資産運用で人気の投資信託とは?知っておきたい特徴を解説!

資産運用における投資信託

経済の低迷によって、資産運用を始める人が増えてきています。

資産運用の種類は様々ですが、中でも投資信託は人気の資産運用の一つです。

ですが、知識がないまま投資信託を始めることで、マイナスになってしまうケースが多いのも事実です。

そこで当記事では、投資信託の特徴をわかりやすく解説しましたので、最後までご覧ください。

投資信託とはどういう物なのか?

投資信託とは

投資信託を簡単に説明すると、多くの人からお金を集めてそのお金を投資運用のプロが運用し、その利益を投資者に対して還元するというものです。

この投資信託のポイントは大きく分けて2つあります。

  • 少しのお金で投資できる
  • 手軽に分散投資できる

例えば、不動産に投資したいとなった場合、最低でも数百万~数千万単位のお金が必要となり、不動産取得のための作業が発生してきます。

また、株式投資の場合も単元という株式購入にあたってのルールがあり、何個かのセットからでないと購入できません。

大手企業の株式になると、その株価×単元(決められている株数)で購入金額が決まるのですが、A社の株価がその時点8000円で1単元が100株だとすると8000円×100で80万円の資金がミニマムで必要となります。

となると、気軽に手持ちの数万円という資金では株式の投資はハードルが高いですね。

しかし、このA社の1単元(80万円)を80人で購入できるとなるとどうでしょう。

80万円÷80人=10000円でA社の株主になれる訳です。

その後、このA社の株が上がり、利益が出たとするとその利益を80人で分配することにより、誰もが平等に利益を得ることができます。

要は、みんなでお金を出し合って、一人一人は少額でも沢山の株式を購入できますよ、という仕組みなのです。

上記のように、実際の投資信託は、特定のA社株だけを買うというのではなく、B社、C社とあらゆる株式を購入します。

そのためには何千万、何億という資金が必要となりますが、その資金を何千人、何万人という人から集めて、多数の会社の株式を購入するのです。

一人一人の資金は少なくても、多くの銘柄の株式を買う事により分散投資できるというメリットもあります。

投資信託は投資のプロが運用

では、次にこの多くの人から集めたお金を誰が運用するのか?という気になるポイントですが、これはファンドマネージャーという、いわゆる投資運用のプロが運用します。

お金を出した各個人が運用するわけではありません。

投資信託を運用するのはプロのファンドマネージャーで、投資者は運用しなくていいのです。

投資信託の基本の仕組みとしては、一人ではなかなか投資しにくい(理由は大きなお金がかかる、運用で利益を出す能力が無い)人でも集まって資金を出し合い、運用のプロに任せることによりお金を増やしてもらい、その利益を分配してもらうというものなのです。

投資信託の必要資金は?

では、投資ファンドは幾らくらいの投資金額からできるのか?

これは金融機関により差はあるのですが、100円、500円といった小額から購入することが可能です。

最近ではポイントカードに溜まったポイントや、買い物時のおつりから投資できる仕組みなども出来ており、かなりの小額から投資が可能になっています。

投資の対象も、上記では株式を例に挙げましたが、株式に関わらず不動産や、債券、金、国債など投資対象も沢山あり、一言で投資信託といっても多くの種類が存在します。

世の中にある投資対象となる商品の数だけ投資信託が存在すると考えても良いくらいです。

株式の投資信託といっても割と安定している大手企業から、リスクはあるが大きなリターンを狙えるベンチャー企業で構築されていたり、また業種別で構築されたAI系の会社の株式をメインにしているものから、バイオ系、環境系など多数存在します。

投資信託の投資対象は様々

一方で、大きなリターンは見込みにくいが、安全確実の要素が強い国債をメインにした投資信託などもあります。

また、投資信託では海外の企業への投資も可能です。

例えばアメリカ大手のアップル、アマゾン、フェイスブックなどに投資したい場合は、証券会社に外国の株式を売買するための口座を開設する必要があったり、ドル建てになるので為替の問題があったりして、手間が非常にかかるのですが、投資信託なら日本円のまま小額から投資ができるのです。

そして、投資運用の鉄則の一つである分散投資も投資信託は行っています。

投資信託は株式や債券、不動産投資信託(REIT)など様々な投資対象に投資をしています。

もちろん、投資対象の種類やその割合は投資信託によって異なりますが、複数の投資対象に投資を行うことにより、資産を分散させ(分散投資)リスクを軽減しています。

身近な所では新型コロナウイルスやリーマンショックで経験したように、世の中の資産は数十年に一度大暴落することもあります。このようなリスクに備えるためにも分散投資という考え方は非常に大切なのです。

