資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|後編

池田和弘

こんにちは、アセットキューブスタッフの山田です。

今回はアセットキューブで講師を務めていただいている池田さんへのインタビュー後編になります。

前編の記事から引き続き、資産運用のプロフェッショナルである池田さんの経験や考え方を深堀りしながら、本物の収入の仕組みや、お金を稼ぐために必要な2つの心得についてお聞きしました。

資産運用初心者に伝えたい本物の収入の仕組み

山田:
それでは、池田さんの資産運用についての考えをお聞きしていきたいのですが、今年に入り、働き方改革や、最近のコロナショックと呼ばれる事態を受けて、多くの方が資産運用を始めたい、本業のお給料以外の収入を作りたいと考えるようになってきていると思います。

そういう方に向けて、自身の経験も豊富で、資産関係の悩みを数多く解決してきた池田さんが思う、はじめに取り組んでおくべきことや、プロの考えがあれば、ぜひお聞きかせいただけないでしょうか?

池田:
収入は大きく分けて3つあります。

  1. 本業の給与から得られる「労働収入」
  2. 副業やトレードなど、本業とは別で動いた形でもらえれる対価の「事業収入」
  3. お金や他の人に働いてもらって勝手にお金が入ってくる「投資収入」

この中で最強の収入が「労働収入」ということを、多くの方が分かっていないので、皆さん継続できていないんだと思います。

投資もそうですし、副業もそうなんですけど、本業超えるなんて事は難しいですし、もっと言うと本業がまず1番効率が良いんです!

特に副業で考えたら、よく、「これだけ副業をやったのに、これだけしか稼げなかった」みたいことを耳にします。

実は、事業収入や投資収入が増える日は必ず来るんですが、この増える日が来る前に継続できない方が「投資なんてろくでもない!副業なんて!転売なんて!」みたいな話になるんです。

それは当たり前のことなんです。

1日2時間~5時間やってもこれしか稼げず、「時給換算したら200円位しかなかった」みたいなことを言う人もいらっしゃいますが、本業が月20万円だとすると、時給は1000円以上はありますよね。

山田:
そうですよね。一定水準もらえますよね。

池田:
これから資産形成をしたいと思う方の場合、投資に関しては失敗もつきものですし、ある程度知識がないと変なものに騙されてしまうこともあります。

でも、それが当然だと思った方が良くて、初心者の方がやるべき事は資金をなるべく作るために労働を頑張って、まずは種銭を作っていき、ひたすらちゃんとした知識を学びながらやっていくことです。

せっかくこの記事を見ていらっしゃるので、無駄じゃない動きをするためにしっかりと学んでいって、無駄な投資(詐欺案件)に引っかからない、手を出さないようにしてください。

山田:
ありがとうございます!

基本的な収入の捉え方について、とても勉強になりました。

まずは労働収入を軸にして、事業収入と副業収入を増やしていくことに取り組むのが、最も効率よく収入の柱を形成していけるのですね。

収入について、まずは基礎を学んでいただけるお話でした!

皆さん勉強したいとか知識をつけることが大切だということを、改めて理解されたはずです。

ただ、どうしても投資や資産運用の情報があふれていて、勉強をするのが難しいと感じ、一歩を踏み出せない方も多いと思うんですよね。

そのため、池田さんなりのお勧めの勉強方法があれば教えて欲しいです!

池田:
なるほど・・・・。

そうですね・・・、そこに答えはないと思います。

なぜかというと、十人十色じゃないんですけど、その人によって違うと思うんですよ。

ただ1つ共通していることがあるとするならば、おそらく何事もやらなければ進まないということ。これは間違いないと思っています。

投資が必要って言われてきた世代は、今のちょうど社会に出てくる20代ぐらいの層が増えるので、この時代には資産運用や副業などで、自分で稼ぐのが普通必要であると思うんですけど、今は教育的にはどっちかと言うと、「資産運用なんてほんとにいるの?」「怖いんじゃないの?」や「副業なんてほんとにやっていいの?」とかを考える世代が多いと思うんですよね。

