新分野の投資に臨むためのポイント│トレーダーから投資家へのステップアップ

池田和弘の資産形成チャネルです。

本日は、前回お話しした「新分野の領域案件で負けない方法」の続きをお話ししていきます。

新領域の投資に必要な心構え

新領域 心構え

前回の記事の最後で、為替相場での取引には純粋なトレードスキルが必要になるというお話をしました。それに対し、新領域やビットコインに関しては、難しいトレード手法は必要ありません

一つ言えることは、現物でもつのが大切ということです。そしてレバレッジを大きくかけず、一喜一憂しないことポイントです。

多くの方は目先の資産を増やすためにどうしても欲張ってしまいます。例えば、自分の投資可能資産が100万円しか無いにも関わらず、50万とか、100万という資産の大半を新領域に投じる方がいます。しかし、新領域は残念ながら確立されていないので、価格がかなり大きく動き、一気に損失を被ってしまう恐れがあるのです。

しかし、逆に少ない資産でも大きく資産を増やすことも可能と言えます。新領域で負けずに、資産を増やす投資をするためには、どんなことを心がければよいのでしょうか。

適正な割合の資産を投じる

適正な割合の資産を投じる

新領域へ投資する際は、まず投じる資産割合をしっかりと自分でコントロールすることが大切です。

ビットコインや暗号資産関連については、機関投資家やプロの投資家の場合は、全資産の3~5%に抑えるべきだと言う方が多いです。3%、5%であれば例え全額失っても、他のもので十分にリカバリーができるからです。しかし、一般の方がそのくらい割合で投資しようとすると、ほとんど予算がないことになってしまいますので、せめて10~20%の範囲に留めるべきと考えられます。

一つの基準としましては、失ったとしても自分があまり気にならない割合の金額を設定すると良いでしょう。

例えば、10万円の暗号通貨を買ったとします。その後相場が下落し半分の5万円になってしまったり、全額失って10万円損失を被ってしまったとしても、それほど気に留めないでいられるのであれば、その人にとって10万円は適正であると言えます。それが100万でも気にならないのであれば、100万でも構いません。

  • 長く持てる、上昇を信じ続けることができる
  • 少し下がったからといって、慌てて売るようなことがない

そう思える金額を設定して、新領域に挑みましょう。

新分野の投資で利益を出す人の目線

新領域 投資

最近僕は、NFTという分野にとても興味を持っており、投資を周りの投資家の仲間にも話しています。

このような新領域に入っていくにあたって、一つ間違ってはならないことがあります。それは、大きく資産を増やせる可能性があるからと言って、資産の大部分を投じて一攫千金を狙ってはいけないということです。

ポートフォリオを組むうちの、ほんの一部を新領域にまわすという感覚が大切です。そうすれば、多少利益が伸び悩んだり、損失を被るタイミングがあっても、その分野が伸びて世の中に浸透していく確信を持ち続けることで、最後まで値上がりを期待して堪えることができるからです。

実際、ビットコインを始めとした暗号資産をそのような目線で見ている方は、今も大きな含み益を持っているか、大きな利益を確定させているでしょう。

僕はビットコインが40万円くらいの時代に、ビットコインは絶対上がるので持っておきましょうねといった話をさせていただきました。もちろん自分も持っていましたが、流石に近年の大きな上昇については、ここまで上がるとは僕も予想が出来ませんでした。

ただ、予想していた範囲を超えていたとしても、何十万かの時代に買ったものが大きな利益を出したことは確かです。なぜそれが出来たかと言うと、目の前の乱高下に対して慌てず、大きく下がったときには買い増しをするという対応が出来たからです。

そのため、もし新分野への投資で失敗したことがある方は、今後出てくる新分野に対して、これまでお話ししたような心構えで取り組んでみてください。繰り返しになりますが、何も考えず周りが良いと言うから乗るのではなく、そもそもなぜそれが素晴らしいのか、なぜそれが期待をされているのかをしっかりと理解した上で、コアなホルダーになるという意識が大切です。しっかりと自分の中で確信を得た上で、長期で保有するようにしましょう。

新分野というのは簡単に世の中に浸透しません。すぐに浸透するのであれば苦労しないでしょうが、新しい分野、新しい概念が世の中に定着するには、やはりとても時間がかかります。

将来大きな利益を狙いたいのであれば、必ず資産を分散しておき、自分にあまり影響のないごく一部の資産を持って投資に臨むべきです。そして現物などレバレッジを効かせずに保有、もしくは投資をすることを心がけ、新領域の投資に挑んでいただけたらと思います。そうすることで、少なくても負けない投資ができる可能性が上がるでしょう。

ここまでお読みくださったあなたは、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

池田和弘 資産運用のすべてを知る男、池田和弘にインタビュー|前編

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