こんにちは、池田和弘です。
この記事では、今後の世界的情勢に関する私の予測をお話したいと思います。
目次
日本を取り巻く経済事情
今年は日本でオリンピックがある年です。
そんな中で話題になっているのは、オリンピック後の日本の景気や不動産の価値はどうなってしまうのかということです。
これについてですが、正直僕個人の見解として、オリンピックの影響はあまりないと思っています。
というのもこれが新興国のように今後も経済が伸びていく地域なら、オリンピックを機にインフラを整えるので、色々な経済効果も期待でき大きく経済が上昇することはあるかもしれません。
ただ、東京は世界的に見ても大きな都市です。
そう考えると、オリンピックを誘致したからと言って、今まで全く無かったインフラが整うというのは考えにくく、むしろオリンピック後も今と変わらない、つまりそう大きく影響を受けるものではないと思っています。
確かに不動産の価格は落ちるかもという話はあります。
ただこれは経済的な影響で、不動産の価格が下落するというより心理的なもので落ちると言われています。例えば、投資家たちが売り急ぎ結果として価格が落ちてしまうなどです。
しかしそれはオリンピックの要因というより、不動産の価格の上昇が落ち着き、下落するのが偶然この年になったというレベルの話かと思います。
気にすべきは4つの世界情勢
オリンピックの影響はあまりないと思いますが、外的要因や世界的な要因によって価格が動く可能性はゼロではないと考えています。
もちろん、僕は経済評論家でもなければ、そういった専門家でもないので景気動向の予測をするつもりはありません。
しかしFXでトレードをしている方にとって、注目すべきポイントがいくつかあるかと思っています。
1つ目のポイントは米中の貿易摩擦です。
貿易戦争といわれる関税によって貿易の自由が奪われてきている影響が、今アメリカにも中国にもあり、それが世界に広がっていく可能性があるので貿易摩擦の動向は注目するべきでしょう。
2つ目のポイントは中国の市場です。
中国の市場、そして中国自体もここ数年上がってきていますが、ある種の踊り場というか、政府が無理矢理つじつまを合わせてきたところもあるのでその辺のつけがそろそろ来る時期かなと思っています。
3つ目のポイントはブレグジットとよばれるイギリスのEU離脱問題です。
これも最終決着がそろそろつくので、今後どうなるかという部分は注目ですよね。
そして4つ目のポイントはこの年明けに起きた中東の問題です。
この4つが今後の経済の動きのカギを握るでしょうし、為替にも影響を与えると思います。
何か危機が起きた時は円高になりますし、危機が去った時は円安になるという特徴が為替にはあります。
為替以外に、金や仮想通貨なども要注意です。
年明けから、少しビットコインのレートが上がっていますが、経済危機に対するリスク回避のために法定通貨から仮想通貨に資金が流れているのが要因だと言われている部分もあるので、そちらも複合すると影響があるのではないかと思っています。
アメリカの問題や中東、中国、イギリスの問題もそうですが、普通にニュースさえ見ておけばある程度情勢は分かるでしょう。
ネット記事などで専門家が今後の予測をしていますが、あまり真に受けなくてもいいのかなと思います。
未来予測を100%できるような人なら大富豪になれるわけですから、予測はあくまで予測でしかありません。
ここであえて僕が経済予測をしないのは、専門家でもない僕が予測したところで当たるかどうかは分からないからです。
ただ、先ほど挙げた4つの注目すべきポイントは、トレーダーであればしっかりと把握しないといけません。
例えば中東問題でいうと、2月11日はソレイマニ司令官の喪が明ける日です。
そこまでは司令官の殺害の喪の期間なので、あまり大きな動きはないといわれています。
ただそのあと、もしかしたらテロなどの動きが出てくる可能性があるので、2月11日以降は安易に高いレバレッジをかけてポジションを持たないことをオススメします。
もしくは万が一に備えて、他のものに投資先を散らしておくなどそういった工夫は必要かと思います。
また、「イギリスのEU離脱が決意されて方向性が決まる日」のように、大きな出来事が起きる日のスケジュールはある程度知っておく必要があります。
ニュースを見ておくことで情報収集ができるので、感度を高くするよう意識していただければと思います。
引き続き世界は動いていきますのでどういった動きになったとしても、慌てふためくことがないよう構えていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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