こんにちは、池田です。
私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
それでは早速ご覧ください。
目次
取引実績
以上が、10月22日~11月4日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。
期間 | 手仕舞い10ペア | 仕掛け中28ペア |
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20201022-20201104 | +29,700円 | +496,900円 |
「サヤ取り」は、値動きを「予想」する投資法ではありません。株価が上がるか下がるかには、全く頓着せずに、2つの銘柄の株価の差(サヤ)のみに着目します。
市場でどんなイベントがあっても気にしません。株価が下がっていても問題ありません。
重要なのは、2銘柄間の差額(サヤ)の動きだからです。あくまで『市場は効率的である』というマーケットの原理に則って、機械的に売買する投資法なのです。
どの銘柄が人気化するかは、どんなに理屈をこねまわしても、結局のところ(あいまいな)「予想」です。思惑が外れることも多いでしょう。
良い材料が出ても、いわゆる「材料出尽くし」で、株価は下がることが多いものです。
良い材料が出れば必ず株価が上がるという法則があれば、だれも損はしません。
一方「サヤ取り」では、株価を動かす「材料」そのものにもまったく無関心です。
一定以上の割安・割高が生じたら(サヤが開いたら)、それを是正するように仕掛けるだけです。
サヤの開閉は単純な数学的な問題ですから、コンピュータが計算して、完全に判別することが可能な事柄です。
極めて単純な投資法ですが、この方法が有効でかつ安全性が高いことは、数多くの億万長者を生み、今も多くの機関投資家たちの手で運用されていることからも分かります。
サヤ取りによる利益は、株価連動のブレ、つまり仕掛け時と手仕舞い時のサヤの差です。
損益=仕掛け時のサヤ(価格差)-手仕舞い時のサヤ(価格差)
「サヤ取り」での損益は、株価の上下ではなく2銘柄のサヤ(価格差)のブレ(=サヤの差)なわけです。
もちろん何も考えずに仕掛ければ、サヤ(価格差)がこの後広がるか縮まるか「運まかせ」です。
運まかせでは、資産形成はおぼつきません。「サヤ取り」では、仕掛ける前に銘柄ペアの値動きを分析して、これからサヤが縮まるのか広がるのか見極めることが重要なわけです。
つまり「サヤ取り」では、仕掛けの段階で「どう手仕舞うか(手仕舞いのタイミング)」も決まっています。
購入後の値動きを見ながらいつ売ろうかと考える通常の売買(片張り)とは、理論的にも心理的にも全く異なる投資法です。
今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。
【5332TOTO×4042東ソー】+33,500円
サヤチャートの綺麗なペアです。
一定のレンジ内で、周期的にサヤの開閉があり、短期でサヤが収斂しました。
【6701NEC×3281RGLP】+76,100円
サヤチャートからサヤの動きを読み取り、最大かい離水準を考慮して、仕掛けのタイミングを計ります。
市場は、米大統領選と欧米で猛威を振るう新型コロナの動向に注視していますが、相場環境に影響を受けないサヤ取りなら、安心して取り組むことが可能です。