皆さん、こんにちは。
お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラムです。
今回は物件の現地調査時に、プロの私が見ている重要ポイントについてお話ししていきたいと思います。
皆さんは物件を紹介してもらう際に、その物件の資料を1~2枚ほど見て、検討されることが多いと思います。
今回は、いわばその前段階の部分についてお話ししていきます。
つまり、お客さんへ物件を紹介する前に、仕入れをしている会社や業者はその物件の下見に行くわけですが、そこでプロは何を重点的に見ているかということですね。
プロが現地でチェックする”物件の重要ポイント”とは
基本的に素人の方が物件を見に行くと、周りにコンビニやスーパーがあるかなどをチェックされることが多いですよね。
ただ、それは実際に見に行かなくても地図を見れば分かることなので、基本的に見るべきなのは”物件の管理状態”です。。
物件は一度購入したら30~40年という長い期間に渡って保有することがほとんどなので、例えば外壁を見たときに表向きはタイルが貼ってあって頑丈そうでも、実は見えないところでコンクリートがむき出しになっている、なんて事態は避けたいところでしょう。
もちろん、コンクリートむき出しだと見た目はかっこいいですし、オシャレに見えますが、風や雨にさらされていくと早く劣化してしまいます。
物件の状態がどうしても悪くなってしまうので、メンテナンスのことを考慮した場合、雨風が防げるタイルが貼ってあるほうが優れていると言えるわけです。
とはいえ、外観が綺麗なほうがお客さんにも喜んで入居していただけるので、見た目と機能性のバランスも実際に見て確認します。
あとは、駐輪場の状態も見ます。
駐輪場は入居者さんにとって使いやすい場所にあるのか、セキュリティが保たれているのか、きれいに自転車は止められているかなど、総合的に見ていくと管理がしっかり行き届いているかが分かります。
極端な例かもしれませんが、使われていない自転車が山積みにされていたりすると、住みたいと思う人も少ないでしょう。
自転車置き場の状態を確認すると、その管理会社の質も見えてくるわけです。
ほかにも、植栽は雑草がない状態をキープできているか、ゴミ置き場以外の場所にゴミが散らばっていないか、掲示板にある広告や注意喚起の紙がずっと前に貼ったきりになっていないかなども確認します。
中でも、掲示板はネガティブな情報が告知されていないかを確認することで、その物件がソフト面でもしっかりしているかを知ることができます。
そういった様々なポイントを確認して、しっかり及第点、合格点がつけられた物件をお客さんに紹介させていただきます。
皆さんも資料を見ていいなと思った物件があって、現地へ見に行った際には、今回お伝えしたポイントを確認してみてください。
同じエリアに建っている物件でも細かい部分までプロの視点で見ると、違いがあると分かっていただけると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。