今や私たちの生活に深く浸透しているのが、ポイントサービス。
買い物や何かのサービスを利用して受け取れるポイントを、有効活用している方も多いと思います。
そんな中で、いま注目を集めているのが、「ポイント投資」です。
お金ではなく、手に入れたポイントを使って投資ができるので、気軽に取り組みやすい新しい投資として、ポイント投資を始める方が増えています。
まだまだ新しいサービスなので、ポイント投資ができるところや使えるポイントの種類は限られていますが、これからの時代、メジャーな投資として広まる可能性は十分にあります。
そこで今回は、ポイント投資の基礎知識や、メリットとデメリットについて解説していきますね。
目次
ポイント投資には2つの種類がある
ポイント投資には、「ポイント投資型」と「ポイント運用型」の2種類があります。
それぞれに特徴があり、投資を始めるハードルも異なるので、まずはそこから説明していきますね。
ポイント投資型
ポイント投資型は、証券会社を通じて持っているポイントを現金化し、証券口座に資産を移した上で、株式や投資信託などを購入して運用します。
あくまでも、貯まっているポイントを現金化するので、まとまったポイントさえ持っていれば、無料で運用を始めることができるのです。
ただ、実際に金融商品を運用していくので、初期設定として証券口座の開設が必要ですし、売買するためには通常の取引と同じように手数料が発生します。
ポイント運用型
そして、ポイント運用型は、いま持っているポイントをさらに増やすために運用していくものです。
こちらはポイント投資型とは違い、ポイントを現金化せずにそのまま運用するのが特徴です。
そして具体的には、あらかじめ用意された運用コースの中から好きなものを選び、ポイントとして運用していくので、いわば投資の疑似体験ができるイメージですね。
ちなみにこちらは証券口座の開設も必要なく、ほとんどのサービスが手数料無料で、かなりお手軽に始めることができます。
ポイント投資のメリット
それでは次に、ポイント投資のメリットを解説していきます。
他の一般的な投資では考えられないような利点や、投資初心者の方にもうれしいものなど、ポイント投資ならではの魅力には見逃せないものも多いです。
ポイント投資のメリットは、大きく分けて3つあるので、順番に紹介していきますね。
ポイント投資のメリット1:お金を失う心配がない
まず一つ目のメリットは、自分のお金を失う心配がないことです。
「投資=損する可能性がある」というイメージがあると、なかなか投資にチャレンジできない方も多いでしょう。
しかし、ポイント投資なら買い物などで貯まったポイントだけで取り組めるので、投資でお金が減るリスクがありません。
また、ポイント投資は種類によって、数百円から始められるものもあるので、未経験の方でも気軽に安心して、投資を始められるのです。
ポイント投資のメリット2:ポイントが貯まりやすい環境が整っている
二つ目のメリットはそもそも、ポイント投資に必要な「ポイント」が貯まりやすい環境が、あらゆる場面で整っていることです。
今の時代、コンビニやスーパーでの買い物や、ネットショッピングでもすぐにポイントが貯まるようになっているので、ポイント投資の元手を簡単に確保できます。
普段、あなたが何気なくしている買い物が投資の元手につながるというのは、ポイント投資ならではのメリットです。
ポイント投資のメリット3:投資の経験や知識が得られる
三つ目のメリットは、投資の経験や知識をお手軽に得られることです。
もちろん、他の投資でも経験や知識は得られますが、ポイント投資は現金を使わずに始められるので、リスクを抑えつつ本格的なノウハウを得られるのは、大きなメリットですよね。
例えば、ポイント投資で投資信託にチャレンジすれば、投資信託はどういうもので、どんな流れで利益が発生するのかを、実際に体験しながら知ることができます。
さらに、もしポイント投資で投資信託に取り組んでみて、本格的に始めてみたいと思ったら、知識や経験がある状態で投資信託をスタートできるので、特に投資初心者の方には、ポイント投資からスタートするのがおすすめです。
その上、ポイント投資で株式を買い付けた場合、その所有数によっては配当金を受け取ったり、株主優待を受けられることもあるのです。
ポイント投資のデメリット
さて、ポイント投資にはメリットが多くありますが、逆にデメリットもあります。
これは一般的な他の投資と比べても、不利になってしまう点ですね。
そこで次は、ポイント投資のデメリットを2つ、紹介していきます。
ポイント投資のデメリット1:取扱商品が少ない
一つ目のデメリットは、ポイント投資で購入できる投資商品の種類が少ないことです。
というのも、ポイント投資は投資初心者の方でも気軽に取り組めるように、あらかじめ投資対象を絞っています。
そのため他の投資に比べると、投資対象の自由度が制限されてしまうので、「様々な種類から投資商品を選びたい」と考えている方にとっては、デメリットになってしまいます。
ただ、初めて投資に取り組む方にとっては、選べる投資商品が多すぎると、逆にどれにすればいいのか迷ってしまう可能性も高いので、投資対象を絞っていることはむしろメリットに感じる方もいるでしょう。
ポイント投資のデメリット2:通常よりコストが高くなることがある
二つ目のデメリットは、本来の金融資産を使った投資よりも、全体的なコストが高くなってしまう場合があることです。
特にポイント運用型は、市場価格に取引コストが最初から上乗せされている場合もあるので、注意する必要があります。
また、ポイント投資は少額で取引することが多いので、利益に対する手数料の割合が、どうしても高くなってしまうのです。
まとめ
今回の記事では、ポイント投資について解説してきました。
現金ではなく、ポイントを使って投資ができるという手軽さから、初めて投資にチャレンジする方には選ばれやすく、チャレンジのしがいもあると思います。
もしあなたも、これから投資に挑戦したいと少しでも思っていたら、ぜひ今回の記事を参考に、ポイント投資に取り組んでみてくださいね!