マイルとは?マイルの基礎知識から貯め方までわかりやすく解説

マイルとは

マイル」という言葉はほとんどの方がご存知だとは思いますが、マイルはここ数年よりいろいろな貯め方や使い方が出来るようになっています。

今回の記事ではマイルの基礎知識から、知っておいた方がいいマイルのお得な貯め方について説明していきましょう。

マイルとは

マイルとは各航空会社が提供しているポイントで、感覚的にはTポイント、楽天ポイントの様に搭乗距離、使用頻度に応じて加算されていくポイントの事です。

貯めたマイルは特典航空券への交換や座席のアップグレード、ツアーなどの購入時の充当、提携先のポイントに交換などができます。

マイルは航空会社ごとに種類があり、日本国内で人気があり、加入者が多いのは「JALマイレージバンク」と「ANAマイレージクラブ」の2つになります。

マイルが貯まる仕組み

マイルが貯まる手法のメインはやはり、航空会社の飛行機搭乗によるものなので、海外出張や海外旅行によく行かれる方は、外資系の航空会社のマイルを貯めた方が効率が良い事もあるので、各社事前に調べることをお勧めします。

マイルの積算方法

基本的にマイルは搭乗時の飛行距離と運賃に応じて加算されていきます。

計算方法は、「区間基本マイル×積算率=積算マイル」となります。
区間基本マイルはほぼ世界共通となっており、数値はフライト距離に比例します。
例)東京→札幌510マイル、東京→ニューヨーク6,736マイル

積算率について、通常運賃は高く設定され、格安ツアーなどは低く設定されます。
例)チケットの種類、航空会社によって様々ですが国内線JAL、ANAの場合は、

  • 通常運賃・ビジネス切符:100%
  • 正規割引航空券:75%
  • パッケージツアー:50%
  • と決まっています。

    積算率は高額な航空券ほど高く設定され、安い航空券ほど低く設定されていると理解しておいてよいでしょう。

    マイルの貯め方

    ここからはは、マイルの貯め方について説明していきます。

    マイレージプログラムへの入会

    マイルを貯めるにはまず、マイレージプログラムへの入会が必要です。

    また、マイレージプログラムに新規で入会するにはいくつか方法があります。

    空港での申し込み、各種航空会社のWEBさいとから申し込み、航空会社のクレジットカードを作ると同時に申し込みなどが主流です。

    提携航空会社や航空連合を利用する

    提携航空会社や航空連合(アライアンスと言います)を利用した際にも獲得できます。

    これは案外うっかりしていたりして、大きくマイルを貯めるチャンスを逃してしまう事にもなりかねないので、記憶に留めておいてください。

    普段、国内線を多く使っている人がたまに海外旅行や海外出張に行く際にためておくと非常に有効に使えます。

    • JALは「ワンワールド」13社が加盟

    • JAL、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、イベリア航空、マレーシア航空、カンタス航空、カタール航空、S7航空、スリランカ航空、LATAM、ロイヤルヨルダン航空

    • ANAは「スターアライアンス」28社加盟

    • ANA、エアカナダ、中国国際航空、エア インディア、ニュージーランド航空、アシアナ航空、オーストリア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ ドイツ航空、スカンジナビア航空、深セン航空、シンガポール航空、スイス インターナショナル エアラインズ、タイ国際航空、ターキッシュ エアラインズ、ユナイテッド航空、アドリア航空、エーゲ航空、アビアンカ航空、アビアンカ・ブラジル航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、南アフリカ航空、TAPポルトガル航空

