近頃、株式やビットコイン等の暗号資産、といったリスク資産が、年初に比べ結構な下げをしています。
米国の利下げの影響を見込んだ調整局面ということで、株式市場、暗号通貨市場が大きく動いているわけですが、このように暴落が起きた際には、人はとてつもない不安と恐怖を感じます。
そして、このようなときにこそ、自身の資産運用に対する姿勢を見る良い機会となります。
目次
「もう手仕舞いした方が良いの?」
相場が大きく動くとき、特に暴落のとき、筆者の元にはよく質問がきます。
「もう手仕舞いした方が良いでしょうか?」
「もうダメなのでしょうか?」
保有割合は適正なのか?
この質問が出るという時点で、その資産のその方にとっての保有割合が適正でない可能性があります。
わかりやすくいうと、例えば全資産のうち、2%だけビットコインを持っています、という方であれば、時々ある暴落で狼狽えたりしないはずです。寧ろ、買い増しのチャンスと捉える場合もあるでしょう。
適正な配分を慎重に決めましょう。配分が大きすぎると少しの値動きで心穏やかではいられなくなるのです。
自分でコントロールできる部分です。
資産運用の目的を再確認しよう
あなたはなんのために資産運用をしていますか?
・60歳までにいくらの資産をつくり、楽しく遊んで暮らすためです。
・子供の教育費、老後の生活費のために、預貯金では増やせないので資産運用をしています。
・将来独り身のままだとしても、十分に生きていけるために資産運用をしています。
など、正解はなく、人それぞれ、様々な考え方があるはずです。
投資の目標を決めよう
1億円ですか?
5000万円ですか?
2000万円ですか?
できれば具体的な投資の目標値を決めることで、長い期間も市場の変動が大きい時も乗り切ることができるでしょう。
いつから使うのかも是非決めよう
人生は有限です。
資産運用で成功する(お金を増やす)ために人生を生きている人はいないはずです。もちろん、お金をあの世にも持っていくことはできません。
お金は人生を充実させるための資源です。
お金はあっても、高齢になってしまえば、若い時に比べ健康・体力が落ちています。
是非、お金に関して、生きた使い方ができる時期も考えておきましょう。
投資スタンスをきめよう
たとえば長期でのインデックス積立をしている方などは、このような下落で狼狽売りしてしまうことは避けて、時間を味方につけて淡々と継続する意思が大切です。
まとめ~自分がコントロールできることをコントロールする~
是非、しっかりと、自分でコントロールできることを再確認してみてください。
そして、コントロールできないものは放っておきましょう。
経済の行方、株価や為替の推移など、予測しても仕方のないことにエネルギーを注ぐのはやめましょう。
人生を豊かにするために、共に資産運用を楽しんでいきましょう。