この記事では、為替の話題をお話しようと思います。
新興国の通貨を保有することのメリットについても触れていきますので、ぜひ知識を深めてくださいね。
目次
新興国の成長と、為替上昇のかけ算
新興国の経済というのは、発展するに従って日本円に対しての価値は上がっていきます。
新興国だった頃の日本を事例にして見てみると、 少し昔は、1ドル=360円だったわけです。
それが、今はだいたい1ドル=90~110円くらいですよね。
仮に1ドル=90円だとして、日本円の360円をドルに替えたら、現在なら4ドル以上になります。
つまり当時と比較して、約4倍の価値になっているということです。
ここまでお読みになって、あなたはもう新興国が良い理由にお気づきかもしれません。
新興国が良い理由は、【経済の成長性】×【為替の価値上昇】というかけ算が期待できるからなんですね。
もう少しわかりやすい例を挙げてみましょう。
新興国の不動産を購入した数年後、不動産の価値(キャピタル)が上昇して2倍になったとします。
さらにここで、為替の価値が先ほどのドルと円との計算でいけば4倍です。
これはつまり、不動産の価値【2倍】×為替【4倍】=8倍の価値を手にしたといえるわけですね。
ここで、為替の考え方としてとらえていただきたいことが2つあります。
- いくつかの通貨に分ける
- 為替のパフォーマンスレートの高い通貨を選択して使用する
為替の恩恵を受け取る場合は、この2つを覚えておきましょう。
資産を分けてもつ重要性
ここまでお話したような、通貨を複数に分散する考えのことを「マルチカレンシー」といいます。
ちなみにマルチカレンシーは、日本円も含めて4つぐらいに分けて保有するのが良いともいわれています。
また、海外口座によっては世界中のATMに対応し、現地通貨で現金を引き出すことができるものもあります。
もちろん、日本でも引き出すことができます。
こうした海外口座の賢い活用方法は、実践してはじめて理解できるものです。
この部分を理解して運用をしっかり行う。
そして将来のために備えるだけで、為替の心配はなくなっていくわけですね。
このような事情を踏まえて、世界の富裕層を見てみましょう。
彼らはなぜ、別荘を持っているんでしょうか?
それはただ遊ぶためではなく、実は分散投資をするためなのです。
彼らはなぜ、絵画や骨董品、高級機械式時計などを好むのでしょうか?
それは世界的価値とされる共通言語がその品々にはあるからです。
彼らはなぜ、自分の子供たちに高校生の時から留学をさせるのでしょうか?
それはグローバルな人脈がどんな威力を持っているかを知っているからです。
このような考え方に触れることで、グローバルな世界観でセカンドライフを築いていくことが可能になっていくんですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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