こんにちは、池田です。
私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
目次
取引実績
以上が、10月8日~10月21日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。
期間 | 手仕舞い7ペア | 仕掛け中25ペア |
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20201008-20201021 | +106,050円 | +28,100円 |
一般的な株式投資は、政治や経済情勢、個々の銘柄の材料・指標などを分析し、「値上がりしそうなら買う」、「値下がりしそうなら売る」というようなやり方です。
これを片張り投資と言い、予想通りに相場が動けば利益になりますが、逆方向に動いた場合は、損失になってしまいます。
これだけ見ると「勝つか負けるかの確率は50%」と思ってしまいそうですが、これがなかなかそう上手くはいきません。
俗に、「株で勝てる個人投資家は、1割にも満たない」といいます。
一方、サヤ取りは、株価の動きがよく似た2銘柄の一時的な価格差(サヤ)を利用して「買い」と「売り」を同時に仕掛け、利益を追求してい両張り投資です。
両張りをすることで、たとえば全体の相場が下がったときでも、「買い」で持っている銘柄で損失を出していても、「空売り」で持っている銘柄がそれ以上に下がれば、「買い」の下落リスクを最小限にしながら、「空売り」の利益を手にすることができるのです。
株価チャートを金額ベースで比較してみると、長期にわたり非常によく似た値動きをする相関性の高い銘柄がいくつかあります。
サヤ取りを行う場合、この相関の高いペアを選ぶことが、非常に重要になってきます。
しかし、似たような値動きをしていますが、常に同じ比率で動いているわけではありません。
一時的に割安になったり、割高になったりして2つの銘柄の価格差(サヤ)が大きくなったり小さくなったりを繰り返しています。
そこで、2銘柄の間のサヤが広がった時に、割安な株を買い、割高な株を空売りします。これを仕掛けと言います。
サヤが元の水準に戻った時に、同時に反対売買をして決済します。これを手仕舞いと言います。
サヤが縮小した分が利益になります。
サヤの動きに着目して、取引するのがサヤ取りです。
今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。
【4612日本ペイント×3064モノタロウ】+172,000円
サヤの変動幅を考慮して、仕掛けのタイミングを計りました。
サヤが大きく戻り利益確定です。
【8113ユニチャーム×8697JPX】+59,600円
リスクヘッジをしながら、相場環境に関係なく、ゆっくり時間をかけて利益化していきます。
過剰流動性相場によって、実体経済とはかい離した異常な状態が続いていますが、淡々と参りたいと思います。