ただ凝り固まってしまっている日本はその部分で言うと、諸外国と比べて遅れをとっています。

なので、まずは凝り固まっているところを取るところからしないといけません。

あとは、ウォーレンバフェットさんやビルゲイツさんの考え方は「なるほど」と素直に受ければいいですし、当然彼らは強すぎるので、1つのナビゲーションとして知識を入れていくってのはアリです。

既成概念にとらわれずに、素直になり、新しいものに柔軟に行かないといけないんじゃないかなと思います。

もう一つ、いろいろ探究心を持って調べる・興味を持つということが大事ですよね。

投資も含めて世の中はすべてなんでも合理性があるんですよ。

この合理性を見極めて学んでいくのに素直さが必要になるんです。

これは仕事でも一緒だと思うんですけど、最初から拒否するのではなく、規制概念とかを取り払うことによって幅が広がるので、ぜひ覚えていただきたいです!

山田:
そうですよね。

いまの日本では、投資教育の普及はされていませんし、投資に対して良い印象を持っていない方もいらっしゃると思います。

ただ、そうではなく、これからは既成概念を捨てて世の中の様々な物事に興味を持つということは大事なんですね!

ありがとうございます。

では、最後にこの記事をご覧いただいている方々へ向けて、池田さんからメッセージをお願いいたします。

お金を稼ぐために必要な2つの心得

池田:
基本的に資産形成っていうのは=お金を稼ぐということなんですよ。

人生では、もちろんお金が全てではないと思います。

ただ、お金を稼いで増やすっていうのは、資本主義経済には重要なことで、お金を持っていないと受けられないサービスや見れない景色っていうのは残念ながら確かにあります。

実際にお金は無いよりある方がやれることも増えます。

例えば最近は先進国でも貧富の差が激しいっていう状況が起きています。

どんどんその差は拡大してると言われていますので、やっぱりお金がない人はお金を持っていない情報しか持っていないんです。

情報を得るために、いかに取りに行けるか、努力をできるかっていうのがまず1つ。

もう1つはその取りにいった情報を素直に学習していき、継続していくことが大事です!

そして、継続して学習していくことが、継続的に投資をし続けることにも繋がっていくのです!

投資をする中で多かれ少なかれ、必ずと言っていいほど失敗はぶち当たります。

その失敗をしたときに立ち直れる人と立ち直れない人がいます。

よく詐欺とかに引っかかって「老後の資金を失いました」という人もいるんですけど、この人は精神的にも折れてしまっていますし、資金的にも尽きてしまったと。

これは残念ながら分散機能を学んでこなかった。

もちろん詐欺師は悪いですけど、そこに騙されてしまった見抜けなかったその人にも責任はあると思っています。

そういったことがなくなる世の中になってくれればいいんですけど、非常事態が起きた時にも詐欺師が出てくる世の中なので、いかに自分の中で知識の選別と継続を行い分散することができるか、あとは折れない心と「絶対はないんだよ」ってことを言い聞かせること。

あと、行動を継続していくことです。

この2点さえやっていただければ、必ずその行きたい方向に道は開けますし最終ゴールにたどり着ける道があると思うので、継続して諦めずにやっていってくれたらなと思います。

山田: 
心に響く素敵なお話です。

3つの収入の仕組みを理解して、短期的ではなく長期的な視野で資産運用に取り組むことが重要なことだと理解できましたし、学生時代からビジネスに目を向けていた池田さんだからこそ気づくことができたお金の真実だと感じました。

池田さんがお話してくださった「素直さ」や「継続して行動すること」が、これから資産運用をはじめようと考えている方々にとっての基盤となり、成功を掴み取るキッカケになるはずです。

ひとりでも多くの方が夢を叶えるためにも、これからも富裕層になる知識や考え方をお聞きかせいただければと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、本日はありがとうございました。

池田和弘資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編