「これから株式投資を始めよう!」と思って、実際に口座開設について調べてみた方も多いと思います。
しかし、証券会社の数が多く、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで、今回の記事では、口座開設でおすすめの証券会社を3社紹介していきます。
あわせて、証券会社を選んだあとの口座の種類と、実際の口座開設の3STEPについても解説。
初心者の方でも、すぐに口座開設の準備をできるようになっています。
是非この記事の3つのポイントを参考に口座開設して、株式投資の第一歩を踏み出しましょう。
目次
1.株式投資の口座開設について
株式投資を行うには、まず証券会社で口座を開設する必要があります。
口座の開設自体は誰でも無料で行うことができます。
口座開設を行う際に、「どこの口座を開設したらよいのか」と悩む初心者の方は多いと思います。
そのような悩みを抱える初心者が口座を開設するにあたっては、証券会社の選び方を事前に知っておく必要があります。
証券会社を選ぶポイントを具体的に紹介すると、以下の3つが挙げられます。
- 売買手数料
- 商品・サービスの充実度
- NISA口座への対応
1つ目のポイントの売買手数料は、各証券会社で金額設定が異なります。
限られた資金で株式投資を始める初心者にとって、コストは何より重要でしょう。
証券会社によっては、設定した上限金額まで手数料が無料のところもあります。
2つ目のポイントは、商品・サービスの充実度です。
商品・サービスも各証券会社で、バラエティに富んでいます。
例えば、株式投資を数百円から始められる単元未満株の取引に対応している会社、成長が期待できる新規上場企業のIPO株を取り扱っている会社などがあります。
証券会社ごとに特徴が異なるので、併せてチェックしておくことをお勧めします。
最後のポイントは、NISA口座への対応です。
NISAとは、株式投資で生じた利益が非課税になる制度を指します。
投資を始めるなら、ぜひ積極的に利用したい仕組みです。
ただし、NISA口座を使う際の手数料や、対応できる商品、IPO株は、証券会社によって異なります。
NISA口座の開設時には、手数料、取扱商品、IPO実績の3つをチェックしましょう。
2.株の口座開設時におすすめの証券会社は3社
証券会社を見比べるポイントは、以下の3つです。
- 売買手数料
- 商品・サービスの充実度
- NISA口座への対応
以上3つを押さえた、おすすめの証券会社3社を、特徴と併せて紹介していきたいと思います。
①SBI証券:圧倒的総合力の高さでおすすめ
画像引用元:SBI証券
SBI証券の強みを一言で表すと、総合力の高さです。
まず、通常の株取引100万円まで売買手数料は、0円です。
1日100万円を超えると売買手数料が発生しますが、その金額も他の証券会社と比較して十分に安くなっています。
また、商品とサービスも充実しています。
商品は、日本株だけでなく、IPO株取扱数や、外国株も業界トップクラスです。
サービスにおいては、夜間取引(PTS取引)があります。
夜間取引は、夜にしか時間の取れない会社員の方や、本業がお忙しい方におすすめのサービスです。
さらに、SBI証券が対応している単元未満株取引は、投資資金は少ないが株式投資に挑戦してみたいという方には嬉しいサービスでしょう。
加えて、SBI証券におけるNISA口座は手数料が無料です。
NISA口座でも、米国、中国株などの海外株を豊富に取り扱っており、IPO実績も高めです。
他にも口座開設サポートデスクが土日も営業していて、分からないことが生じても心配いりません。
このようにSBI証券はあらゆる点においてレベルが高く、初心者には使いやすいネット証券なのでおすすめです。
②楽天証券:楽天ユーザーに特におすすめ
画像引用元:楽天証券
楽天証券も高いレベルでサービスやコストのバランスが取れています。
あらゆる取引が合計100万円までは、売買手数料が0円です。
さらに、商品・サービスの充実度が高めです。
楽天証券が提供している「マーケットスピード」などのトレードツールでは、スマホアプリから無料で日本経済新聞を読むことができます。
楽天証券も、NISA口座における手数料が無料で、海外株を含む取扱商品が多めです。
加えて、楽天グループに属する楽天証券ならではのメリットがあります。
それは、楽天カードや楽天市場などの楽天系列のサービスと併用することでメリットが多くある点です。
そのため、楽天ユーザーには特におすすめの証券会社といえます。
③松井証券:デイトレーダーの方に特におすすめ
松井証券は様々な独自の革新的サービスを展開する、老舗の証券会社です。
具体的には、デイトレーダーを初めとしたアクティブユーザー向けのサービスを豊富に用意しています。
加えて、資金がなくてもIPO株に申し込むことができたり、マネーサテライト動画で、日々のマーケット、投資の基礎情報が学ぶことができたりします。
独自のサービスが多いところが、松井証券のおすすめポイントです。
そのほかにも、1日50万円までは手数料がかかりません。
1日50万円まで売買手数料0円で取引できる点は、ユーザーにとってメリットです。
松井証券もNISA口座に対応していて、手数料は無料。
取扱商品が豊富であるのに加えて、投資信託の数も多めです。
独自のサービスが自分の投資スタイルに合っているという人は、松井証券での口座開設がおすすめです。
