FXの通貨ペアの値動きは、3✕3の9パターンで分析

FX 値動き

外貨投資は、日本円だけの取引となる日本株や銀行預金と違い、2つの値動きを考えて投資することが必要です。FXの通貨ペアで、そのことを学んでおくと、外貨投資全般に役立つと思います。

FXの通貨ペアは、2つの組み合わせ

FXでの「通貨ペア」という言葉。これは、売買する通貨の組み合わせ。「米ドル/円」「ユーロ/円」のように、売買する通貨を並べて表示します。

  • 米ドル/円の買い=米ドルを買い、日本円を売る取引
  • 米ドル/円の売り=米ドルを売り、日本円を買う取引
  • ユーロ/円の買い=ユーロを買い、日本円を売る取引

米ドル/円は、米ドルを買って、日本円を売る。ユーロ/円は、ユーロを買って、日本円を売る。このように、2つの通貨を組み合わせて売買します。これを通貨ペアと言います。トヨタや日産といった日本株も「トヨタ/日本円」と考えることができますし、NYダウを米ドル建てで取引すれば、「NYダウ/米ドル」となりますので、FXに限らず、覚えておきたい概念です。

そして、投資で上達する上で、なぜこのことが大事かというテーマが本題。それは、2つの通貨それぞれに値動きの要因があるからです。

米ドル/円を例に取りましょう。

米ドル/円が上昇した場合、基本的に、3つのパターンを考えることができます。

  • ドルが上昇
  • 日本円が下落
  • 米ドル上昇&日本円下落

そうです。単純に米ドル/円が上昇したといっても、どんな材料(原因)で上昇したかをしっかりと確認する方が利益を得るために有利です。動いている理由は、何なのか。米ドル主体の動きなのか。それとも日本円なのかで、同じ上昇に見えても違いますからね。

もし、米ドルが下落したとしても、日本円も同じく下落すれば、結果的に、米ドル/円は動かないなんてことも生じます。

例:世界的な景気悪化。リスク回避を目的に、米ドルが買われる。ただ、同じく日本円も買われる。そのため、米ドル/円の動きは、小動き。しかし、豪ドル/円や英ポンド/円などは、激しく動く。なんてことがありえます。

米ドルと日本円の動き:9つのパターン例。

通貨ペア 9パターン

相場の値動きは、上昇(買い)、下落(売り)、中立(横ばい)と3つのパターンとして考えるのがセオリー。しかし、外貨投資やFXの場合、単純な上昇であっても、どのような要因で動いているのかを捉えるのが大事です。

それによって、トレンドの大きさも判断しやすくなります。上記の表を見てみましょう。パターン2の「米ドル買い・日本円売り」という動きが出た時、米ドル/円の上昇は、相乗効果で、大きくなる可能性があります。しかし、米ドルと日本円が両方とも買われているパターン1のような相場では、少々、上昇しても大した動きにならず、結果、横ばいで終わることもあります。

2つの通貨を見るといってもご安心ください

FXは、米ドル/円に限らず、2つの通貨の状況を見ておくことが大切になります。英ポンド/円であれば、英ポンドと日本円という具合にです。

難しそうと思ったそこのあなた。そんなに、心配することはありません。地球には時差があります。そのため、日本の朝から夕方にかけては、日本が経済活動している時間で米国はお休み。そのため、日本円の材料が多くでます。逆に、日本の夜は、米国が昼になるため、米ドルの材料が多く出てきます。

ということで、いつも、米ドル・日本円の材料が同時に出るわけではないということが分かれば百人力。事前にニュースや経済カレンダーを確認しておくことで、ある程度、リスクを減らすことができるというわけです。