こんにちは、JACK佐々木です。
今回も、前回に引き続き『バリの不動産』について解説していきます。
こちらの記事を最後までご覧いただくことで、バリ島の不動産投資の特徴や利点をより深く理解できますので、ぜひご一読くださいね。
目次
ヤシの木以上の高さの建物を建てられないって本当?
バリ島では、建物の高さに制限があります。
それは「椰子の木より高い建物を建ててはいけない」というもので、正確には15mまでと決まっています。
これは一体なぜなのでしょうか?
ヤシの木以上の高さの建物を建てられない理由
この高さ制限には、サヌールにインナ・グランド・バリ・ビーチというホテルが関係しています。
このホテルの宿泊棟は9階建てで、上記の高さ制限の法律ができる前に建てられました。
というか、インナ・グランド・バリ・ビーチ(旧グランド・バリ・ビーチ)が、いきなり9階建ての建物を建ててしまったために、バリ島で議論がおきたのです。
その結果うまれた決まりが「ヤシの木制限」でした。
ちなみに「ルーフトップバー」という屋上にあるバーも、元々はNGでした。
しかし近年では市民権を得て、屋上の使用が慣例として認められており、最近オープンするホテルの多くが屋上にプールやバーを造っています。
この15メートル制限が持つ意味とは
実はこの制限には、もっと別のところに深い意味があります。
この制限があることで、高層のレジデンス~いわゆるアジアの不動産投資では定番のコンドミニアム~が建たないということです。
このコンドミニアムというのは、人をたくさん住まわそうと思うと、上にどんどん伸びていく形になります。そして区分所有という権利が備わり、土地の所有区分はどんどん薄まっていくわけです。
これに対してバリ島は、住人や観光客の流入が増え、人が住まうところを増やそうとする場合、空間を利用する高層のコンドミニアムは建てられません。
では、どうなるのでしょうか。
バリ島では、VILLAや低層の建物が横に広がっていくしかないのです。しかも薄まることのない土地がついて回ります。
賢い方はもうお気づきかもしれませんが、バリ島は高層コンドミニアムの建つ国やエリアより、土地の価値が高いと言えるのです。
バリ島の不動産の利用方法
このように価値の高いバリ島の土地を保有できれば、VILLA用地に、店舗に、駐車場に……など、色々と貸し出すことができます。
さらに、ホテルなどの用地買収にかかれば売却することもできるでしょう。
ビーチフロントの用地などは海に面している箇所しかないわけですから、その価値はさらに高くなりますね。
そして、所有権という形で土地を保有する方法もあります。
住まう、移住する、投資する、運用するなどのさまざまな想いにあわせて活用することができるわけです。
この内容が理解できると、バリ島で土地を購入・所有してからのVILLA運用は、かなりの効果があることがご理解いただけると思います。
いまオーシャンビューで入手できるのは、バリ島西部のオーシャンフロント開発用地と、バリ島北部の新空港建設エリア周辺。
今後5年~10年をみると、かなり面白くなっていきそうですね!
バリ島の不動産の特徴をおさらい
前回と今回の2回にわたり、バリ島の不動産がほかのアジアの国と決定的に異なるポイントをご紹介してきました。
その特徴をおさらいしていきましょう。
バリ島の不動産の3つの特徴をおさらい
- バリ島だけが特殊なバリヒンドゥー教
- 世界有数のリゾートエリアである
- ヤシの木以上の高さの建物をたててはいけない
世界トップクラスのリゾートエリアでありながら、宗教間の争いがないことでの全世界方位の集客と売却を可能にしている点。
そして、建物の高さ制限からくる土地所有ということに対する高い価値観。
これらがベースにあることで、
- 所有権物件(Freehold)でのキャピタルゲイン
- 借地物件(Leasehold)でのインカムゲイン
この両方を期待できる、という結果を導けるのです。
物件購入時に意識したいポイントとは
そして物件を所有・購入される際には、以下のポイントを意識することで、売却という出口でも高い成果を期待することができます。
- 2ベッドルーム以上
- プール付き
- リビング(オープンエアー)
- 周辺環境(有名スポット・海近く・歩ける距離など)
- 残存期間 15年以上 ※残存があるほど
- 地主と土地貸借契約の延長交渉可能
これらの詳細のポイントは、バリ島不動産投資のポイント・前編/後編にて解説していますので、是非ご覧になってください。
バリの話をこれだけしていると、益々行きたくなりますね(笑)
ということで、7月10日~8月4日までバリ島に来ております。
この記事を読んでくださっているあなたも、機会があればぜひ一度、この素敵な土地を訪れてみてはいかがでしょうか。
アジア投資の鬼才 JACK 佐々木にインタビュー|前編