こんにちは、池田です。
私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
それでは早速ご覧ください。
目次
取引実績
以上が、3月18日~3月31日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。
期間 | 手仕舞い13ペア | 仕掛け中21ペア |
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20210318-20210331 | +132,600円 | +140,000円 |
サヤ取りを始めたのは、将来の年金代わりになるようにと考えての事です。
我々の世代の年金支給はどの程度になるか見通しが利きません。そして、減少していくことは確かな事と思われるのです。
それであれば、豊かな生活環境を維持するには、何かで補填をして行かねばなりません。
しかしながら、銀行金利も低金利のままで、預金で安心できる状況でもありません。
他の金融商品を見ても大きな世の中の流れには逆らえず、その価値は大きく変動していたのです。
一攫千金とはいかないまでも銀行金利よりは何十倍もの利率にする事が可能ではないかといった考えです。
必ず儲かるという投資法は夢だとしても、勝ちを6、負けを4といった割合以上に出来れば投資のしかたによっては安定した収益を得る事は可能だと考えたのです。
従来の株式投資手法ではそれは難しく、市況分析や会社業績の調査を念入りに行った上で投資に踏み切っても、当たる時もあれば外れる時もありました。
そこで、どのような時期であっても似たような動きをする銘柄(相関性がある銘柄)をペアにして、売りと買いを同時に両建てする事に着目したのです。(信用取引という制度があったから実現できた)
2銘柄の株価が全く同じ様に変化した場合には当然ながら損も利益 もありません。
しかし、個別の銘柄にあってはその様な事は有り得ません。
株式市場で取引が行われる過程においては、時間的な差異によって株価の変化にもズレ(サヤ)が生じてくるのです。
相関性がしっかりと保たれていれば、開いたサヤはいずれ収束する傾向にあり、そのサヤの開いた部分を利用すれば安定した利益に変える事が出来ると考えたのです。
よく考えてみると、この手法は先物取引を行う投資家の間では当たり前の事として昔から使われていたものでもありました。
当初は気になる銘柄を適当に組み合わせてみてサヤグラフを見て判断をするだけのものでした。
しかし、このやり方ではサヤ取りに適するペアを探し出す事には大変な時間と労力が必要でした。
このような事から、利益が出ると確信できる銘柄ペアの抽出の必要性を強く感じていったのです。
株式投資を行おうとする個人投資家には、まだまだ一攫千金的な想いを描かれる方が多いようです。
片張り投資を続けていると、一時的には儲かっていても世界の変化に左右され、大損して、それまでの儲けが吹っ飛んでしまったという事がよくあります。
リーマンショックしかり、ITバブル崩壊、アジア通貨危機、ブラックマンディ、天変地異など、数えれば切りがありません。個人投資家の多くはこのような変化が起こる度に資金を減らしています。
これらの事例から、株式投資で失敗した人は、株には手を出すな、信用取引などに手を出すと家、屋敷までなくしてしまうなどと新規参入者に伝えていく事にまでなってしまっています。
しかしながら、一時的にしろ大きく儲かったというところは人間の脳裏に焼き付いています。
そこで少し資金が出来た段階で再度、株式投資に戻ってくるのですが、またまた一気に前回の損失を取り戻そうとして同じ事を繰り返していると言います。
サヤ取りのようにコツコツと利益を積み上げるといったスタイルの投資には魅力を感じないようでもありました。
また、従来はサヤ取りが出来る銘柄のペアを抽出する事が難しく、時間もかかって面倒という事でもありました。
ところが一部の投資家はコツコツと利益を積み上げる事は結果として大きな利益を生み出すと考えるようになってきています。
リスクを抑えて、分散した投資を行う方が良い結果を出す事が判ってきたという事でしょう。
今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。
【6361荏原×4205ゼオン】+80,000円
サヤチャートからサヤの動きを読み取り、最大かい離水準を考慮して、仕掛けのタイミングを計ります。
【1878大東建託×8233高島屋】++177,300円
値嵩株のペアですが、ルール通りエントリーして大きな利益となりました。