実際にあったトラブル事例と解決方法 <国内編>│清藤久議の転売コラム

清藤久議

こんにちは。清藤です。

今回は本当にあった転売における、トラブル事例と対処方法をご紹介したいと思います。

転売は取引数が増えて来ると嬉しい反面、必ずトラブルが発生するものです。

ですが、私の感覚的には、面倒なタイプのトラブルが発生する確率というのは、1%程度なイメージです。そして、国内転売と海外転売とでそれぞれ発生するパターンに違いがあったりします。

今回は国内転売について、よくあるトラブルと対処方法について解説したいと思います。

国内転売でよくあるトラブルと対処方法

お問い合わせ

神経質なお客さんの「商品に傷が付いている!」というクレーム

店頭に並んでいた商品を転売する場合、誰でも手に取れる商品であり、最初から表面に小さな傷・汚れが付いていることはよくあります。

それを説明しても、この様なクレームを出す購入者は、そうそう納得してくれません。

「傷が付いている」と至近距離でじっくりみないと分からない様な薄い小さな傷を見つけて「受け取り連絡」をしてくれないことがあります。

このようなお客さんに遭遇した場合、一旦、取引画面で「取引キャンセル」を依頼しましょう。

こういったタイプの方は、商品返送時の送料も負担しないことが多いので「返送時の送料を負担してください」とリクエストしても、負担してくれない確率が高いです。

なので、貴重な時間を無駄にしないためにも、以下のいずれかの対応をしましょう。

  1. 着払いで返送してもらう
  2. 返送用の封筒を同梱して、到着したらそれに入れて商品を返してもらう。

お客さんによっては、これらの提案をしてもスルーされてしまう場合があります。

その場合には、すぐにフリマサイトの運営に問い合わせて仲介に入ってもらいましょう。

アカバン(アカウントが凍結されること)を恐れ、運営から連絡が行くとすぐに返信が返ってきやすくなります。

以上が、今回の事例での事後の対処方法となります。

しかし、一番良いのはこの様な神経質なお客さんに購入させないことです。

新品・未使用品でございますが、店頭に並んでいた商品で誰でも手に取って触れられます。
よって、表面に小さな傷・汚れが付いている場合があります。
その場合、返品・返金は一切出来ません。
したがって完璧な商品を求められる神経質な方の購入はご遠慮頂いております。

このような注意事項をしっかり記載しておくと、かなりフィルタリングすることが出来ます。

先ほどの文面を元にテンプレートとして保存しておいて、是非ご活用いただければと思います!

商品がなかなか届かない

コロナの影響で海外物流のみならず、国内でも物流に影響が出ていたのは、皆さんもご存じかと思います。

例えば、郵便局・運送会社内でコロナ陽性者が出た場合、そこ自体が2週間位閉鎖されてしまうためです。

離島・沖縄以外の国内発送であれば、大体1~3日程度で到着しますが、4日経過しても届かない場合があります。

取引掲示板などで催促が来た場合には、「通常は、1~3日で届くのですがコロナの影響で物流に遅延が多く発生している様です。もし、XXX日(3日程度の指定がおすすめ)になっても到着しない場合、再度ご連絡ください。取引キャンセルさせて頂きます」と連絡してみましょう。

国内配送の事故率(商品破損はのぞく)は限りなく0に近いです。
ですので、差し出してから1週間以内には到着します。

また、家族で住んでいる場合、購入した本人とは別の人が商品を受け取っていながら、それを報告していない場合もあったりします。

そのため、「ご家族がもしいらっしゃる場合、商品を間違って受け取っていないかご確認ください」といったメッセージを送ってみても良いでしょう。

嫌がらせ購入

「悪い」の評価を付ける為に嫌がらせ購入をされる方がいます。

これは、過去に自分が相手に対して「悪い」などの評価をつけたり、神経質なお客さんに購入され、取引でモメた場合にたまに起こります。

相手は、別のアカウントを用意して、そのアカウントから購入し嫌がらせで「悪い」を付けてきます。

このパターンのトラブルを防ぐのはかなり難しいです。

事前に過去の取引でトラブルがあって、このリスクがあると感じている方は、メルカリ・ラクマなら、それぞれ以下の方法でリスクの低減が出来ます。

【メルカリの場合】
名前の後ろに「プロフィール必読」と記載して、自分のプロフィール欄に「他でも出品していますので、購入前にコメントでお知らせください」と記載しましょう。

悪意を持ったユーザーは捨てアカウントの為、評価数が少ないので、それが見分けるポイントの1つです。

そういったユーザーは悪意を持っている確率が高い為、もしコメントが来たら、そのタイミングで、ブロックすることで防げます。

【ラクマの場合】
商品出品時に「購入申請>あり」を設定して出品しましょう。
ラクマにはメルカリと違って「購入申請」という機能があります。

悪意を持ったユーザーが購入しようとしても、この購入申請リクエストがまず来るので、放置してブロックしてしまうことで防げます。

購入した後になって「思っていた商品と違った」と言ってキャンセルリクエスト

常識的に考えて、この様な理屈がまかり通らないのは、皆さんもご理解頂けると思います。

ただ、取引数が増えてくると、商品が到着した後になって「思っていた商品と違った」と言って、受け取り連絡もせず、キャンセル依頼をして来るユーザーは一定の割合で出てくるものです。

「購入前にコメントなどで質問をされましたか?」

といった反論などすることも出来ますが、キャンセルしないと「悪い」の評価をつけられてしまうリスクがあります。

ですので、キャンセル依頼を受け入れてブロックしてしまうのが良いです。

もちろん、一番良いのは、こういった人に買われるリスクを未然に防ぐことです。

  1. 商品の色合いはご利用中のPC画面のモニター・スマホ画面の液晶など利用者の環境によって個体差があります。
    その点をご理解頂ける方のみ購入ください。
  2. 商品購入後に「思っていたのと違った」などといった理由でのキャンセルは一切受け付けません。

これらの注意事項を商品ページや自分のプロフィール欄に記載しておくとよいです。

切手を貼って出した商品が料金不足で相手に届く

普通郵便で商品を発送した場合に、もし料金不足であれば普通は差出人の元に戻って来ますが、戻って来ずに、そのまま相手の元に料金不足で配達されてしまうことがあります。

料金不足のまま商品を受け取る場合、購入者が差額を支払う必要があるので、クレームになりやすいです。

なぜこの事態が発生するかと言うと、封筒に商品を入れて発送した場合など、重量の閾値(しきいち)付近の切手を貼って出した場合、湿度の関係で湿気を吸って重量が超過してしまうことがある為です。

郵便局にしてみると、差出人に戻す位なら相手にそのまま発送して相手から差額を受け取った方が効率が良いと考えているのでしょう。

このような場合の対策として閾値付近の重量の場合、1つ上の重量クラスの切手を貼って出したり、郵便窓口で出すと良いです。

厚さが3cm以内の商品であれば、送料が若干高くなっても追跡番号付きで発送出来る「クリックポスト」という日本郵便の行っているサービスの利用をおすすめします。

以上が、国内転売でたまに発生するトラブルと対策方法となります。

誰でも転売取引を続けていれば、トラブルに巻き込まれる可能性はあるものです。
そんな時には、今回の記事を参考にして、対応してみてください。

そして、素早くトラブルを解決させて、ストレスフリーで快適な転売ライフをお過ごしくださいね!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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