投資信託の仕組み

では早速、投資信託をやってみよう、と考えても、やはり投資をするとなると気になってしまうのは信用リスクや透明性ですね。

いくら運用のプロとっても自分のお金を預けるのだから、「お金を預けた会社がもし破綻してしまったらどうなるのか?」「お金がどのように運用されているのだろうか?」を考えておくことも大切です。

投資信託の仕組みを詳しく説明しますと、投資信託は、「投資家」と「販売会社」「運用会社(信託投資会社)」「受託会社(信託銀行)」の3つの会社で構成されています。

  • 販売会社・・・主に証券会社や銀行などのことで、投資信託を投資家に販売する会社。
  • 運用会社(信託投資会社)・・・投資信託を作り、運用指示する会社のことです。投資信託の仕組みで中心的な存在。※重要な役割です。
  • 受託会社(信託銀行)・・・投資家から集めたお金をまとめて管理し、運用する会社。運用会社からの運用指示にしたがって運用を行う。

このように、投資信託は販売・運用・管理の3つのプロで成り立っています。

そのため販売会社と運用会社が破綻したとしても、管理のプロである受託会社(信託銀行)が財産を管理しているので投資家に損失が及ぶことはありません。

また、受託会社(信託銀行)は投資信託に関連する財産を、銀行自身の財産とは別に管理することが法律で義務づけられています。

そのため、受託会社が破綻したとしても、投資信託にその影響が及ばないようになっています。

透明性に関しても、取引価格である基準価額が毎日公表されており、資産価値や値動きがわかるようになっています。

また、決算ごとに監査法人などによる監査を受けているため、透明性も高いといえるでしょう。

投資信託(投信)にデメリットはないの?

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これまでご紹介してきたように、投資信託の特徴やメリットはご理解いただけたかと思いますが、デメリットにも目を向けてみましょう。

  • 手数料がかかる
  • こまめに売り買いができない
  • 途中で終了する可能性がある

投資信託のデメリット

手数料がかかる

普通の株を購入する場合は購入手数料、売りたいときの手数料というように売り買いの時の手数料しかかからないのですが、投資信託の場合は投資信託を持っている間にも手数料がかかってきます。

投資信託に集まったお金は組織で管理し、ファンドマネージャーが運用するのですが、それに付随するコストがかかってきます。そのコストが手数料となる訳です。

投資信託の手数料は、

  1. 買うとき(購入手数料)
  2. 持っている時(信託報酬)
  3. 売るとき(信託財産留保額)

の3つかかることを覚えておいてください。

※これらの手数料は投資信託により違いがあるので、よく注意して確認してください。

それぞれ数%の事が多いのですが、運用益と見比べた場合、かなりのコスト(利益を減らしてしまう要因)になる事も多いです。

こまめに売り買いができない

投資信託は一日に一回しか値が付かないので、一日に一回しか取引できないのです。

資産運用を長期型で考えている人にはデメリットにはならないのですが、株式投資や、FXトレードの様な、分、時間単位で何度も取引できる投資に比べると、売買にかかる時間は否めません。

投資信託が途中で終了する可能性がある

株式でも上場廃止になったりすることがあるように、投資信託だけの問題ではないのですが、投資信託の中には信託期間といって期間が決まっているものがありますが、無期限というものもあります。

これが突然終わってしまう事もあるのです。大きな理由の一つとしては人気が無くなり、投資者が資金を引き揚げ、運用資金が減ったからという場合が多いです。投資信託もいくらプロが運用してくれているとはいえ、100戦100勝ではありません。

このような投資信託の仕組みやメリット、デメリットを理解して、投資信託を選んでみて下さい。

投資信託がおすすめの人

投資信託の魅力と言えば、何と言っても、あなたの代わりにプロが資産を運用してくれることに他なりません。

初心者にとっては、これほど始めやすい投資も少ないですし、資産運用の入口としては有力候補の一つと言えるでしょう。

ただ、中・上級者になってくると、手数料や自由が制限される部分を考えて、ご自身で運用したいという人も多いです。

自分の投資スタイルに合わせて、使い分けることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

投資信託は、運用のプロに任せて質の高い投資ができる反面、手数料などのデメリットもありました。

大きな利益を狙うというより、堅実に増やしていく資産運用になりますので、特徴をしっかり把握してから投資信託を始めてみましょう!