    飛行機に搭乗しないでマイルの貯める方法

    マイルの貯め方は飛行機に搭乗する以外にも貯める方法があります。
    それは、陸上で貯めるタイプの陸マイラー(オカマイラー)です。

    ここからは、陸マイラーで貯めるマイルの貯め方を解説します。

    クレジットカードを使って貯める

    飛行機にあまり乗らない方でもクレジットカードで買い物をすることによりマイルを貯めることができます。

    使用金額に応じてマイル積算してくれる機能を付けたクレジットカードを使う事で可能になります。

    日々の生活の支払いをこのクレジットカードで支払うだけで年に1~2回程度の航空券と交換が可能になり場合もあり得ます。

    提携しているカード会社は多数あり、各諸条件も違っていますので、興味ある方は各航空会社、カード会社のWebサイトから確認してみて下さい。

    提携ホテルを利用して貯める

    航空会社と提携しているホテルに宿泊することでマイルを貯める事も可能です。

    ホテルに宿泊する際はそのホテルがマイルの航空会社と提携しているかどうかを確認してから予約すると良いでしょう。

    加算方法は金額に応じで積算される場合や使った金額に応じて積算される場合などホテルにより異なってきますので、詳しく調べたい方はWebサイトなどで確認してください。

    電子マネーを利用して貯める

    電子マネーを使う事で JALマイルやANAマイルを貯める事も可能です。

    代表的な電子マネーと航空会社のマイルの組み合わせですが、「JALマイルとWAON」「ANAマイルと楽天Edy」があります。

    JALマイルとWAONの場合

    JMBWAONカードを作る(入手して入金)、WAON加盟店で使うことができ、200円(税込み)ごとに1マイル(JAL)積算されます。

    ANAマイルと楽天Edyの場合

    ANAマイルと楽天Edyの場合、「カード」と「おサイフケータイ®」で貯める方法があります。

    • カードで貯める
    • 「ANAマイレージクラブEdyカード」・「Edy機能付ANAカード」でのお支払いでマイルが貯められます。

    • おサイフケータイ®で貯める
    • おサイフケータイの電子マネー「楽天Edy」によるお支払いでマイルが貯められます。
      200円(税込み)ごとに1マイル(ANA)積算されます。

    マイルを貯める4つのメリット

    次にマイルを貯めたら何ができるか見ていきましょう。

    メリット1:飛行機チケットと交換できる

    マイルを貯める醍醐味は何と言っても航空チケットとの交換でしょう。

    貯めたマイルの積算量で各種航空券と交換できるのです。

    路線や時期によって交換に必要なマイル数が変わってきますので交換の際は各社Webサイトで確認する必要がありますが、事例として挙げますと国内線特典航空券 片道6,000マイルから交換できます。

    往復の場合は12,000マイルからとなります。

    国際線特典航空券は片道7,500マイル、往復15,000マイルから交換できます。

  • 国内→ソウル(往復航空券) 12,000〜15,000マイル
  • グアム(往復航空券) 20,000マイル
  • ハワイ(往復航空券) 40,000マイル
  • ヨーロッパ(片道ビジネスクラス) 80,000マイル
  • になります。

    行先は自分が加入している航空会社の飛行機が運航している路線になりますが、日時、路線は自由に選ぶことが可能です。

    通常の飛行機チケット同様定員数が決まっていますので行先や時期を考えて早めに予約していく事をお勧めします。

    ※海外へ行く際、飛行機代は無料になりますが、燃料サーチャージ、空港利用税がかかります。(通常運賃に比べれば随分と安いです)

    メリット2:座席のアップグレードができる

    正規購入した飛行機の座席をアップグレードすることができます。

    例)普通エコノミー→ビジネスクラス

    と言ったことがお金を支払わずにマイルを使う事で可能になります。
    ※格安航空券などの場合はアップグレードできませんのでご注意ください。

    メリット3:商品と交換できる

    各航空会社がマイルと交換できる商品を用意(設定)しており、それらの商品と交換することができます。

    旅行用鞄、ワイングラス、グルメセットなど何種類かありますが、航空チケットに比べると交換効率が高くないのであまり人気は無い様子です。

    商品の場合は航空会社外からの仕入れになるので、自社の飛行機チケットに比べるとどうしても原価が高くなるので、利用者にとってみれば効率が悪いことになるのです。

    メリット4:電子マネーと交換できる

    マイルを電子マネーと変える事ができます。

    これは現金に交換するのと同じ感覚で捉えられますので、ある意味使い勝手がよくはなりますが、交換レートで考えた場合マイルの価値が下がってしまうので、余り交換する人はいないでしょう。

    JALの場合はSuicaやWAONと交換可能で、ANAの場合はTポイントや楽天Edyと交換可能です。

    マイルとは:まとめ

    マイルを貯めることで座席のアップグレードが可能になるなど、交通費を抑えながら快適な旅をすることができるようになります。

    マイルはクレジットカードを使いこなせば効率よく貯めることができるので、この機会に日常生活の中でも意識してマイルを貯めてみてはいかがでしょうか。