皆さん、こんにちは。
お金のパーソナルトレーナー鈴木優平の不動産投資コラムです。
今回はちょっといつもと違う切り口で、不動産のお話をしていきましょう。
突然ですが、あなたは「引っ越しする、ベストタイミング」をご存知ですか?
実はこの事実を深堀りしていくと、不動産投資にも活きる情報が見えてくるんです。
知っていると知らないのでは、不要な支出を生み出してしまう可能性もあります。
また、まさに引っ越しを考えている方にとっても、かなり実用的なお話になるでしょう。
ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
賃貸不動産業界の繁忙期とは?
以前、公開した記事では、不動産を持っているオーナー側の視点をお伝えしました。
不動産オーナーの方は必見です。
まだご覧になっていない方は、こちらもあわせて見てみてください。
さて、そこで今回は不動産を「借りる側」のお話です。
まずは、引っ越しのシーズンについて考えてみましょう。
当然、引っ越しにも年間を通して人が集中するシーズン、つまり業界的には繁忙期となる時期が存在します。
これもまた、前回お話した内容ですね。
そうです、いわゆる繁忙期は1月から3月にかけてを指します。
この時期はやはり、大学への進学や就職による新しい生活の幕開けとなる季節ですからね。
それも都内への引っ越しともなれば、非常に多くの方が賃貸物件を探すことになります。
実際に総務省の人口台帳を見ると、次のようなデータがあります。
毎年、8万人から9万人
これだけの人が東京都内に、人口超過数としてきているんです。
さらに転出者を入れれば、引っ越しで動く人の数は10万人以上になる計算になります。
ちなみに、これは年間の数字です。
先ほどお伝えした「1月、2月、3月」の3ヶ月はどうかというと……。
3ヶ月の間に、全体の約8割
つまり、約6~8万人以上の方が、この時期に集中して引っ越しをしているんです。
そして好条件の物件ほど、早いもの勝ちで賃貸契約が決まっていきます。
そのため、オーナー側の視点でこの現象を見てみるとするなら、非常に高い競争率があるわけですから、家賃も必要以上に低く設定せずとも、部屋を埋めることができるというわけですね。
引っ越しの際に気をつけるべき “ ポイント ”
さて、もう少し「借りる側」の視点に立って、お話していきましょう。
ここまで確認してきたように高い競争率の中で、どのようにして好条件の物件を掴み取ればいいのでしょうか。ここで重要になるポイントは2つあります。
ポイント1:先に部屋を決めてしまう
実際に引っ越しが活発に行われる時期がわかっていれば、さらにその前に、引っ越しする部屋を決めてしまうのもひとつの手です。
これはいわゆる繁忙期を避けるということですが、単純ではあるもののやはり効果は大きいですね。
競争率も低いですし、家賃の高騰も避けられ、ご自身にとって高い条件を満たすものに巡り合える確率は非常に高いでしょう。
ただし、前倒しで引っ越しとなりますので、人によっては無駄な家賃を支払うことにもなりかねません。
そこで、次のポイントも重要です。
ポイント2:仲介業者との繋がりを作っておく
ある程度、住みたいエリアや条件をイメージできていれば、この方法はとても有効です。
2月、3月の段階で退去になるお部屋も当然多いわけなので、ピークのシーズン中であっても、優先的に話をもらえる確率が上がります。
要は、退去になるタイミングで一番に声をかけてもらえるようになる、ということです。
連絡先を交換していつでもコミュニケーションを取れる状況を確保できれば、引っ越し先が無くて路頭に迷うことも無くなるかもしれないのでオススメです。
いかに人口の多い東京といえども、10万人が引っ越しをしようとしても、10万部屋のワンルームが供給されるわけではありません。
実際、ワンルームの部屋は大体年間で6千戸程度しか毎年供給されていないようです。
ぜひ、自分が住みたい部屋を見つけるのであれば、今回お伝えしたポイントを参考にしてみてください。
また今回のように、り実際の住居に関わる人の動きなども理解していると、不動産投資に役立つことはたくさんあります。
今後も不動産にまつわる情報をお伝えしていきますので、ベース知識を蓄えて、あなたの投資に繋げていってもらえると嬉しいです。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。