皆さん、こんにちは。
お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラムです。
今回は不動産投資と株式投資の違いについて、お話ししていきます。
まず、最初に2つの大きな違いをあげるとしたら、投資する資本が他人資本か自己資本かという点です。
他人資本というのは、借入金など外部から調達した資金のことで、不動産投資はこの他人資本が使える数少ない投資のため、ほとんどの方が利用しています。
逆に株式投資では自己資本という、返済の必要がない資金での投資が基本的になっています。
目次
長期運用と短期運用による違い
次にお話するのは、投資の運用期間による違いです。
まず不動産投資は短期ではなく、あくまでも長期的に運用していくので、利回りは低くなります。
例えば、都内のワンルームで投資をするとしても、利回りは10%や20%もなく、銀行から低利で借りたお金でコツコツ長い年月をかけて投資をしていく必要があります。
つまり、低い利回りでも長期的にしっかりした資産を作っていくということが、不動産投資の特徴なのです。
一方で株式投資は、短期で運用をしている方が非常に多いです。
株式投資というのは短期の投資でも、100万円が10倍や20倍といった倍率により、資産が1000万円、2000万円といった金額になる可能性を秘めています。
しかし、当然その分、資産がゼロになってしまうリスクもあるので、株式投資の本質は短期のハイリスク・ハイリターンだと言えるでしょう。
例外としてソフトバンクの社長である孫さんや、世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェットさんなど、株式投資を長期で行いながらも、資産を増やし続けている方もいらっしゃるので、バランスを上手く保って投資していくことも必要なのだと思います。
不動産投資と株式投資のバランスを保つコツ
不動産投資と株式投資のバランスを上手く保つために、私がおすすめすること。
それは、資金管理のなかのリスクヘッジとして、不動産投資でしっかり長期的な不労所得を形成しながら、余剰資金で株式投資を行い、更に自己資金を増やす投資をしていくことです。
さらに、余裕があれば長期で株式投資を行うことも視野に入れることや、10年後、20年後に新しい世の中を作ると思う会社があれば、そういった会社に中期長期的に投資していくやり方も、おすすめしたいと思います。
また、不動産投資と株式投資では、それぞれ他にも色々な特徴があるので、バランスを保った投資をしていかなければいけません。
例えば、不動産投資は自身が何か手を加えて管理する手間はありませんので、値段が上がったり下がったりするようなリスクもありません。
なので、不動産投資はあまり面白い投資ではないですが、精神的には負担の少ない点はメリットです。
それに対して株式投資では日々、株価が変動していくので、「株価が下がった時に売るのか、追加で買うのか」といった判断を迫られる場面が非常に多いです。
日々の中で株価が気になってしまう方には、精神的にあまりおすすめできないですし、実際にそれが理由で株式投資をやめられた方もいらっしゃいます。
つまり、自分が投資をしていて、精神的にどのような影響を受けるのか?という部分も投資を始める際には、考える必要があるといえるでしょう。
資産形成を考えた不動産投資と株式投資の選び方
株式投資の面白みというのは、やはり一気に値段が跳ね上がるところです。
株式投資をやられている方で、今年の3月にコロナによって株価が下がった時に株を買った方は、恐らくほとんどの方が利益を出しているでしょう。
このタイミングで利益を得る場合は短期で売却して利確することになります。
しかし、今後の将来的な経済不安を考えれば、その決断をするか否かという部分が株式投資の難しい部分でもあります。
逆に不動産投資はプロに任せる投資なので、自身がリスクを取ってもハイレバレッジになることはありません。
なので、リスクを取ってでもハイリターンを狙いたい方は、株式投資を選択する方がいいかと思います。
結論としましては、不動産投資と株式投資はどちらも一長一短あるので、目先ではなく10年20年30年と、長期に渡った自身の生活設計において、2つの投資のバランスを自分の資産形成の考え方に上手に盛り込みながら、投資していただくのが良いかと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。