3.口座の種類はどれを選んだらよいか
今回紹介する口座の種類は、一般口座・特定口座・NISA口座の3つです。
それぞれの違いと、その中でおすすめについて紹介していきます。
一般口座と特定口座の違い
一般口座と特定口座の大きな違いは、確定申告の負担を軽くできるかどうかです。
一般口座で取引する場合、証券会社は確定申告に必要な報告書(年間取引報告書)を作成してくれません。
確定申告に必要な書類をすべて自分で作らなければならないうえに、申告自体も自分で行う必要があります。
手間も時間もかかるので、一般口座はお勧めしません。
一方、特定口座は、証券会社が報告書を作成してくれるので、確定申告の負担を軽くできます。
さらに、上場企業の株を網羅しているので、一般的な株式投資をするためには、特定口座がおすすめです。
特定口座における源泉徴収ありとなしの違い
特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。
どちらも証券会社が報告書を作成する点は共通していますが、確定申告を自分でするかしないかで異なります。
源泉徴収ありの場合は、税金が自動的に利益から引かれるので確定申告は不要です。
一方、源泉徴収なしの場合は、自分で納税額を計算して確定申告を行わなければなりません。
「源泉徴収なし」でも、利益(雑所得)が年間20万円以下であれば、申告、納税は不要です。
しかし、20万円を超える場合は、自分で確定申告をしなければならず、手間が増えます。
なので、一般的には「源泉徴収あり」を選択するのがおすすめです。
なお、特定口座は、取引年ごとに「源泉徴収あり・なし」を選択できます。
株式投資に慣れてきて、自分で納税などを管理したいと思ったときに変えることも一応可能です。
特定口座とNISA口座の違い
特定口座とNISA口座の大きな違いは、利益に対して課税されるかされないかの違いです。
NISA口座は課税されないので、確定申告の必要はなく、報告書も必要ありません。
ただし、一般NISAには年間120万円という上限があります。
さらに、NISA口座の非課税投資枠は、一度使用したら回復しません。
(翌年になれば、新たな年間120万円の枠が生じます)
株式を購入するときは、証券会社のNISA口座で取引できる、購入株を長期保有する予定である、といった判断ポイントと照らし合わせながら、NISA口座を使うか決めましょう。
なお、NISA口座だけを開設することはできません。
特定口座を開設するタイミングで、一緒にNISA口座も開くかどうかを選択します。
4.口座開設の3STEPとマイナンバーカードの準備
これまでおすすめの証券会社や、口座の種類について紹介してきました。
口座開設と聞くと、実際に店舗に行かなければならないとお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、今回紹介した証券会社はネット証券と呼ばれ、ネットで口座開設が可能です。
最後は実際の口座開設はどのような手順で、また、どのような書類が必要なのかについて説明していきます。
口座開設は、以下の3つの簡単なステップで完了することができます。
STEP1 | 証券会社のホームページで個人情報の入力 |
STEP2 | 運転免許証等の本人確認書類とマイナンバーの提出 |
STEP3 | 書類審査のお知らせ確認と入金で準備完了 |
一般的に、上記の3ステップで口座開設をすることができます。
しかし、口座開設の前に、あらかじめ顔写真付きのマイナンバーカードを発行して手元に置いておくことをおすすめします。
理由としては、顔写真付きマイナンバーカードを1枚準備することで、口座開設の手続きの負担を軽くすることができるからです。
なので、現在、マイナンバーカードが手元にない方は、口座開設の前に発行手続きを済ませておきましょう。
もしマイナンバー通知カードしか手元にない場合でも、あわせて運転免許証等の本人確認書類とアップロードすることで口座開設ができます。
なお、具体的な口座開設の流れは、それぞれの証券会社で異なる場合があります。
詳しくは各証券会社のホームページで、ご確認ください。
また、ネット証券でも口座開設のサポートデスクは設けられているので、電話番号でお問い合わせ可能です。
5.まとめ
この記事では、これから口座開設する方におすすめしたい証券会社と、口座開設のポイント、実際に口座開設の流れを説明してきました。
証券会社を選ぶポイントとして、以下の3つに注目することが重要です。
- 売買手数料
- 商品・サービスの充実度
- NISA口座への対応
以上の3つを軸に、自分に合ったサービスを取り扱っている証券会社を選ぶことで、より良い株式投資につながることでしょう。
また、3つのポイントを踏まえると、おすすめの証券会社としては、SBI証券・楽天証券・松井証券の3社が挙げられます。
下記のリンクを押すと、証券会社のおすすめ理由が再確認できます。
紹介した手順に従い、あなたも実際に口座開設をして株式投資を始めてみてください。
①SBI証券 | 圧倒的総合力の高さでおすすめ |
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②楽天証券 | 楽天ユーザーには特におすすめ |
③松井証券 | デイトレーダーの方に特におすすめ |