《2022年度》株式投資で株主優待を得よう｜おすすめの銘柄10選

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株式投資を行ううえで絶対に押さえておきたい、株主優待。
株主に対して、企業が定期的に渡しているお礼のことです。

株主優待は、お礼といっても単なるおまけではありません。
手元に残る商品から体験型のサービスまで、さまざまなものが贈られます。

株主優待の内容を確認し、好みに合った品物が手に入るかどうか見定める方もいらっしゃるほどです。

それだけに、投資先を決めるときに、株主優待はひとつの指針になります。
ご自身が求めているもの、もらえたら嬉しいものを想像してみてください。

この記事では、具体的におすすめの銘柄を10個ご紹介していきます。
あわせて、事前に知っておきたい株主優待における注意点も2つお伝えしておきます。

どうぞ、最後までご覧くださいね。

事前に知っておきたい株主優待における2つの注意点

株主優待を受けるための条件は、ほとんどありません。
基本的には、株主優待を用意している企業の株式を持っていれば自動的に受けられます。

ただし、予定通りに株主優待を受けるためには、2点だけ注意が必要です。
具体的な銘柄を選ぶ前に、まず注意点を簡単に押さえておきましょう。

《注意点1》「権利確定日」に株主でなければならない

株主優待はいつでも手に入るわけではありません。
優待対象かどうかが決まる権利確定日という制度があるからです。

権利確定日までに株主になっていないと、株主優待を受けることはできません。

加えて、株式を買った直後は、企業から株主として認識されていない点にも注意が必要です。（株主名簿に未登録）
そのため、権利確定日に株式を買っても、株主優待の対象外となります。

ですから、権利確定日の2営業日前である、権利付最終日までに株を買っておきましょう。

反対に、権利確定日と権利付最終日の間にある権利落ち日以降に株式を売却しても、株主優待はそのまま受けられます。
企業から株主として認められなくなるタイミングについても、買ったときと同様にズレが生じるからです。

権利付最終日・権利落ち日・権利確定日を整理すると、以下のようになります。

なお、株主優待のために株式を購入する投資家は、権利付最終日に向かって増えていきます。
そのため、権利付最終日までは、株価はどんどん上昇していく傾向があります。

ところが、株主優待を受ける権利を獲得したら、すぐに株式を手放す投資家も少なくありません。
その結果、権利落ち日以降は、株価は一転して下降するケースが目立ちます。

《注意点2》株式の保有数・期間でも優待内容が変わる

同じ銘柄でも、株式の保有数によって得られる株主優待が異なる場合があります。
数量が多ければ多いほど、優待内容は豪華になっていくのが一般的です。

また、保有期間の長い株主を対象に、株主優待をグレードアップする企業も増えてきました。
個人株主が株式を手放さなくなるほど、株価は下がりにくくなるからです。

ちなみに、株価の安定や向上は、会社のイメージアップに繋がります。
株価アップは株主にとっても利益になりますから、株主と企業の双方にメリットがあるわけです。

株主優待にグレードがある銘柄は、株式の保有数・期間を確認しておきましょう。

性別・年齢不問な総合的におすすめの銘柄5選

株主優待としては、投資先の企業で使えるギフト券や割引券、商品の詰め合わせなどが用意されています。
誰がもらっても嬉しいものや、企業のファンに喜んでもらえる工夫を凝らしたものなどがあります。

ここでは、総合的におすすめの銘柄を5つ紹介します。
性別・年齢を問わず活用しやすい株主優待がもらえますので、ぜひ参考にしてください。

《総合的におすすめ①》イオン

イオンは株主優待として『オーナーズカード（株主優待カード）』を株主に贈っています。

オーナーズカードを提示して商品を購入すると、代金の一部がキャッシュバックされます。
キャッシュバックは半年ごとに受けられ、購入金額の合計に返金率をかけた分が返ってきます。

