株式投資は大学生にこそオススメ!口座開設の簡単3ステップもご紹介

株式投資は大学生に向いている?プロが解説!!

時間があるのにお金がなく、バイトに明け暮れる日々を送る大学生は少なくありません。

そこで是非、この貴重な時間を最大限活用して「株式投資」に挑戦してみて欲しいのです!

早い時期から投資を始めるメリットが、たくさんあるからです。

今回の記事では、大学生の方に株式投資がオススメな理由を3つご紹介していきます。

さらに、大学生が株式投資を実践するときの注意点と、証券口座の開設方法についても併せて説明します。
どうぞ最後までご覧ください!

大学生が株式投資を始めるべき3つの理由

振り返って手を振る女性
「なぜ、株式投資は大学生のときから始めたほうがいいのか?」
「社会人になってからでも遅くないのでは?」

そうお考えの方も多いと思います。

しかし、大学生の今が、まさに投資を始める絶好のタイミングなのです。
その理由は、大きく分けて3つあります。

  1. 不労所得による複利効果が大きくなるから
  2. 日中の取引時間に株を売買できるから
  3. 金融リテラシーが就活の武器になるから
では、一つひとつ説明していきましょう。

1.不労所得による複利効果が大きくなるから

株式投資では、中長期の運用で「複利効果」が期待できます。
複利効果とは、いったん得られた利益を次々と投資に回すことで、さらに大きな利益が生じていく現象のことを指します。

重要なのは、投資期間が長くなるほど、複利効果は大きくなっていくという点です。
つまり、大学生という早い時期から株式投資を始めることで、将来的に大きな複利効果が期待できるのです。

ただ、収入金額の波が大きいと、複利効果はあまり望めません。
複利効果が期待できる条件として、不労所得のような安定的な収入があることが挙げられます。

不労所得とは、自分が直接労働しなくても、何かしらの資産が定期的に得られるという仕組みのことです。
要するに、不労所得があれば、働かなくても安定的にお金が入ってきます。
不労所得の中でも定番なのが、株式投資です。
自分の応援する企業の株主になれば、毎年2回程度の配当金を得ることができます。

また配当金以外に株主優待などもあり、株式投資は初心者に特にオススメと言えます。
さらには、現在まさに成長段階にある企業に投資を行えば、数年後に株価が何倍、何十倍となる可能性もあります。

大学生のうちから株式投資を始めれば、たとえ少額でも複利効果という長期投資の恩恵を多く受けることができます。
不労所得の仕組みを利用して、若いうちから資産を形成していきましょう。

2.日中の取引時間に株を売買できるから

大学生の間は、自分が興味をもったことに挑戦するべきです。

株式投資に少しでも関心があるのでしたら、それはチャンス。
日中の授業がない時間を活用して、ぜひ株式投資を始めてみましょう!

というのも、日本の株式市場は、基本的に平日の日中に開かれているからです。

多くの社会人は日中の時間帯に仕事があります。
そのため、お昼休みや休憩時間を利用して、株式投資をしている方がほとんどでしょう。

一応、夜間や休日でも株式の売買の予約注文はできますが、リアルタイムでは株価をチェックできません。

つまり、社会人になると、時間的な制約から株式投資を始めるハードルが上がってしまうのです。

そこで、大学生であるうちに、講義のすき間時間などを利用して、ぜひリアルタイムでの株式投資にチャレンジしてほしいと思います。

常に株価の動向をチェックできる貴重なチャンスを、ぜひ活かしていきましょう!

3.金融リテラシーが就活の武器になるから

株式投資で身につけた知識は、確実に就職活動に役立つでしょう。

私たちが社会の中で自立し、安定した生活を送るためには、お金に関する正しい知識や適切な判断力を持つことが不可欠です。
この知識や判断力を、金融リテラシーと呼びます。

株式投資をする際には、必然的に金融リテラシーについて学んでいくことになるでしょう。
なぜなら株式投資では、将来性のある企業、良い商品やサービスを提供している企業を自分で選び、投資をしていく必要があるからです。
その際、投資候補の企業を、納得がいくまでリサーチすることになるでしょう。
たくさんの企業がある中で、どこに将来性があるかをさまざまな角度から調べることになります。

このようにして数多くの企業を分析していると、その経験が就職活動において必須の「企業研究」に活きてくるのです。

また面接の際に、学生時代に力を入れたこととして、株式投資はアピール材料になります。
社会、経済情勢についての知識をアピールすれば、他の学生に差をつけられますね。

大学生が株式投資のリスクを軽減するための3つのポイント

安全とリスクのバランス
ここまで、大学生のうちに株式投資を始めるべき理由をご紹介しました。

ですが、初めて投資をするとなると、やはりリスクについても考えてしまいますよね。

そこで、大学生が株式投資を始める際、リスクをできるだけ軽減できる3つの方法をご紹介します。

お伝えする内容を実践して、株式投資のリスクを抑えると安心ですよ。

生活資金に手を付けず余裕資金のみを投資する

株式投資に初めて挑戦すると決めたのなら、「友人に自慢できるくらい稼ぎたい!」と思ってしまう方は多いかもしれません。
また、万が一損失が出たときに、「投資金額を増やして、損した分を取り返してやる!」と冷静さを失うようなケースも考えられます。

大学生が投資を始めたら特に注意していただきたいのは、絶対に生活資金を投資に回してはならないという点です。
せっかく始めた投資が原因で、生活に支障をきたしてしまうことがあっては、本末転倒でしょう。

