加入中の保険の定期的な見直しは必要?

保険見直し

こんにちは。My Money Coach代表 高野具子です。

今回は36歳女性から保険についてのご質問です。

「現在は死亡保険と入院したときの医療保険のみに加入しています。しかし次から次に新しいものが出てきていて、定期的な見直しを勧められます。医療保険の新商品が出たとか、先進医療がどうとか言われますが、何が良くなっているのかもわかりません。見直しして特約などをつけるとなると金額が高くなっていくのではと心配です。保険の見直しというものは年齢を重ねるたびに必要になってくるのでしょうか。」

こちらについて解説していきます。

保険は加入する年齢が高いと保険料が高くなる

アタリマエのことを言っていますが、なぜかここをすんなり受け入れてしまう人が一定数います。「新しいもの」や「改定版」=「良い商品」とか「お得な商品」と思うことが要因にあると考えます。

たしかに医療保険など、随時、今の医療の実態に即して改定されています。たとえば入院一時金など入院期間が短くなっている現状を鑑みて、一時金を支払うことにより、短期の入院費用をカバーしようというものです。

保険の見直しが本当に必要か

保険の見直しとは「今ある保険の保障内容を再確認すること」と「保険を新たに加えること」「不要な保険を解約すること」の意味があります。結婚した・子どもが生まれた・離婚したなどライフステージが変わったときなどは特に見直しが必要です。なぜなら、収入額と掛かるお金が大きく変わり、必要な保障の金額が変わるからです。

ただ今回の質問者の意図は、「新商品が出たから、保険を新たに加入し直す必要があるか」というところにあります。ここについて、深堀りします。

仮にこの入院一時金が付いた保険に加入したいと、今までの保険を解約し新たな医療保険に入り直したとします。当然、現在の年齢での保険料で計算されるので、今まで加入していた医療保険よりも高くなっているはずです。この保障を得るために、いくらの保険料を払っていくのか、しっかり計算してみてください。

よく保険は見直し(入り直し)をした方が良いと言われますが、実はとても見直し(入り直し)しにくい商品です。というのも加齢ごとに保険料が上がること、そして健康状態によっては通常よりも保険料が高くなったり、加入できなくなるケースがあるためです。

ただし、せっかく加入していても「保障内容のタイプが古くて、いざというときに今の治療だと下りてこない」といったケースもあります。このような場合は、保険料も「払い損」となりますから、見直しが必要でしょう。しかし一歩引いて考えてみていきましょう。どのような場合に保険が必要でしょうか、本当にご自身に保険が必要か?ということです。

保険の効力が発揮できるのは?

保険は大きく分けると2つ。亡くなったときの保障と生きているときの保障があります。

保険が最も効力を発揮するのは、死亡保障です。たとえばご自身が家族の生活を経済的に支えていたとします。月10万円がご自身が亡くなることにより、家族が困ったとします。仮に月10万円が15年分必要だとすると、1,800万円の死亡保障に加入する必要があります。1,800万円がポンと現金ですぐ用意ができる環境にあるのであれば、この保険は不要とも言えます。しかし手元にないのであれば、保険で用意しておく必要があるでしょう。

次に生きている時の保障をみていきましょう。たとえば盲腸で1週間入院したとき、医療保険の給付があります。しかし医療保険に入っていなくても、いわゆる公的の健康保険には「高額療養費制度」があります。一定額を支払えば、残りは健康保険が負担してくれると言う制度です。一定額は年収によって変わります。一方、入院期間が長くなるケース、たとえば脳の病気などであれば、医療保険に加入しておく効果は大きいとも言えます。

保険料を払うなら投資でまかないたい!?

ありといえばアリですが、なしといえばナシです。手元にいざというときに使えるお金がどれくらいあるのかにもよります。万一のことが起こったときに「投資が成功し、すぐ売却して、現金化できた」という状況であれば、アリと言えるでしょう。しかし、運用状況も悪く、安値で売却しなければならない状況も出たり、なかなか売却できず、現金化できないという状況も大いにありえます。

保険で、数百万円もらっても、貯蓄で賄えると言う場合には必要がありません。ムリに加入しなくても、ムリに見直ししなくても良いのです。