こんにちは、池田です。
私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
それでは早速ご覧ください。
目次
取引実績
以上が、6月12日~6月25日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。
期間 | 手仕舞い8ペア | 仕掛け中17ペア |
---|---|---|
20250612-20250625 | -10,300円 | +25,900円 |
ここ数日の中東情勢の変化により、
世界の市場は大きく振り回されています。
今後の相場展開を予測するのは極めて困難な時代になってきました。
株の取引には、現物取引と信用取引があります。
現物取引は、金銭を支払って株式を保有する通常の取引です。
安く買って、高く売り利益を得ます。
信用取引は、証券会社に担保を差し入れ、
金銭もしくは株式を借りて行う取引です。
メリットとしては、手元資金の3倍までの取引が可能です。
また、株式をもっていなくても売りから取引ができ、
株価下落時に利益を出すこともできます。
従来の一般的な投資は、政治や経済情勢、個々の銘柄の材料・指標などを分析し、
「値上がりしそうなら買う」、「値下がりしそうなら売る」というようなやり方です。
これを片張り投資と言い、
予想通りに相場が動けば利益になりますが逆方向に動いた時は、
損失になってしまいます。
これだけ見ると「勝つか負けるかの確率は50%」と思ってしまいそうですが、
これがなかなかそう上手くはいきません。
俗に、「株で勝てる個人投資家は、1割にも満たない」といいます。
一方、サヤ取りは、株価の動きがよく似た2銘柄の一時的な価格差(サヤ)を利用して
「買い」と「売り」を同時に仕掛け、利益を追求していく両張り投資です。
両張りをすることで、たとえば全体の相場が下がったときでも、
「買い」で持っている銘柄で損失を出していても、
「空売り」で持っている銘柄がそれ以上に下がれば、
「買い」の下落リスクを最小限にしながら、
「空売り」の利益を手にすることができるのです。
株価チャートを比較してみると、
長期にわたり非常によく似た値動きをする相関性の高い銘柄がいくつかあります。
サヤ取りを行う場合、この相関の高いペアを選ぶことが、
非常に重要になってきます。
しかし、似たような値動きをしていますが、
常に同じ比率で動いているわけではありません。
一時的に割安になったり、
割高になったりして2つの銘柄の価格差(サヤ)が
大きくなったり小さくなったりを繰り返しています。
そこで、2銘柄の間のサヤが広がった時に、
同時に割安な株を買い、割高な株を空売りします。
これを仕掛けと言います。
サヤが元の水準に戻った時に、同時に反対売買をして決済します。
これを手仕舞いと言います。サヤが縮小した分が利益になります。
サヤ取りによる利益は、株価連動のブレ、
つまり仕掛け時と手仕舞い時のサヤの差です。
損益=仕掛け時のサヤ(価格差)-手仕舞い時のサヤ(価格差)
もちろん何も考えずに仕掛ければ、
サヤ(価格差)がこの後広がるか縮まるか「運まかせ」です。
運まかせでは、資産形成はおぼつきません。
サヤ取りでは、仕掛ける前に銘柄ペアの値動き分析して、
これからサヤが縮まるのか広がるのか見極めることが重要なわけです。
つまり、サヤ取りでは、仕掛けの段階で、
どう手仕舞うか(手仕舞いのタイミング)も決まっています。
購入後の値動きを見ながらいつ売ろうかと考える通常の売買(片張り)とは、
理論的にも心理的にも全く異なる投資法です。
今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、
参考にして頂ければ幸いです。
【7270スバル×1662石油資源】+82,800円
ペア選定は、できるだけ相関係数が高く、
売買シミュレーションの成績(勝数)が良いペアを選んでください。
相関係数は、2銘柄の類以性の度合いを示します。
0.8以上で1に近いほど株価の連動性が高いと言えます。
勝ち数の多いペアは、サヤの開閉が頻繁にあり短期で利益を取りやすい 傾向にあります。
【9697カプコン×4751サイバーエージェント】+27,300円
サヤが短期で開閉している動きの良いペアを選んでください。
サヤ取りで一番重要なのは、サヤに一定のリズムがあることです。
サヤチャートの綺麗なペアを優先してください。