☆持ち株数によって変わる返金率

ただし、キャッシュバックの対象となる支払い方法は以下のみですので、ご注意ください。

また、オーナーズカードを所持していると、毎月20日と30日の「お客さま感謝デー」で5％の割引特典を受けることができます。

小売業がメインのイオンは、お客さまの声こそが経営の原点であると考えています。
その意識が、株主優待にも表れているといえるでしょう。

「日々の買い物で得をしたい」という方は、イオンの株式を購入してみることをおすすめします。

《総合的におすすめ②》日本マクドナルドホールディングス

日本マクドナルドホールディングスは、株主に『マクドナルドの優待食事券』を贈っています。

食事券とは、具体的にいうと商品引換券のこと。
バーガー類・サイドメニュー・ドリンクの商品引換券が6枚ずつで1冊になっています。

ファミリー層から若年層まで、どなたでも使いやすい優待内容といえるでしょう。

受け取れる冊数は、持ち株数によって以下のように異なります。

なお、株主優待を受けるには、毎年6月30日・12月31日の時点での株式を保有している必要があります。
優待の対象となっていれば、6月分の株主優待券は9月下旬に、12月分は翌年3月末に受け取れます。

《総合的におすすめ③》すかいらーくホールディングス

すかいらーくホールディングスは、和洋中と幅広いファミリーレストランを展開しています。
有名なところでは、ガストやバーミヤン、夢庵などが挙げられます。

株主には『株主様ご優待カード』を贈呈。
カードを使うと同グループでの食事が割引になるだけに、家族で利用する方には特におすすめです。

株主様ご優待カードの金額は、持ち株数によって変わります。

上表の金額は年間でもらえる合計額です。
実際には、半期ごとに同額のカードが配られます。

なお、カードは500円単位で使えます。
現金と引き換えられない点と、釣銭が戻ってこない点にはご注意ください。

また、有効期限は発送時点から約1年間です。
（3月発送分は翌年3月31日、9月発送分は翌年9月30日まで）

《総合的におすすめ④》オリエンタルランド

性別、年齢を問わず人気を誇る、東京ディズニーランドと東京ディズニーシー。

運営会社のオリエンタルランドでは、どちらの施設でも使える1デーパスポートを株主に対して配布しています。

しかも、持ち株数が多いほど株主用パスポートも増えていきます。

※パスポートは9月末と3月末に送付。有効期限は1年間で延長不可。

また、2022年10月以降、株主用パスポートの制度が変更されています。
9月までの抽選入園を取り止め、10月以降は日付指定による入園が可能になりました。

申し込み期間も広がり、入園希望日の前月1日10:00から20日23:59の間に申し込めるように変更。

ディズニーは、一年のうちに色々なイベントを行うことで有名です。
ただ、イベントに合わせて来園しようとすると、競争率も跳ね上がります。

それだけに、確実に見たいイベント、手に入れたいグッズがあるという方にとって、オリエンタルランドの株主優待は魅力的ですよね。

《総合的におすすめ⑤》KDDI

ネットワーク建設、情報通信エンジニアリング、金融事業など、多岐にわたるビジネスを展開しているKDDI。

KDDIの株主優待は、毎年3月になるとカタログギフト・体験型商品プラン・寄付から選べます。
幅広い種類を用意している点が魅力的で、カタログギフトの内容も充実しています。

☆カタログギフトの場合

上表の通り、株式の保有期間が5年以上になると、カタログギフトの内容が変わります。
もらえる優待品が大きく異なるだけに、KDDIの株式は長期保有をベースに考えたいところです。

