サヤ取り実績|3月17日~3月30日

サヤ取り

こんにちは、池田です。

私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
それでは早速ご覧ください。

取引実績

実績
以上が、3月17日~3月30日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。

期間 手仕舞い8ペア 仕掛け中21ペア
20220317-20220330 +255,700円 +121,600円

サヤ取りは、世界中のファンドマネージャーや証券会社の自己売買などで盛んに行われている裁定取引の一つで、上場株式の異銘柄間の取引に応用して個人投資家でも安全な取引ができる手法として位置付けできるものです。

株式市場には、これといった理由もなく高くなった銘柄もあれば、安値をつけている銘柄もあります。株価はいずれ適正なところに収束するわけですが、そのような一時的な市場のゆがみに対し、信用取引を利用して2銘柄を組み合わせて売買することで高い安全性を確保しながら収益をあげることが可能になります。

サヤ取りは、機械的に売買をすればよいことから、ギャンブル的な快感、刺激こそありませんが、相場が上昇相場はもちろん、下落相場であっても利益を出すことができるのです。

ビジネス的な投資を考えるとき、決められたルールに従って淡々と売買ができないものかと考えられた方も多いのではないでしょうか。

サヤ取りは、よく似た動きをする2銘柄をセットにして、一時的に生じる銘柄間のサヤ(価格差)を利用して利益を上げる投資法です。

具体的には、サヤが大きくなった時に、割高の銘柄を空売りして、割安な銘柄を買う取引を同時におこないます。これを仕掛けと言います。

しばらくして、サヤが元の水準に戻ったところで、反対売買を同時におこないます。これを手仕舞いと言います。

仕掛け時のサヤと手仕舞い時のサヤの差が利益となります。

着目するのは、サヤ(価格差)であり、トレンドの方向性は関係ありません。

株式投資で最も難しい、トレンドを予想できなくても利益が得られるというのは、投資家にとって嬉しいメリットになります。

株価のアップダウンに一喜一憂しなくてもよいので、精神的にとても楽な投資法ともいえます。

売りと買いの両建てにより、たとえ相場が暴落したとしても空売り銘柄が、また逆に相場が急騰したとしても買い銘柄が、それぞれヘッジの役割を果たすため、不測の事態でも大きな損失を被らないで済むという仕組みです。

暴落時は、買い銘柄は、大きな損失になりますが、空売りしている銘柄は、株価が下落するほど利益は大きくなります。

暴落などの相場全体への影響は、組み合わせた各銘柄にも同じような影響を及ぼします。

売りと買いの利益と損失で相殺されることによって相場全体の変動などが吸収されます。

価格変動リスクを軽減しながら運用を行なうことが可能です。

相場全体の予測や方向性を考えることなく、非常にシンプルな形で売買ができる素晴らしい投資手法であると言えます。

今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。

【8601大和証G×8750第一生命H】+34,000円

株価チャートを金額ベースで比較してみると、長期にわたり非常によく似た値動きをする相関性の高い銘柄がいくつかあります。サヤ取りを行う場合、この相関の高いペアを選ぶことが、非常に重要になってきます。

【6728アルバック×2802味の素】+116,700円

サヤ取りでは、仕掛けの段階で「どう手仕舞うか(手仕舞いのタイミング)」も決まっています。購入後の値動きを見ながらいつ売ろうかと考える通常の売買(片張り)とは、理論的にも心理的にも全く異なる投資法です。