読書量と年収は比例する?読書が生み出す効果を紹介

読書 年収

あなたは「読書量が年収に比例する」という話を聞いたことはありますか?

実は、複数の調査データで読書量が年収に比例しやすいというデータが取れていて、もはや定説と言っても過言ではありません。

しかし、スマートフォンやテレビ、インターネット、SNSなど楽しい誘惑も多くて、読書の優先順位が低いという方も多いでしょう。

そこで今回の記事では、普段読書をしていない方や苦手という方でも、今日から読書を始めたくなるような情報をお届けします。

年収を上げるためにも、ぜひ最後までじっくりとご覧くださいね。

読書量と年収の関係性

まずは、読書と年収は比例するというデータを公開していきます。

読書が年収に比例していると実感できない人も、根拠を理解すればきっと納得できるでしょう。

ネット上には海外の調査データも多数存在していますが、この記事ではより親近に感じてもらえるように、国内の調査データを参照しています。

年収と読書にかける金額

まずは2019年に総務省が行った「家計調査」の結果をご紹介します。

こちらのデータでは、1世帯当たり年間の品目別支出金額,購入数量及び平均価格(二人以上の世帯)となっています。

注目はBH68:BH72の欄、「労働者世帯の年間収入」と「書籍」のデータです。

年間収入別に見ても、収入が多いほど書籍の金額も増えていますね。

年収455万円以下の世帯は、年間の書籍代が5,160円ですが、年収923万円以上の高収入世帯では、年間15,571円と約3倍の差が開いています。

参考:総務省2019年度「家計調査」

年収と本を読んでいる冊数

続いて本を読んでいる冊数を調べたデータです。

こちらは2009年に出版文化産業振興財団が成人1,550人を対象におこなった「現代人の読書実態調査」の一部です。

このデータによれば、1ヶ月で読む冊数が多いほど高年収の割合が高く、冊数が少ないほど低年収の割合が高くなる傾向が見られます。

また、1カ月に最低3冊以上の本を読む人は「年収1500万円以上」と「300~500 万円未満」で約1.8倍の差が生まれていました。

参考:現代人の読書実態調査

これら2つのデータから、読書が年収との関係は明確に比例していると言えますね。

読書で得られるメリット

高年収の人ほど読書量が多いことはわかりましたが、データだけでは読書をしてこなかった人や苦手な人は、やってみようという気持ちになれないと思います。

そこでここからは、読書をすることで得られる3つのメリットをご紹介します。

高年収の人がなぜ読書をするのか、その理由をじっくりとご覧ください。

メリット1:想像力が身につく

まず、読書をすることで、想像力を高めることができます。

最近は小学校で一斉読書をする「読書タイム」という時間を設けられているくらい、読書は脳の発達や教育の面で高い効果を発揮すると言われています。

挿絵が入っている本もありますが、ほとんどの本は活字で構成されていることから、本を読むことで活字から情報を読み取り、脳で映像として反映させる”想像”を自然と行っているのです。

そのため、読書量が増えれば増えるほど想像力も身につくわけですね。

想像力が高いと、先を見通した考え方や、多角的な視点でものごとを見ることができ、柔軟でクリエイティブな思考を身につけられます。

高収入の人たちは理解力が高かったり、企画力が高かったりする理由は、読書が要因の1つになっているでしょう。

メリット2:アウトプットする力が身につく

読書ではインプットする力が身につくものと思われがちですが、実はアウトプットする力も身につきます。

一つ前の項目でもお伝えしましたが、活字から情報を映像として反映させる”想像”をすることは、自然と頭なかで得た知識をアウトプットしているのです。

何も知識がなければ、何も想像できないですよね。

かの有名な漫画家、手塚治虫氏も「インプットがないのに、アウトプットは出来ません。」というように、インプットは重要なものなのです。

読書を通して情報を読み解くインプット力と情報を理解して発信するアウトプット力が身につけることで、質が高い仕事が早くできるようになり、収入もどんどん上がっていくでしょう。

メリット3:多方面の見方が身につく

本には筆者の考えや思想が含まれていることから、読書をすることで他人の価値観や思考を知る、出会いの場としての役割もあります。

実は多くの人たちは同じ会社・同じ友人・同じ場所といった、狭い活動範囲で生活しています。

なので、自ら活動範囲を広めない限り、なかなか新たな価値観や刺激を受ける機会はないんですよね。

そのため、自分でも気づかないうちに考え方や思考が偏ってしまい、自分とは違った価値観を受け入れがたくなってしまいます。

しかし読書をすることで、強制的に自分とは違う価値観や考え方と出会うことができ、物事を多面的に見られるようになります。

高収入の人たち特有の、新しいものをすぐに取り入れられる柔軟性は、実は読書からで養われているのです。

年収アップに繋がる読書のコツ

読書による3つのメリットをお伝えしますたが、ただ何も考えずぼーっと読んでも意味がありません。

そこでここからは、より年収アップに繋がる読書法について解説します。

ここでしっかりコツを押さえて、無駄なく年収アップに繋げていきましょう。

読書のコツ1:幅広い分野の本を読む

まず1つ目のコツは、読む本の分野についてです。

ここで勘違いする人の多くが、年収を上げるためには自己啓発本やビジネス書など、いわゆる「意識高い系」の本を選びがちです。

もちろんそれが悪いことではありませんが、重要なのはジャンルのバランスです。

読書をする目的は知識をつけることはもちろんですが、様々な考え方や思想を知ること、読んだ内容を頭で理解する記憶力と思考力の強化が一番重要です。

世界的な大富豪であるビル・ゲイツ氏もITやビジネス書だけでなく、小説や経済など様々な分野の本を読んでいることで有名です。

自分の未知の情報を頭に入れることで脳が活性化され、記憶力や思考力がアップするんです。。

読書のコツ2:尊敬している人のオススメを読む

読書をしようと思い立っても、どこから手をつけたらいいか悩みやすいポイントですよね。

そこでコツ2つ目が、尊敬している人がオススメする本を読むことです。

ネットで調べれば、著名人が読んでいる本やオススメの本など、いろんなサイトや記事が出てきます。

まずはこういう本を読んでみると、自分の知らない気づきやおもしろい分野に出会え、ゼロから本を探すよりも、あなたにあった本を見つけやすくなるでしょう。

著名人だけでなく、本屋さんのオススメやネットで話題になっている本なども参考にすると、今までは無縁だった新しいジャンルの本と出会えると思いますよ。

読書のコツ3:スキマ時間を活用

そして3つ目のコツは、スキマ時間を活用することです。

読書がいくら大事と言っても、読書以外の時間をすべて犠牲にするのはナンセンス。

読書も仕事も、決められた時間に最高品質で最大限の量をこなすことが重要です。

そのため、1日のちょっとした時間の活用をオススメします。

例えば、通勤で電車に間、仕事の休憩中、夜寝る前など、1日の何気なくぼーっとしている時間を読書に当てるだけでも、読書の時間を確保できます。

「時間がないと嘆く前に時間を作る努力をする」この思考が、成功する人としない人を大きく分けると言っても過言ではないでしょう。

読書と年収の関係性:まとめ

今回は、読書量と年収が比例するというデータをもとに、読書のコツをお伝えしてきました。

読書で得た知識や経験、思考力というのは間接的に人生に役に立ちますし、人生が豊かになること間違いありません。

ぜひこの記事を参考に、読書を始めてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。