こんにちは、池田和弘です。
今回は、「投資を始める最良のタイミングと余剰資金の作り方」についてお話します。
投資に興味はあって、取り組んでみたいけれども、様々な迷いがあって始められないでいる、という方には特に参考にしていただきたい内容なので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
目次
投資の本当の出発点とは?
今、この記事を読んでいただいている方々の多くが、投資に対して非常に興味を持っていることと思います。
投資に興味はあるけれども、まだ始めていない、いつから始めたらいいのか、まず何からやればいいのかということがわからない方も多いのではないでしょうか。
こういった方々からよく聞かれるのが、
「今は資金がないので、貯めてから投資を行いたい」
という意見です。
資金を貯めてからというのは、決して間違っているわけではありません。
それでは、いくら貯めればいいのでしょうか。
例えば、1億円を貯めてから投資を始めようと考えたとします。
一般的なサラリーマンの場合ですと1億円が貯まるまで、果たして何年かかるのかというと・・・おそらく、そこに到達するのは現実的にかなり難しいと思うんですね。
当然、ある程度の資金がなければ、投資を始めることはできません。
ただ、投資というのは、ある案件に投資をしたというところが出発点なのではなく、「準備を始める」というところがすでに出発点なんです。
どんな投資家もそうですが、初めての投資というタイミングが必ずありますよね。
その際にまず、投資用の資金をつくる問題に直面します。
以前にもお話しましたように、投資用の資金は、最悪そのお金がなくなっても、今の生活を維持できる範囲の金額である必要があります。
そういった観点で、投資用に捻出できる金額がいくらなのか、ということを考えている時点で、投資の準備を始めているということになるんですね。
また、株をやろうと思っても証券口座を持っていなければ株は買えないですし、そもそも株という仕組みについて学習することも立派な準備のひとつです。
投資を始める最良のタイミングは?
それでは、投資の準備をいつから始めるのが良いかといいますと、私の考えでは、今すぐ始めるのがおすすめです。
私のもとに相談に来る方の中には、もっと早くに始めておけばよかったという方もいらっしゃいます。
60代、70代を迎えてから投資を始めると、どうしても残りの健康寿命の期間には限りがありますので、やれることもだんだん制限されていくわけですね。
そのため、なによりもまずは準備を進めましょう。
その準備というのは、いきなりお金を貯めるのではなくて、まずは投資についての学習を始めて、現状どういった形で投資に回せる資金を増やしていけるかを考えることです。
例えば、月に30万円の所得があって、月々の生活費に25万円を使い、残りの5万円は余力として残しているとします。
この余力の5万円を7万円、8万円にできないか、ということを考えながら投資資金に回せるお金を増やす試算をしてみるのも立派な投資のスタートです。
少額の積み立ても良い方法です。
大きな金額をいきなり投じることは難しくても、1万円や2万円の積み立てを行っていくことなら、それほど負担なくできると思います。
何事もそうだと思いますが、一番はじめに何をするかではなく、いつ実際にスタートを切れるかということが重要です。
このことをしっかりと心がけることで、晴れて投資の第一歩を踏み出すことができるというわけですね。
一歩を踏み出してからは、少額ファンドでの積み立てを短い期間に設定して、数年後にそれを全額引き出して定期預金で管理するなど、普通預金よりも利益を生みそうなもので積み立てを行っていく方法も1つの手だと思います。
それぞれの案件によって、今すぐの始め方は違うかもしれません。
ですが、今すぐ始めるということが非常に重要なので、投資を始めることに迷いのある方は、この記事を読んだら今すぐ準備を始めていただければ嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編