個人投資家が「継続力」を養うための2つのスキルとは│トレーダーから投資家へのステップアップ

こんにちは、池田和弘です。

本日は投資家として必要な「継続力」を養う方法について、お話ししたいと思います。

継続力とは、失敗しても投資を続ける力

継続力とは、失敗しても投資を続ける力

個人投資家の方の中には、例えばFXトレードや株式投資をする中で、失敗をして撤退したという方がいらっしゃるかと思います。

また最近では、様々な暗号通貨に取り組んだ結果、騙されたり資金を失ったりして辞めざるを得なくなった方も、多くいらっしゃるでしょう。

 

しかし、投資というものは、一度始めた限りは長く継続するものです。

自分自身の資産目標を立て、これ以上稼ぐ必要がないというところまで継続するか、もしくは一生続けるか。

本来投資とは、そのような心構えで長期に渡って取り組むべきものですが、多くの個人投資家は道半ばで諦めてしまいます。

資金の都合から諦めざるを得ないという人もいらっしゃれば、投資そのものが嫌になって辞めてしまう人もいらっしゃいます。

 

このように、さまざまな理由から投資をやめてしまう方々の共通点は「投資に失敗した」ということです。

しかし投資家である以上は、誰でも一定の確率で失敗することはあります

投資をすぐに辞めてしまうのか、継続して利益を出し続けるのか・・・素人と玄人の違いは、失敗の確率を減らす方法を知っているかどうかなのです。

それでは、失敗の確率を減らすにはどのような方法があるでしょうか。今回は2つ、ご紹介しましょう。

継続力を養う2つのスキル

継続力を養う2つのスキル

1.振り返りをする

投資活動における振り返りとは、過去の経験であったり、過去に投じた案件をしっかりと分析し、反省をすることです。

うまく行ったものも含めて、そのような結果に至った原因や傾向などをしっかりと振り返るくせをつけることで、失敗の確率を減らすことができます。

実は、この「振り返り」をしていないことによって、投資を継続できない個人投資家の方が多くいるのです。

2.予測をする

振り返りを合わせて大切なのが、予測をすることです。

私たちが生きている時代には、常にいろいろな変化があります。

時代や世界情勢の変化によってどのような影響が生まれるのかを、投資家はきちんと予測しなければいけません。

この予測をしないことで、失敗をしてしまう人も多くいらっしゃるので、しっかりと予測していきましょう。

 

「自分の過去の行いを振り返って、世の中の動向を予測する。」

この2つの重要な行動のためには、客観力や分析力、洞察力や推測力といった力が必要になります。

これらを理論立てて意識し、動いていくことで、継続的な利益を出し続けられる個人投資家を目指すことができるのです

振り返りと予測をクセにする

振り返りと予測をクセにする

振り返りと予測をすることは、日々の生活の中でクセにしていくことで、自然とできるようになっていきます。

例えば直近の話で言うと、2020年に発生したコロナによって大きく世界が変わろうとしていますね。

この事象について、一緒に考えてみましょう。

 

まず、振り返りという視点では、経済的に大きな影響がありました。

世界中が経済的に大きな打撃を受けましたが、この「打撃」というのはPL上、いわゆる損益計算書上のお話しです。

つまり、経済が回らなくなることで売上自体が大きく落ち込み、それによって多くの企業や個人が不利益を得てしまいました。

会社で言うと売上がたたず、経費は変わらないので大きな赤字が出た、というのが2020年でした。

 

それを救うために、国が経済施策を行ないましたね。

金融緩和をしたり、お金をばらまくような施策を行うことで、なんとか経済を支えようとしたのです。これにより株価が高騰しました。

つまり業績主導ではなく、金融主導で株価が上がっていったということです。

結果的に株価が高騰したので、いわゆる資産を持っている富裕層は早期に回復することができて、資産を増やすことまでできました。

しかし一方では、本当に救われるべき貧困層は打撃を受けたままの状態で、貧富の差は改善されないどころか拡大するばかりとなっています。

 

予測の視点でも考えてみましょう。

各国が金融緩和や量的緩和を行ない、国によっては経済政策によってお金をばらまいた2020年。

そのばらまかれたお金は、いったいどこにいったのでしょうか。

これには様々な行先がありますが、私は当時、ばらまかれたお金の一部は暗号通貨に流れるのではないかと予測していました。

VISAがビットコインを採用するなどのポジティブニュースが流れたこともあり、自分自身の予測はより確実なものとなる中、やはりビットコインを始めとした暗号資産の価値は上昇していったのです。

 

これまで書いてきたように、「振り返り」も「予測」も、それほど難しいことではありません。

この記事を読んでくださっているあなたも、今日からすぐに取り組めるスキルです。

誰かに伝えたり、公開したりする必要はありませんので、まずはご自身の中でクセになるまで取り組んでみてください。

振り返りと予測が自然とできるようになるころには、きっとあなたは「投資を継続する力」を手に入れているはずです。

 

ということで、本日は個人投資家が「継続力」を養うための2つのスキルについてお話しさせていただきました。

ご覧いただきありがとうございました。

池田和弘 資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編

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