こんにちは、池田です。
私が実際に行ったサヤ取りの実績をお見せしていきたいと思います。
それでは早速ご覧ください。
目次
取引実績
以上が、5月25日~6月7日の間に手仕舞いした銘柄ペアと、新たに仕掛けをした銘柄ペアになります。
期間 | 手仕舞い16ペア | 仕掛け中27ペア |
---|---|---|
20230525-20230607 | -90,600円 | +134,500円 |
サヤ取り投資で、長期的に利益を上げ続けるためには、
確率論で考えることが大切です。
勝ち負けを繰り返しながら、そのトータルにおいて、
統計的に勝てる確率が高いというもの。
損切りになる時もありますが、それも計算のうちで、
ルール通り損をしたというだけです。
仮に損切りが続いても、ルール通りに継続していけば、
その先には、次々とさやが縮まり
しっかり儲かる時期を迎えることができますからね。
1回1回の勝ち負けにこだわらず、トータルで利益を残すためには、
一貫してルールを守ることを意識していきましょう。
さらに、サヤ取りは、長期に継続して行うことで
その本領を発揮することができます。
ですから、取引のタイミングによって
サヤ取りの成果にも波があるとはいえ、
どんな局面でも自分のペースを守り、好機を待つようにしましょう。
ちなみに、確率、統計の分野では「大数の法則」という
有名な定理があります。
少ない試行回数では、確率通りになりませんが、
試行回数を重ねれば重ねるほど、
確率通りの結果が得られるようになるという
科学的な根拠のある理論です。
例えば、サイコロを振ると、理論上は1から6までのすべての数字が
6分の1の確率で出現しますよね。
但し、サイコロを6回振っただけでは、
すべての数字が均等に出るわけではありません。
試行回数が少ないので、おそらく偏った結果になります。
しかし、サイコロを100回、200回と振ると、
どの数字も出現確率は6分の1に収束していきます。
サヤ取り投資も同様で、数回の取引で結論を出すのは時期尚早です。
市場は効率的であるというマーケットの原理に基づき、
相関性が高く、サヤ(価格差)に開閉周期がある2銘柄は、
一時的にサヤがかい離をしても、
しばらくすると収斂する性質がありますので、
それを利用して利ザヤを稼ぎます。
しかし、人間は負けが続くと必ず疑心暗鬼になってしまう生き物です。
でも大丈夫。大事なのは、1回1回のトレードの結果ではなく、
「連続性」ですからね。
損をするときもありますが、売買ルールを守ってトレードすれば、
取引全体の損益で、最終的に利益を上げることができます。
更に、その回数を増やすことで
より利益を大きくすることも可能ですからね。
「聖杯」を求め、投資法や売買ルールをコロコロ変えてしまう行為は、
終わりのない旅に出るようなもの。
勝率100%の投資法は、残念ながらどこにも存在しませんから、
まずはひとつの手法を極めて見てはいかがでしょうか?
それでは、今回も取引の一部をチャートでご紹介しますので、
参考にして頂ければ幸いです。
【8358スルガ銀×2651ローソン】+63,400円
まったく違う動きをする銘柄同士では、サヤが取れる機会も少なくなります。
そのため『さや取り達人』では、相関係数という統計関数を用いて、似た動きをするペアを見つけ出しているのです。
【1812鹿島×9505北陸電】+53,700円
サヤ取りで一番重要なのは、サヤの開閉に一定のリズムがあることです。
ですからこのリズムを利用し、サヤが開いたところで仕掛け、閉じたところで手仕舞いをして利益を得ています。
ちなみに『さや取り達人』では、リズムのあるペアを抽出するために、売買シミュレーションというロジックを用いています。