自分の器に合った投資方法を知る│トレーダーから投資家へのステップアップ

自分の器にあった投資方法を知る

こんにちは、池田和弘です。

今回の資産形成チャンネルは「自分の器に合った投資」というテーマでお届けしていきます。

あなたに合った投資を選ぶときの、2つの軸についてお伝えいたしますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

自分の性格に合った投資

考える

よく、「投資というのはどういったものからはじめたらいいのでしょうか」という質問を受けることがあるのですが、この「どういったものをやればいいか」は、自分の性格に影響するべきものなんです。

どういう事かというと、例えば、すごく心配性の方というのは、大きなリスクを背負った投資というのはあまりオススメしないといったようなことです。

また、あまり現預金をお持ちでない、資産がまだない方というのも大きなリスクを抱えた投資というのはオススメしません。

ただ、すごく楽観的に考えられる方。

例えば、100万円しか自分は貯金が無いけれども、その100万円がなくなっても、全く気にしない性格の方がいたとします。

そんな方いるのかと思うかもしれませんが、中にはすごく楽観的に「じゃあまた100万円稼ごう」と考えられる方もいらっしゃるんです。

そして、そういった方であれば、100万円を使って100万円が無くなるような投資だとしても、実は全然問題はないんです。

投資資金が無くなったというのは、投資が失敗したという意味なので良くない話なんですが、これまでもお話しした通り、「投資というのはリスクがつきもの」ということで考えると投資はリスクを前提に行うべきなんです。

リスクを前提に投資を考えるというのは大前提として、例えば、ある案件に100万円投資をした場合、この100万円が無くなった時に、自分はどう考えるかということを、一番初めに考えるべきなんですけれども、100万円が無くなった時に長い間落ち込んでしまう人や、投資した瞬間にその投資案件が成功するか否か気になって仕方ない人は、投資が仕事にも影響してしまいます。

リスクの度合いを見極める

検索

仕事に影響した例として、私の実体験でもあり、よく周りでも聞く話で言うと、FXでの投資が例に挙げられます。

もしかしたら、あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、仕事中にFXでレバレッジをかけてトレードをした際に、どうなっているか気になってしまい、5分間隔で画面を開いて見ているという方が、たまにいらっしゃいます。

恐らくこういった方は、FXの投資は合わないんですね。

最悪、自分が予測した方向と違う方向に相場が変動してしまっても別に仕方ない、自分がこの時点まできたら、損切りをするということを決めたら、それ以降は一切気にしないという性格の方は、実はFXの投資が合っているのかもしれません。

もし、そういった自分の裁量トレードで相場が気になって仕方がないという人は、裁量トレードではなく、自動売買のようなものでトレードをしてみるとか、もしくはリスクを最小限にした裁量トレードの方法を見出して、その方法でトレードしてみるなど、いわゆる「自分の器にあった投資手法」をしっかり身につける必要があります。

リスクが高いものでも問題ないという性格の方、少しでもリスクがないものがいいという性格の方、これは人それぞれですので、「自分の器に合ったリスク度合いを見極めること」これが投資を選ぶ時の一つの軸です。

資金量を考慮する

お金

もう一つは単純な話なんですが、「自分の資金量に合った投資の選び方」です。

お金に対する価値観は人それぞれ違うと思いますが、投資資金に対する価値観は、今あなたがお持ちの「資金量に応じて」違ってくると思うんですね。

投資を行う上で、ポートフォリオを組むというのは基礎的なことです。

投資案件によっては100万円単位からしか出来ないとか、1000万円単位でしか出来ないとか、私が聞いた最近の案件でいうと100億円単位でしかできないものなど、案件によってその金額は様々です。

その中で、いくら100億円単位の投資が良かったとしても、実際に投資出来る人は、ほとんどいないですよね。

つまり、「自分の器に合ったもの」というのは必然としてあるんです。

例えば、あなたの投資可能資金の予算残高が1000万円くらいあるとします。

すごくいい案件を見つけたのですが、1口1000万円からしか出来ないとして、その案件にあなたは乗りますか?

乗る人・乗らない人、それぞれいらっしゃるかと思いますが、結論から言うと、予算残高が1000万円の人は1口1000万円の案件には乗れません。

なぜなら、それをしてしまうとポートフォリオが組めないからです。

何か確固たる、現物資産的な保証があるようなとても堅い案件であったり、100%飛ぶことがないような案件がもし仮にあったとするならば、まだ検討の余地はあるのかもしれませんが、投資可能資金が1000万円しかないのであれば、たとえそれが1口500万円の案件だったとしても、ほぼやるべきではありません。

最後に

基本的に投資というのは、リスクを前提に考えることが重要となります。

仮に1000万円の資金から500万円を失った時というのは、失った500万円を取り戻そうとしてまた高い利回りの案件を選んでしまう可能性があります。

利回りが高いということは、当然リスクも高いということを考えると、この後は「負のスパイラル」にしか入らないという予測が立てられるわけなんです。

つまり、そのような部分から考えても自分の資金量に応じた「自分の器に合った投資案件」というのは世の中に当然あるんです。

  • 自分の性格から考える投資の種類
  • 自分の資産量から考える投資の種類

この2つの軸を持つだけでも、自分がやるべき投資なのか、そうでない投資なのかというのは必然と見えてくると思います。

少しずつ投資スキルが上がっていき投資の世界を知っていくと、自分のモチベーションコントロールや、資産がなくならないような分散の仕方というのがだんだん見えてくると思いますが、初心者の頃というのは、なかなか軸がないのでこの2つの軸を考えるだけでも自分の適切な投資の方向性が見えてきます。

是非、あなたに合った投資方法を考える上で参考にしていただければと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

次回も楽しみにしていてください。

池田和弘 資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編