外国為替取引に興味のあるあなたに、FXの自由さ・便利さを教えたい!

何度か本連載でご紹介してきたFX(外貨証拠金取引)

外貨投資に興味のあるあなたに、ぜひ教えたい金融商品。今回は、FXのメリットを中心にお伝えいたします。

一般的な仕組みは、様々な本や雑誌・サイトで紹介されているので、私は、FXの良さを中心にお伝えしたいと思います。もちろん、デメリットも忘れないようにいたします。

FXは、自由で便利な取引

FXは、外国為替証拠金取引のこと。外貨を売り買いして、買値と売値の差を利益・損失として、FX会社に預けた証拠金から差し引きします。

FX 便利

さて、このFX。1998年にスタートしてから、数年で大ブームになりました。特に、オンライントレードと相性がぴったりだったのが大きい。まず、その理由をお伝えします。

  • 少額の証拠金で大きな取引ができる(レバレッジ)
  • 為替差益だけでなく、金利差(スワップポイント)を得ることができる
  • 多くの通貨を低コストで売買できる
  • 24時間、取引ができる
  • 買いからだけでなく売りからも取引できる
  • 同じ銘柄(例:米ドル/円)を同日に何度も売買できる

FXは、外貨を売買して儲けることが目的。もちろん、うまく行かなければ、損失。外貨預金以上に便利な取引です。

>レバレッジの良さについては、もうお伝えしましたね。

そして、このFX、取引すれば分かりますが、自由度が高くて便利!

多くの通貨を「24時間、低コストで取引」できるというのは、本当に大きい。米ドル、ユーロ、英ポンド、南アフリカランドなど多くの通貨を外貨預金よりはるかに低いコストで取引可能。

値下がりするなら売り、値上がりするなら買い

さらに、買いからだけでなく、売りからも利益が狙えるのはお得だと思いませんか。このことを、米ドル/円で考えてみます。

外貨預金は、買いからしか取引を始めることができません。そのため、米ドルが上昇する=米ドル高円安になりそうだと考えた時しか、買えません。買った後、米ドル安円高に動けば、損失になりますからね。そのため、為替相場が円高に動きそうな時は指をくわえて見ているしかありません。

そこで、FXです。

FXは、米ドル安を狙って、売りからでも取引することができるのです。この場合、買いとは逆に、米ドル安になったところで、買い戻して決済することになります。これが、証拠金を使った取引のメリット。

FX 自由

売りから始めても買いから始めても、

(売値-買値)✕取引量=損益

の計算式で、利益を計算することができるのです。

同じ日に同じ銘柄(通貨)を何度でも売買できる

もうひとつのメリットもかなり大きい。株式の現物取引の場合、同一銘柄を同一日に同じ資金で、売買することは、差金決済取引のルール上、制限がかかります。つまり、同じ株式を1日に何回も売買することは難しいことになりますね。

しかし、FXは違います。FXは、同じ銘柄(通貨ペア)を一日に何度、売買してもOKです。そのため、デイトレーダーの中には、わずか数銭の値動きを狙って売買を繰り返すプロに近いようなトレーダーもたくさんいます。

※持てるポジション(建玉)は、預けている証拠金額や損益額で変化

これがどういう事かおわかりでしょうか。値上がりすると思ったら買い。値下がりしそうだったら売り。これを24時間、自由に売買できるわけです。これなら、日中、仕事で忙しい方も、夜、家に帰ってからトレードできます。

つまり、米ドル/円に集中したいと思ったら、何度でも売買し放題。まるで、携帯電話のかけ放題プランのようなもの。しかも、売買コストも外貨預金よりはるかに安いときたら、トレードのしやすさ抜群だということをご理解いただけると思います。