インカムゲインとキャピタルゲインの違いは?自分に合った投資タイプを選択

選択に迷っている人

個人でも簡単に投資の世界に足を踏み入れることができるようになった今、関心を持っている方も多くいるかと思います。

そこで今回はあなたが得られる2つの利益タイプ、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違いについて解説していきます。

初心者の方も、すでに投資を始めている方も、この2つの違いを理解し、ご自身にあった方法を考えてみてください。

投資で得られる利益とは

お金を持っている女性
投資をしていると、インカムゲインキャピタルゲインという言葉を耳にするようになります。

ゲインとは英語で利益や儲けのことで、投資をした際に得るリターンのことです。

ただ、インカムとキャピタルがどう違うのかをよく理解しないまま、インターネットによるトレードが簡単にできるようになったことから安易に投資に乗り出す人も大勢いました。

個人投資家がマーケットに参加したことで市場が活気づいたのは事実ですが、知識を持たずとして始めたことから、資金を失ってマーケットから退散しなければならなくなった個人投資家も多くいたことを考えると、どのような投資スタイルで勝負するかを考えることが大事だと言えます。

投資で得られる利益とは何かの理解は、何をおいても知っておきたい基本です。

インカムゲインとは

投資を行う最大の目的はリターンを得ることであり、これから投資をする人も巻き返しを図る人も、このことを理解したうえで投資方法を検討する必要があります。

インカムとは、定期的に入る収入のことを意味しますので、資金を投入した投資対象を持っている限り、得られ続けるお金のことを言います。

株式投資で言えば、業績が悪化しない限りは年に二度、株主に対して支払われる配当金が該当します。

外国為替証拠金取引の場合は、金利差調整分という意味のスワップポイントが生じる外貨ペアを選ぶことにより、保有している限り、毎日ポイントがつきます。

このポイントはお金に換えることができますので、通貨ペアの金利差の大きいものを選んでFXを行うと、為替の変動によって得られる利益とは別に、持っているだけでもらえるお金が入ってきます。

そのため、スワップポイント狙いの投資方法というものもあるくらいです。

超低金利政策をとる日銀の金融緩和政策により、普通預金はもちろん、定期預金で預け入れても利息はほとんど付かないも同然ですが、いくらかでも付いた場合、これもインカムゲインになります。

預貯金の場合、インカムゲインは微々たるものですが、元本保証がされていることが一番のメリットだと考える人にとっては、手に入れることができる唯一のインカムゲインかもしれません。

キャピタルゲインとは

インカムが定期的に入る収入を意味するのに対し、キャピタルは資本や元金という意味合いで使われます。

そのため、キャピタルゲインは資産を投入して投資を行い、その売買によって得られたリターンのことを意味します。

株式投資であれば、株価が下がってきたところで買い、上がってきたところで売ればその差が利益となり、これがいわゆるキャピタルゲインです。

FXの場合も同様に為替差益によってキャピタルゲインが得られます。

読みが外れて下がってしまい、損切りをしてしまった場合は損になりますので、キャピタルゲインではなくキャピタルロスとなるのには注意が必要です。

ロスに対する認識も必要

キャピタルゲイン狙いの投資を行ったものの、うまくいかずにキャピタルロスが発生してしまい、資金を大幅に減らしてマーケットから退散ということは過去にも多くありました。

そのため、キャピタルゲインを狙っての投資はこりごりとばかりに、インカムゲイン狙いの投資に切り替えようと考える人も多かったのです。

ここで気を付けなければならないのは、インカムゲイン狙いで安定した収入を得るつもりでも、インカムにおいてもロスは発生するということです。

インカムロスが発生しやすいのは外国為替証拠金取引で、その理由は為替の変動にあります。

為替レートは常に動いていますので、スワップポイント狙いの通貨ペアを選んだはずが、激しい為替変動によってポジション変化が起こってしまうことがあるからです。

そもそも、金利差調整分で多くのスワップポイントが得られるというのは、日本円から見た相手通貨の価値が非常に不安定な故の差ですので、何か起こればポジションが逆転し、スワップポイントをもらえるはずが払うリスクを背負うことになるのです。

資産運用にはどちらを狙うのが向いているのか

キャピタルゲイン狙いで行った投資の経験が失敗したという経験を持つ人は、自分はインカムゲイン狙いが合っていたのだろうかと悩んでしまうこともあるでしょう。

株式投資においてインカムゲイン狙いが向いているのは、高額の配当金を出す安定した企業の株を買い、保有し続けることです。

これによって、年間に多ければ2万円ほど配当金というインカムゲインが入ってきます。

長く持つことが配当金を受け取る条件ですので、株価の値動きに一喜一憂したくない人には向いている投資方法です。

一方、大きな利益が得られるキャピタルゲイン狙いで株式投資をするなら、情報を得て、そこから株価がどう動いていくかを予測できる人でないと、確実に後れをとってしまいます。

常に情報収集をし、市場の動きを先読みできる人や、情報収集に十分な時間をかけられる人であれば、キャピタルゲイン狙いの投資で大きく利益をとれる可能性があるでしょう。

どちらがより儲かるかを考えることも投資においては必要ですが、どちらが自分に合っているかを考えて、インカムキャピタルのどちらを狙う投資スタイルにするかを決めることが、個人投資家にとってはもっとも大事だと言えそうです。