また、体験型商品プランも、一度は行ってみたい憧れの場所から日頃使いたいサービスまで網羅されています。

特に体験型商品プランは、「自分ではなかなか実現できないけれど、機会があればやりたい」を叶えてくれます。
この点も、人気の理由といえるでしょう。

なお、カタログギフトの金額分を「キボウのカケハシ」という名称で寄付することも可能です。
寄付は、新型コロナウイルス対策や発展途上国への支援などに使われます。

自分の善意が社会貢献につながるのは、嬉しいことですよね。

特に女性におすすめの銘柄5選

女性向けの株主優待を打ち出している企業も見逃せません。
ブランドのファンなら喜ばしい内容に特化していることが多いからです。

なかでも、化粧品や健康食品を作っている企業がおすすめ。
そこで、特に女性におすすめの銘柄を5つご紹介していきます。

《女性におすすめ①》ポーラ・オルビスホールディングス

ポーラ・オルビスホールディングスは1929年に創業された歴史ある企業です。

株主に対しては、持ち株数と保有期間に応じて『株主優待ポイント』を進呈しています。
ポイントはカタログに載っているポーラの製品と引き換えることができます。

2021年を例に、株主優待の商品を具体的に見てみましょう。

スキンケアからヘアケアまで、豊富なラインナップが特徴的です。
しかも、上記は一例でしかありません。

また、進呈ポイントは保有年数と持ち株数によって以下のように変わります。

ちなみに、保有ポイントは翌年に繰り越し可能です。
欲しいアイテムを必要になったタイミングで取り寄せられます。

「今年はとっておいて、来年に高級ラインを取り寄せる」といった使い方も考えられますよね。
品質に優れた化粧品を楽しみながら選べるだけに、ポーラはおすすめの銘柄です。　

《女性におすすめ②》コーセー

コーセーは「コーセーを愛し支える人達のために」を経営理念として掲げています。

それだけに、コーセーの株主優待は、長期保有制度を採用している点が特徴的。
3年を区切りに、自社製品と持ち株を交換することができます。

雪肌精、コスメデコルテといった有名ラインが勢揃いしています。
なじみのあるアイテムから幅広く選べるのは嬉しいところ。

「ひとりひとりを大切に」
「独自の技術で最高の品質を」
「コーセーを世界に」

こういった、ハイクオリティーな製品を世界中に届けたいという考えには、好感が持てますよね。
考え方に共感できる方は、ぜひコーセーの株主になってみてはいかがでしょうか。

《女性におすすめ③》ワコールホールディングス

ワコールホールディングスは、商品券の贈呈と優待割引を行っています。

商品券の名称は『ワコールエッセンスチェック』。
持ち株数と保有年数によって、商品券の金額が変わります。

また、100株以上保有している株主が必要な手続きをすると、さらにお得に。
通販カタログやオフィシャルオンラインストアに掲載されている商品を、大幅割引で購入する権利が得られます。

ワコールは高級商品も数多く取りそろえています。
店頭で買えば高額なラインも、商品券や割引制度を使える株主になれば手に入れやすくなります。

「ワンランク上のラインに手を出したいけれど、なかなか踏み切れない」

そんなご経験がある方なら、特に嬉しくなってしまうかもしれません。

《女性におすすめ④》ファンケル

健康食品・美容製品などを幅広く取り扱うファンケルでは、株主優待カタログより自社製品を贈呈しています。

「無添加化粧品、健康食品・サプリメントで、美容も健康も両方ケアしていきたい」
そんな女性には、ファンケルが特にぴったりです。

持ち株数と商品例を具体的に確認してみましょう。

有名な青汁や、眼精疲労を軽減するサプリなど、健康に気を使いたい女性の味方になってくれるのが嬉しいところ。
洗顔やクレンジング、クリームなどのスキンケア商品を贈ってくれます。

《女性におすすめ⑤》ライオン

「今日を愛する。」を企業スローガンに掲げている日用品メーカー、ライオン。
人々の営む日々の暮らしを愛し、貢献するという意味が込められています。

そんなライオンは、株主優待として新製品を中心に自社製品を詰め合わせて1セット進呈しています。

対象となるのは、100株以上を保有している株主。
2022年3月分の製品セットの内容は、以下の通りです。

歯ブラシから台所用洗剤、洗濯用洗剤まで幅広くカバーしています。
日常的に使える、質の高い商品が選び抜かれていますね。

ライオンは商品づくりの際も、常に顧客目線に立つことを忘れていません。
商品のラインナップが充実していけば、株主優待の内容も変化する可能性があります。

まとめ

この記事では、株式投資の際に得られる株主優待についてご紹介いたしました。

株主優待を受けられる企業は数多くあります。
せっかく株式投資するのであれば、自分好みのギフトやサービスがもらえた方がいいですよね。

しっかりと株主優待の仕組みと内容をチェックして、一番お得な株式投資を実践していきましょう！

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