コロナショックから考える、新しい資産保全の方法|アジア投資の鬼才!JACK佐々木が語る資産保全の極意

JACK佐々木

今回の記事では、コロナショックから考える新しい資産保全の方法についてお話をしていきます。

今年の秋には経済が止まる!?

経済ストップ
今もコロナが世界経済を苦しめ続けていますが、どの業界もこれまで何とか資金を繋いで持ち堪えてきましたよね。

しかし、今年の秋頃から延命していた経済が止まり始めるのではないかと思います。

今後ますます、飲食店や小売店などは撤退せざるを得ないような状況になると思いますし、六本木では現に撤退しているところも非常に多いです。

実際、私の周りの経営者でも止むを得ずお店を締めたりしていますし、結局そういったお店で働いていた方も失業してしまうでしょう。

すると、それが直接的な原因になるわけではなくても、相対的に見ていくと、今後は信用通貨であるお金自体の価値が低くなる可能性も当然出てくるわけです。

全世界が共通して、お金をどこへ動かしていいのか分からなくなってきているということでしょう。

実際、世界的に見ても通貨への信用がなくなってきているので、現物である金(きん)やバナジウムなどにお金が使われています。

この動きからも分かるように、やはりこれからは現預金を現物である金や不動産などの資産に変えておく必要があるのです。

いわゆる、置き換えをしておく必要があります。

そして、その置き換えをする際に重要になるのが、目減りをしないものに変えておくということ。

目減りをしないものをしっかり選ぶことがポイントですが、基本的なところだと、まずは大事なお金を減らさないための工夫をするべきです。

具体的には、変な投資にお金を使わないようにすると良いでしょう。

例えば、今の時代「毎月10%儲かりますよ」という話があったときには、その背景をしっかり読み取る必要があります。

よく考えてみれば、そもそもそんなに高い金利で出るのであれば、一般の方にお声はかからず、まずはプロの機関投資家などに話がいき、そういった方々の中で話が回るのが大半でしょう。

運用の背景を考えても、基本的に資産運用は最初に入れた原資がいかに少なくならずに運用されるか、というスタートがとても重要になります。

いわゆるビジネスが組み合わさっているものだと、入れた資金から引かれることは当然あるので、ほとんどがすでに目減りしている状態です。

そのため、先ほど私がお伝えした”目減りしないもの”に変えておくという観点で考えると、ナンセンスですよね。

つまり、見極めをした上で、しっかり運用されているものに資産を置き換えたり、目減りをしないものにお金を置き換えておくことが重要だと思います。

コロナ禍で資産を守るために

資産を守る
僕自身は不動産とレンディングをやっていますが、今はフィリピンもコロナで経済が止まっています。

ロックダウンしたままになっていますが、ただ、そんな状況になっても経済活動を行っていくための資金は必要です。

今もフィリピンでレンディング、いわゆる貸し金融の事業を行っていますが、実はニーズが高まっています。

こういう状況だからこそ、非常にニーズが高くなっている事業なんですね。

詳しくお伝えすると、資金を貸し出す際には担保をしっかりと設定させていただきますが、例えば、数百万円、数千万円単位で貸し出す場合は、その貸出金の3倍以上の担保を設定させていただいています。

もし何かの理由で返せなくなったとしても、そこでお預かりした担保を現金化するルートもあるので、例えば約50%ほどで現金化できたりします。

すると、3倍以上の担保で貸し出していたので、貸出金の1.5倍程度が回収できるんです。

これは資金を保全しながら目減りさせることなく運用できている形なので、そういった仕組みがあるのかをうまく見極めることが大切でしょう。

資産保全を実行していく上で基礎になる考え方なので、参考にしていただければと思います。

また、不動産は基本的にローンを組むことが多いんですが、そうなるとなかなか難しい部分もあるんです。

当然、借り手がいないというケースも想定されるので、例えば、将来価値が上がりそうでキャッシュで買える不動産を購入することで、資金を置き換えておくのもいいかもしれません。

これだけでも銀行に預金する以上の効果はありますし、購入時以上の価値がつけば、数年後には、その差額分がキャピタルゲインになります。

将来的に価値が上がりそうなものに資金を置き換えておくことは、資産を保全する方法として、とても優れているんですね。

今回の記事でお伝えしたように、投資案件の背景をしっかり考えたり、資金を置き換えるのに最適なものを探すためにも、勉強と実践を繰り返していきましょう。

JACK佐々木 アジア投資の鬼才 JACK 佐々木にインタビュー|前編