株と為替の違いとは?それぞれの特徴とオススメを紹介!

株と為替の違いとは?それぞれの特徴とオススメを紹介!

株式投資と外国為替取引は、投資対象として大人気。「どちらが稼ぎやすい?」と投資初心者の方に聞かれることもしばしば。

そこで今回は、株と為替の違いについて、知っておいた方が良いことをカンタンに解説していきます。

株式投資と外国為替取引は、どこが違う?

外貨投資をする場合、

  • 外国の株式や債券へ投資
  • FXや外貨預金で外国為替を取引する(預ける)

上記のような2つのケースがあります。

先を予想する面白さ

株式と外国為替の基本

株式は、株式会社が発行する証券のこと。会社の権利を株券として売り出し、広く資金を募ります。つまり株式投資は、その会社の株主になるということ。好きな会社の株主になれると思うとワクワクしますね!

外国為替は、米ドルやユーロ・日本円などの通貨を交換します。米ドルを購入すれば、米ドルというお金を保有することになります。残念ながら株式と違い、米ドル=米国の株主になるわけではありません。

配当や金利

株式は、企業が営業活動を行って得た利益を配当として支払います。赤字の場合は無配当になることもあるため、企業業績を見て投資する事が大事。

外国為替取引は、配当ではなく通貨の金利を貰います。FX(外国為替証拠金取引)は、取引する通貨同士のペアから生じる金利差をスワップポイントとして受払。このスワップポイントを狙う外貨投資も人気で、ミセス・ワタナベなどと海外の投資家に呼ばれることもあるほど。

銘柄選びと個別分析【ここが大きく違う】

株と為替の違い

株式投資は、証券取引所に上場している会社の株式が対象。そのため、取引できる銘柄がとても多いのがメリット。国内だけでなく、米国・欧州の株式を含めると選べる会社=銘柄は万単位と気が遠くなるほど数が多い。

そのため、多数の銘柄から売買する銘柄を選ぶ「銘柄選び」が重要になります。

外国為替取引は、世界の中央銀行が発行している通貨が対象。そのため、株式に比べて取引対象が少ないことが大きな違いです。また実際に取引できる通貨は、意外に少ないことに驚かれることも。

アルゼンチンペソ、イスラエルシュケルなどの通貨を個人投資家が取引することは稀。そのため中心となる通貨は、米ドル・ユーロ・日本円・英ポンド・豪ドルなど両手の指で数えられるくらい。そう、取引できる通貨は意外に少ないのです。

そのため、個別通貨に関する分析に力を入れることが大切です。

値動きには、共通点も多く、テクニカル分析を使える

株式・外国為替共に、安値で買い高値で売る売買益を狙うことができます。そのためチャートを利用したテクニカル分析は、株式・外国為替取引の双方で、同じセオリーを使うことができます。移動平均線・RSI・ボリンジャーバンドなどの基本的なテクニカル分析について、知っておくと有利です。

株は企業業績。為替は金融政策

株式:企業業績 為替:金融政策・金利

株式は、投資先の会社がどれだけ利益をあげたか・これから利益を上げるかがポイント。つまり企業の業績が最も大切。もちろん、世界全体の動きや業界の動きも大切になります。そのため決算やIR・業務提携や合併といった情報が、株価に大きな影響を与えます。

それに対し、外国為替取引は、取引する通貨の金融政策や経済政策が値動きに大きく影響します。各国が発表する経済指標や要人発言も重要。例えばトランプ元大統領のツイッターは、市場を非常に盛り上げました。

また為替の場合、米国が経済&政治的にとても大きな存在。そのため、米国の動向が日本円・豪ドル・英ポンドといった他の通貨にも影響を与えるのが特徴。そして中国や欧州の影響もなかなかのもの。

両者とも、政治・経済を深く知ることができるため、知的なゲームとしても楽しめると思います!

アセットキューブ公式コミュニティ