こんにちは、池田和弘です。
この記事では、資産形成で役に立つうわさの活用術についてお話していきたいと思います。
突然ですがみなさんは「うわさ」を信じるタイプですか?
上手な「うわさ」とのつき合い方を理解することで、あなたの資産形成はより盤石で安定したものになるでしょう。
ぜひこの記事でその秘訣を学んでくださいね。
目次
投資とうわさの関係
情報が飽和状態で、嘘か真実か分からないうわさも世の中に蔓延している昨今。
一般には「うわさに惑わされるな!」ということがよく言われます。
ただFXでは「うわさで買って事実で売れ」なんて言葉があるくらい、投資に限っては「うわさ」は存外無視できないものなんです。
不動産投資でも、将来鉄道が引かれるらしいとの「うわさ」を根拠に土地を買い、実際に鉄道が引かれたことで地価が上がり大儲けしたなんて話もあります。
このように「うわさ」は有効活用すれば投資に活かすこともできるんです。
しかし、「うわさ」はあくまで「うわさ」です。
もちろん何でもかんでも鵜呑みしてもいいわけではありません。
最近で言うと、ドイツ銀行が破綻するかもしれないという「うわさ」がネットなどでもささやかれていますね。
僕も以前から知っていましたが、半信半疑です。
実際のところドイツはかなりの借金を抱えているのは事実なので、破綻する可能性は十分にあるかと思います。
ただその一方で、破綻する前に何かしらの救済処置を国が打ったり、他の銀行が救済に行ったりする可能性もありますので、一概にこのうわさを鵜呑みにするのは良くないと思います。
うわさとの上手なつき合い方
そんな中、つい先日、知人のアジアの証券会社の代表の方から、ドイツ銀行が破産に向けていよいよ準備を進めているというニュースが入ってきました。
彼としては、筋のあるところから出た情報なので、信憑性があると思って伝えてくれたようです。この情報をしっかり精査して行動することが投資家としてのポイントです。
先ほどお話した「うわさで買って事実で売れ」という言葉にもあるように、投資家としてはそのうわさに対して行動を起こすべきだとは思います。
ただ、「どのように行動するか」が問題です。
例えばドル円相場で間違いなく円高になるからといって、ハイレバレッジをかけて売りに張るようなトレードをする人は僕は投資家としてはダメだと思っています。
万が一ドイツ銀行が破綻ということになれば、それはリーマンショック以上のインパクトを世界中に与えるでしょう。
ですがそれは「万が一」の話なので、そうそう起きませんよね。
先ほどの、証券会社の代表をしている方から聞いた話については、彼と僕との関係なら当然ながらその情報に対しての利害関係が一切ないので、わざわざ僕に嘘をつく必要がありません。
ということは、彼が聞いたことをそのまま僕に言っているだけだと推測できます。
そう考えると、彼が言っていることも、当然ながら真実の可能性も十分にあります。
しかし、本当に実現するかはまた別の問題です。
万が一破綻が実現した時にダメージを受けるのは、ドル円での買いポジションだったり、ヨーロッパの株だったりします。仮にそうなった時は早々に撤退をすると良いでしょう。
そんな中、最終的に僕が今回取った行動を例に上げると、ユーロドルを売りポジション、ユーロ円も売りポジションを、低レバレッジで持ちました。
仮にユーロ安で大きく動いた場合は、かなり利益がでますので低レバレッジでも十分利益を狙うことができます。
一方で何もなかった場合も低レバレッジなので、負けていたとしても自分が持っていたポジションまで戻ってくることを待っていればいいだけです。トレードで稼ぐというよりは、株式投資のように株を持っているイメージでFXの利益を狙うことができます。
また、ヨーロッパが打撃を受けるということは、日本やアメリカのほうに経済が流れてくることも予測できます。
大きな出来事があると、ヨーロッパを飛び越えて他国にもダメージがあると思いますが、最終的に経済が流れてくることを考えたら、日本やアメリカを対象に投資しておくべきです。
このように安全資産を見極めて資産を移しておくと、うわさに踊らされることなく冷静に対処できるので、いざという時に慌てる必要がありません。
「万が一」が起きた時に対応できる体制を事前に準備しておくこと。
それが資産形成において重要な「うわさ」との適切な向き合い方ではないでしょうか。
ただ、このうわさも信頼できる方や信頼できる筋からきたものということを前提にお話しています。たとえば、全く誰かもわからないTwitter上の情報を真に受けるなどといったことは基本的にやりません。
これはネット上のうわさや、サイト上での情報、また今流行りのYouTubeにでも言えることですが、本当に自分が信頼できると思ったことであっても過度な対応は絶対にNGです。
もしそのうわさが事実ではなかったとしても、ダメージを全て受けないように対策するということが重要でしょう。
このようにうわさと向き合っていくことで、資産形成を行う上で重要なチャンスというものを掴めると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
ご視聴いただきありがとうございます。
資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編