こんにちは。池田和弘です。
本日は、「なぜ投資をするのか」ということを改めてお話ししたいと思います。
このコラムを読んでいただいて、投資をここ数か月やってきたという方も多いのではないでしょうか?
なかなか結果がでなかったり、失敗したり、思うようにいかなかった方もいらっしゃると思います。
基本的に投資というのは中長期的で運用していくものなので、お金をリターンとして得られるようになるには時間がかかってしまいます。
ところが、失敗は1ヶ月や2ヶ月など、早い段階で経験することがほとんどです。
失敗するものほど早く答えが出て、成功するものほど結果が出るのが遅いので、先にメンタルを削られるようなケースが多いかと思います。
ここ数ヶ月投資をされてきた方の中には、すでにいくつか失敗をしてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった時にメンタルが続かず投資を諦めてしまう方もいらっしゃると思いますので、このタイミングでもう一度、投資の良いところをお話をしたいと思います。
投資の本当の意味を理解する
最近ニュースで話題になっていますが、「年金を受け取れるので老後の生活は安定している」という時代は終わろうとしていると痛感している方も多いと思います。
実際、アメリカやその他の先進国を見てみると、「老後の資金は自分で作っていく」という考えが一般的です。
投資が国民に広くいきわたっている国はあると思いますが、日本はどちらかというと年金積立のように「積み立て」という考え方が浸透しています。
しかし、積み立てていたつもりが、実際は老後に年金が受け取れないということが発表されたので、老後に備えて投資を始めたという方も多いのではないでしょうか。
投資をする理由としては、「老後の資金を作る」「生活費を作るために今ある限られた貯金を増やしていく」というのが挙げられますよね。
リターンを追求してお金を得るというのが投資の目標ですが、そこだけにフォーカスすると先ほどお伝えしたような失敗を早い段階で経験したとき、どうしても心が折れてしまい、1つの結果論でしか物事を判断出来ない、という形になってしまいます。
そこで、これは私の考えですが、投資は「好奇心を刺激しながらお金を稼げる」とあらかじめ認識するのが良いと思います。
例えば、不動産投資をされている方であれば、不動産に対して興味を持つでしょうし、世界中のファンドに投資をしている方であれば、その国に興味を持つこともあるでしょう。
仮想通貨に対して投資をしている人はブロックチェーンをはじめとした仮想通貨の業界について興味が出てくるでしょうし、そういった知的好奇心を刺激するというのもやはり投資をする上で非常に重要な要素です。
繰り返しにはなりますが、投資はリターンを得ることが最終的な目標です。
当然ながらその目標がないと、根性論だけで投資を続けるのは難しいでしょう。
ですが、投資対象に興味を持って追求していくと、特定の分野の投資に対してしっかりとした選別眼を手に入れることができます。
さらに、多少の失敗を犯しても「次はここを改善しよう」と考えて、また前向きにチャレンジができるようになります。
そういった意味でも、投資というものは単なるリターンを得るためだけのものではなく、知的好奇心を満たしていくものだと思います。
1つの趣味ではありませんが、そういった面白みを感じながら投資をしていただければ、結果としても上手くいくと思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
本日は以上となります。ありがとうございました。
資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編