こんにちは、池田和弘です。
日本もコロナウイルスの拡散を受けて、国民一人あたりに10万円を給付すると発表されました。
当初日本政府は、30万円を低所得者層にという話もありましたが、与野党や国民からの批判を受けて、10万円の給付金という形で、今は進んでいます。
約10兆円の予算を組み、予定では5月に給付されるという話になっているのですが、今回はその約10兆円を超える給付金がいったいどこに行くのかというところを、投資家目線でお話ししていきたいと思います。
10万円の給付金が与える影響
いま、日本も含め世界中が大変な時期で、生活に困窮してしまい「この給付金を頼りに生きていくんだ」という人もいらっしゃるかと思います。
また、先行きが不安ですから「この10万円は貯金する」という人もいらっしゃると思います。
もちろん、この10万円を娯楽に使ったり、寄付をしたりと、それぞれ、みなさん今の段階から使い方を考えているのではないでしょうか。
そんな中、あくまで一人の投資家としてある推測が頭に浮かんでしまいます。
それは、
”このお金の一部が、どこかの市場に流れるのではないか”
と、個人的には思っています。
例えば10兆円から給付される方のうちの1割。
金額にすると、1兆円分ですね。
この1割の1兆円分がもし、娯楽とか趣味とか、そういったものに流れると考えた時に、さらにそのうちの1割。
10兆円全体に置き換えると1%ですね。
この1%がもし、例えば仮想通貨に流れたり、ギャンブルに流れたりするのではと思っています。
全体のうちの10%くらいが、モノを買ったり、美容に使ったりといった、消費に使われると思うのですが、全体で考えると1%はFXや株式など、どこかの市場に流れるむ可能性があるんではないかと予想しています。
ただ、株式ですと、いま株価が下落しているから、チャンスだと思って買う方もいらっしゃると思うのですが、10万円で株式をするとなると心細い金額です。
可能性として考えられるのは、レバレッジを大きくかけられる「FX」もしくは「仮想通貨」あたりではないでしょうか。
僕も色んなアンテナを張っていると、どうやら仮想通貨の取引所、GMOやGMOコインなどの口座開設の申し込みが、結構殺到しているという話を聞きます。
これは、在宅で暇を持て余し、色々調べていく中で、前から聞いていた仮想通貨をこの機会にやってみようという人が出始めているのだと考えられます。
そういった人たちにとっては、給料とは別の収入なので、投資資金として決断しやすいのではないでしょうか。
当然全部が全部、どこかに流れるというわけではなく、色んなところに分散していくとは思うのですけど、一定の率で投資市場や特定の業界に流れていく可能性はあります。
例えばオンラインカジノなどが考えられます。
オンラインカジノのような会社は、今後さらに業績が良くなるのではないかと、こういった部分も含めて見てもらえたらなと思います。
コロナというのは本当に誰も予測し得なかったことで、正直リーマンショックを超えるマイナス成長になってしまうだろうと言われています。
国が新たな通貨を発行して財政を支えるということを、リーマンショックのとき以上にしなければいけないということが予測されている状況です。
近年経験したことのない大きな経済的損失、それも世界恐慌に近いものが起きる可能性というのも十分あるなと思っています。
なのでそれに対して投資家としてしっかり備える、あるいは、給付金のように、経済支援のお金がどこの市場に流れていくかというのをちょっとでも考えるということ。
仮想通貨が上がるかもしれないから、仮想通貨に全額投資する、というような話をしているのではなくて、どんな状況なのかを、少しでも見ておくということが、経験値になると思います。
そういった目線で、本当に全国民が一丸となって、拡大防止や感染予防をしていかないといけない時期ですが、一方で一人の投資家として、自分の力で稼いでいくことを考えたときに、今回の事態をひとつの経験値として活かせるようにしていただければなと思います。
資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編