)と二人で進出するなど計画されると住居がシェアできます。
日本に住みながら現地の会社に連絡して、就職面談アポなどを取る方法もありますが、やはり現地に自ら足を踏み、空気を吸い、街並みを散策し、ご自身のできる分野にチャレンジしていく。
運良く望む職につければ運が良いですが、全く異なる分野でも入りやすければ、それでビザを確保し、その後自分の求める分野で結果を出していく。
リモートワークで可能な方であれば、東京を離れてオークランドや地方都市に住み、ビザが必要でない3か月以内であれば自由に行き来できるので、最初はそんな形でチャレンジしていくのも良いかと思います。
全てはコロナが収束して開港となってからのお話ですが、今から検討や準備をして、来年のチャンスを待ちましょう!
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