投資で大きな利益を出したいからと言って、貯蓄を全て資産運用に回したりするようなことはNGです。

食費や生活費、学費などに必要なお金は、生活資金として明確に分けておきましょう。
当面使う予定のない、余裕資金のみで投資することが大切です。

常に気持ちとお金に余裕を持ち、株式投資に臨むことをオススメします。

短期投資よりも長期投資をベースに考える

株の投資方法は主に「短期投資」と「長期投資」に大別されます。

短期投資は短い期間で投資タイミングをとらえ、損益を確定させることができます。
株式投資を始めたばかりであれば、誰でも早く利益を出したいと焦ってしまうことはあるでしょう。

しかし、大学生が株式投資をする際には、短期投資よりも長期投資をベースにすることをオススメします。
理由としては、短期投資は知識が必須であり、損失のリスクも大きいからです。

株やFXの短期取引の場合、変動し続ける値動きを常に注視して対応していくことが必要になってくるでしょう。
長期投資であれば、日々の値動きに一喜一憂する必要がないので、気楽に投資を継続できます。

株価の値動きを示すチャートに張り付く必要がなければ、学業のための時間が奪われることはありません。
そのため、大学生には長期投資がオススメです。

ローリスク・ローリターンを投資戦略の柱にする

大学生が投資を始める際に最も不安に思うことは、大きな損失を被る可能性ではないでしょうか?

株式投資でいきなり大きな利益を得ようとすると、その分大きなリスクを背負うことになります。
ハイリスク・ハイリターンな商品は、値動きの幅が大きく、結果を予測するのが難しい点がデメリットです。

一方、ローリスクな商品は、値動きの幅が小さく、大きな利益を望むことはできません。
しかし、そのぶん値動きが予想しやすく、予想通りの利益を得られる可能性は高くなります。

大学生のうちは安全な資産運用をするためにも、ローリスク・ローリターンの中で、投資効率のよいものを選ぶことをオススメします。

大学生が株式投資を始める際の3ステップ

2022年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられました。
高校を卒業したばかりの大学生でも、親の同意なく証券口座の開設が可能になったのです。

このことにより、以前と比べて大学生が株式投資を始めるチャンスが広がりました。

そこで、大学生がスムーズに株式投資を始める際の3ステップをご紹介していきます。
たった3つのステップを踏めばいいだけなので、是非この機会に株式投資を始めてみましょう!

ステップ1:銀行口座、運転免許証、マイナンバーカードを用意する

証券口座に入出金するための銀行口座を準備しましょう。

また、ステップ2でお話しする証券口座の開設には、本人確認書類が必要です。
証券会社によって必要書類が異なる可能性もありますが、まずマイナンバーカードの用意をオススメします。
理由としては、マイナンバーカードがないと、配当金などを受け取ることができない可能性があるからです。

マイナンバー通知書のみ持っているという方は、運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの身分証も一緒に準備しておくとよいでしょう。

ステップ2:株式の売買取引を行う証券会社を選ぶ

株式投資は、銀行口座だけで行うことはできません。
証券会社を選んで、証券口座を開いておく必要があります。

大学生が証券会社を選ぶときのポイントは、少額投資をできるかどうかです。
具体的には、単元未満株(一株数百~数千円くらいの少額株式)が買える証券会社を選ぶとよいでしょう。

また、証券会社の多くは、ネットから口座開設をすることができます。
ネットで申し込める国内証券会社としては、SBI証券、マネックス証券、LINE証券などがあげられます。

証券会社によって手数料や細かいサービスが異なるため、自分に合った証券会社を選ぶようにしましょう。

なお、開設までの期間は証券会社によって異なりますが、長いところで1カ月近くかかることもあります。

ステップ3:特定口座とNISA口座を一緒に開設する

大学生でも、親の扶養に入っていれば税金の控除を受けられます。
大学生のうちは収入が少ないため、親の扶養に入ったままでいるケースが多いと思います。

そこで、株式投資で収入を得ても扶養から外れないように、対策しておく必要があります。

扶養の問題を解決してくれるのは、特定口座(源泉徴収あり)とNISA口座です。
これらの口座を使っていれば、株式投資を行っても扶養から外れることがないので安心です。

証券口座を開くときに、特定口座(源泉徴収あり)とNISA口座を一緒に開設しておきましょう。

ちなみに、NISA口座を使うと、株式投資から生じた配当金などが非課税になります。

普通のNISA制度を使う場合は、年間120万円までNISA口座で株式を買えます。
特定口座には税金がかかるので、基本的にはNISA口座での取引を優先するとよいでしょう。

なお、2024年度からNISA制度は新しくなります。
2024年度以降に新しくNISA口座を開く場合は、一定の投資額について投資先が制限されます。
得られる配当金などが少なくなる可能性がありますので、今のうちに株式投資を始めておくとよいかもしれません。
参考 新しいNISAの概要金融庁

まとめ

指で上を指し示す女性
この記事では、大学生が株式投資を始めるべき3つの理由を中心に、お話ししました。

  1. 不労所得による複利効果が大きくなるから
  2. 日中の取引時間に株を売買できるから
  3. 金融リテラシーが就活の武器になるから
また、たった3つのステップを踏むだけで、大学生でも簡単に株式投資を始めることができます。
最初は無理をしないで、少額・短期投資から始めていきましょう。

もしかしたら、アルバイトよりも効率よく稼げてしまうかもしれません。

若い今だからこそ、将来の役に立ち、学びにもなる株式投資を始めてみてはいかがでしょうか?

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