超少額から始める積立投資!「0円投資」4年の投資結果は!?

いよいよ明日、日本時間で3日(金)21時半に、マーケット関係者が注目する8月の米国雇用統計が発表されますが、相変わらず世界的な株高が継続しています。数年前に積立投資を始めた方でも、30~50%程度の含み益がでているというケースが多いかもしれません。

このような強い相場は、過去20年においても、中国バブル期、アベノミクス期、そして今回のコロナショック回復期と、3回程度しかなかったような気がします。特に今回のラリーは、期間にしてわずか1年半程度しかたっていない好調相場ということで、まさに特筆すべき幸運ともいえるでしょう。

さらに幸運なのは、「0円投資」(ポイ活×資産運用)、いわゆる「ポイント投資」の普及に伴い、つみたてNISAなどを活用した、少額による積立投資家が急拡大してきたことでしょう。今回は、過去を振り返りながら、少額投資であっても、コツコツ継続すればバカにならないということをご紹介します。

2017年9月から0円投資をスタート

2017年8月に、大手証券で初の「投資信託のポイント買付サービス」がリリースされました。楽天ポイントがまだ「楽天スーパーポイント」と呼ばれていたころです。

楽天証券ではすでに、業界初・投資信託(投信)の「100円投資」サービスがリリースされていましたので、投信の「ポイント買付サービス×100円投資」は最強の少額投資ということで、筆者は8月分のポイントを使いきってしまっていましたので、翌9月からさっそく開始しました。

キャッシュレス決済の普及見込や、消費税増税、キャッシュレス決済によるポイント還元、マイナンバーカード、個人型確定拠出年金(iDeCo)の愛称決定による少額積立投資の普及拡大や、つみたてNISA制度開始を視野に入れた、一連の動きだったのでしょう。

総合的にみると、当初は現在よりポイント獲得条件も良く、ポイント投資がさらにポイントを生む、というまさに「究極の複利」状態をいとも簡単にできる環境にありましたので、将来的にサービス改悪の可能性は高いものの、この「ポイント投資」は爆発的に普及するはず、という読みもありました。

どちらにしても、最新のサービスは早く始めた人ほど先行者利益を得られる傾向にありますので、当初より主にWEB上の世界では盛り上がっていたような記憶がありますが、周囲の知人などは全く興味を示してくれませんでしたね(笑)。

丸4年で約30万ポイントを獲得、さらに増やす

当時の筆者は開業後半年くらいでお金もありませんでしたし、毎月のカード決済額もたいしたことはありません。ネットショッピングもそんなに活用しているわけではありませんので、月に5,000ポイント貯めることすらとても無理でした。

家計が苦しかったこともあり、そのころから様々なポイ活を研究し、現在では楽天ポイント・Tポイントを中心に、その他のポイントも活用しながら、0円投資を実行しています。

0円投資 利益

その結果、4年で約30万円分のポイントを貯めることができました。このポイントは全てそのままダイレクトに金融商品を買うか、現金化してから金融商品を買うかなどしています。投資方法は基本的には積立投資をベースとしており、若干株式を買ったり、FXをやってみたりしていますが、仮想通貨は買っておりません。

一番重要なのは、月ごとの獲得ポイントが徐々に右肩上がりになっていることです。ポイ活ノウハウが蓄積されてきたこともありますし、長く継続すると、獲得ポイントが増えやすいというのもあります。どちらにしても、ヘビーユーザーであればあるほど、獲得ポイントは徐々に増えていきやすい傾向にあります。

そして、この獲得ポイントで購入した金融商品がマーケット環境の好調もあり、約84%の評価益で、54万円超となってきています。元手0円で貯めた資産が、さらに大きく増えるのは、ちょっとラッキーですよね。

0円投資 結果

目標は来年2022年末までに100万円ですが、決して無理のないペースになってきています。筆者の0円投資は大きくわけて5つの投資法から構成されており、単純に積立てだけしているわけではありませんが、セオリー通りの積立てだけでも、おそらく約半分程度のパフォーマンスをあげることはできているでしょう。

0円投資とポイント投資の違い・活用法

リアルな金融商品を買わず、ポイントが増減するだけの「ポイント運用」とは異なり、0円投資もポイント投資も、どちらもリアルな金融商品に実際に投資することに変わりありませんが、0円投資はより大きな意味でのポイント投資(ポイ活×資産運用)になります。

0円投資はより多くの、直接ポイント投資ができないポイントを現金化したり、投資できるポイントに交換する、あるいは現金そのものを貯められるポイ活をすることを組み合わせていく点で、さらに効率よく資産を貯めることが可能です。

テキスト・教科書として、拙著「0円投資」をご活用いただいても良いですし、もっと本格的に投資を学びたいという方には「0円投資スター養成塾」もございます。

また最近では、Zoomなどで全国的に0円投資の勉強会をやらせていただいておりますし、筆者の中小企業のお客さまには、福利厚生の一環として、0円投資のしくみそのものを取り入れていただいている会社もあります。さらに、保険代理店やIFA(金融商品仲介業者)の新規開拓・顧客フォロー・紹介営業などにも、この0円投資のしくみをご活用いただけます。

iDeCoやつみたてNISAなどの少額積立投資を、さらに後押しするパワフルな0円投資。このしくみは、家計の収入アップ・節約・貯蓄を増やす、ということに直結します。

ヘビーユーザーであれば、ネットショッピングの購入代金に対する消費税10%以上の金額を、ポイントで取り戻すことも可能なしくみです。

たった1ポイントから、家計やライフプランを考えるきっかけにもなりますし、あなたやご家族の将来につなげていっていただけたら幸いです。