将来のことを考えて、少しでもお金を増やすために投資を検討している方も多いのではないでしょうか。
投資を始めるのでしたら、株式投資を選ぶのが王道といえるでしょう。
株式投資にはメリットが豊富にあり、国の優遇措置も設けられているからです。
しかし、株式投資の経験がないうちは、資産の増える仕組みや始め方がイメージしにくいですよね。
また、大きなリターンを求めすぎると、損失を被るリスクが拡大しやすくなります。
そのため、投資初心者にはハードルが高いと思う方が少なくありません。
そこで今回は、投資の中の株式投資のメリットデメリットを中心にご紹介いたします。
あわせて、株式投資の基本的な仕組みや、初心者が安全に始めるコツを解説します。
目次
1.株式投資をおすすめする理由
株式投資とは、企業が資金集めのために発行している株を買うことです。
企業は、集めた資金を新たな事業に使って、発展を目指していくことができます。
一方で投資家は、株を保有することによって、企業が稼いだ利益の一部を受け取ることができます。
つまり、投資家と企業の双方にメリットがあるのが株式投資なのです。
そんな株式投資が、数ある投資の中で、おすすめである理由は二つあります。
一つ目は、多くの情報を集めやすいので、ギャンブルではない確実な資産形成を目指せる点
二つ目は、NISAといった制度によって税制面が優遇されている点です。
それでも、株式投資に対して、「恐怖」や「失敗したら借金だけ残りそう」といったマイナスイメージを抱える人も多いと思います。
しかし、株式投資は、基本的に投資した金額以上に損をすることはありません。
実は、株式投資は初心者でも始めやすいのです。
2.株式投資で得られる3つのメリット
株式投資では、自分に合った投資スタイルを見つけ、少しずつ株式の知識を蓄えていけば、十分なリターンが見込めます。
なぜなら株式投資には大きく分けて3つのメリットがあるからです。
次は、そんな株式投資のメリットについて紹介していきたいと思います。
株を購入時より高く売ることで利益を得られる
株は毎日のように売買されています。
つまり、常に利益を狙うチャンスに恵まれているのがメリットといえます。
具体的には、売った時点と買った時点における株価の差、売買差益で利益を確保していきます。
株式を買っても、売買差益を確実に狙えるわけではありません。
将来性のある、成長が期待できそうな株式を見極めることが重要です。
また、株式投資では短期間で大きな利益を狙うこともできます。
上手くいけば、1日だけで利益を生み出すことが可能です。
ただし、短期間の売買では、株価の変動を予測するテクニックが求められます。
ニュースや株価チャートを分析しなければならないため、投資初心者の方が始めるときには入念な準備が必要です。
保有しているだけで配当金がもらえる
配当金とは、企業が得た利益の一部を、株主に対する還元として支払われるお金のことを指します。
配当金は預金金利よりも利回りが高い点、不労所得として利益が生じる点がメリットです。
配当金を目的として投資を始める場合、「配当利回り」に注目しましょう。
配当利回りは、購入時の株価に対して1年間で何%の配当金を得られるかを示す数値です。
ただし、配当金は企業によって支払われる額や回数が異なるので、お気を付けください。
不労所得で配当金がもらえると、長期的に安定した収入を確保できます。
本業がお忙しく、株式投資に割ける時間が少ない方は、配当金で長期的に資産を形成していくことをおすすめします。
株主優待でサービスを受けられる
日本特有の制度として、株主優待が存在します。
株主に対して、企業が自社の商品やサービスの割引を提供する制度です。
株主優待が受けられる点も、株式投資におけるメリットとして挙げられます。
個人投資家の中には、生活用品のほとんどを株主優待でまかなっているという人もいます。
自社商品をはじめ、割引優待券、地方の特産品など、その企業によって優待内容は様々です。
なかには、おもちゃやレジャー施設の利用券がもらえる場合もあります。
ですから、配当金などの大きさに加えて、自分に合った株主優待を考えながら選ぶのもおすすめです。
株主優待は間接的な収入源として、バラエティに富んだサービスで豊かな日常を送ることに貢献するでしょう。
3.株式投資で知っておきたい3つのデメリット
「投資が未経験で本業も忙しい自分でも、株式投資は本当にできるのか?」
このように、お悩みの方もいらっしゃると思います。
しかし、ご心配には及びません。
なぜなら、少ない投資額からコツコツと始めればよいからです。
少しずつ知識と経験を蓄えることで、デメリットを上回るメリットが得られるでしょう。。
最後に、株式投資のデメリットとその解消法について紹介していきます。
株式投資はある程度の知識が必要
すでにお話しした通り、短期的に株式投資を行う場合は、相応の知識が求められます。
適当に企業を選んで株式を購入しても、利益が必ず出るわけではありません。
それどころか、売買差益がマイナスになるリスクが生じます。
近年では、インターネットでも様々な情報を入手することが容易になりました。
ただ、掲載されている情報の中には、根拠のない情報や、古い情報も少なくありません。
正しい情報を自分で見つける必要性があります。
信頼できる情報元から情報を入手すること、複数の情報を照らし合わせて自分で検証すること。
これが、株式投資で成功するためにも重要です。
ある程度の知識が必要になることは、株式投資のデメリットといえるでしょう。
しかし、株式を長期保有するのであれば、最低限の知識だけで株式投資は始められます。
最低限の知識とは、取引に必要な知識などのことです。
加えて、ニュースの活かし方や、チャートの見方といった知識も少しずつ学んでいけば、取引が成功する確率を確実に高めていくことができます。
まとまった資金が必要
株式投資は単元(最低売買単位)が100株と決められています。
そのため、基本的にまとまった資金が必要です。
例えば、株価が1万円の場合は、100株で200万円となります。
200万円となると、簡単に用意できる金額ではありませんよね。
一般的に、ある程度の資金がないと始めにくいという点は、株式投資のデメリットといわれています。
しかし、日本には10万円以下で株を購入できる会社は1000社以上あります。
さらに、100株未満でも株が買えるように、単元未満株を積極的に取り扱っている証券会社も存在します。
そのなかで自分に合った株を購入することで、資金問題は解消できます。
証券会社を選ぶときに、単元未満株の取り扱いを確認しておきましょう。
そうすれば、資金量はそれほど問題とはなりません。
元本保証がないので損失もあり得る
株式投資は、一般的な預貯金などとは違って、元本保証がありません。
元本保証がないということは、万が一投資先の会社が倒産した場合に、お金が手元に返ってくる保証はありません。
損失リスクが存在するという点は、株式投資を含めた投資全般のデメリットといえます。
それだけに、万が一損失が生じたときのことを想定しながら、株式投資に臨むことが大切です。
そこで、慣れるまでは予算を決めて、元手10万円以下の少額投資から経験を積んでいきましょう。
もし損失が生じたとしても生活に影響が及ばない範囲で、あらかじめ投資資金を決めておくことをお勧めします。
4.まとめ
今回の記事では、株式投資のメリットとデメリットを紹介してきました。
株式投資のメリットは、以下の3点です。
- 売買差益で利益が生じる
- 保有しているだけで配当金をもらえる
- 株主優待で間接的な収入を得られる
たしかに株式投資にはデメリットもあります。
しかし、少しずつ知識を蓄え、少ない取引額からコツコツ始めることで、デメリットは解消することができます。
メリットとデメリットを踏まえて、長期的に資産を形成する上で、株式投資はおすすめです。
是非あなたも株式投資を始めてみましょう。
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