あなたは、「週末起業」という言葉をご存知でしょうか?
2018年(平成30年)に政府が提示した働き方改革の一環で、本業とは別の仕事で収入を得る副業が推奨されるようになり、日本のサラリーマンのあり方が大きく変わりました。
その当時から徐々に浸透し始めたのが、「週末起業」といった新しい起業スタイルです。
この記事では、令和のサラリーマンの新しい働き方「週末起業」のメリットやデメリット、オススメの職種を解説していきます。
ただ定年まで働く人生よりも、もっと自分の好きな仕事、理想の働き方を実現したい!という方はぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
週末起業とは
週末起業とは、会社に勤めているサラリーマンや専業主婦(主夫)が、空いた時間を使ってビジネスを立ち上げることを指します。
一般的な起業と大きく違う点は、本業の仕事を辞めないという点です。
これまで起業と言えば、本業を退職して一念発起して会社を立ち上げるイメージでしたが、副業を解禁する会社が増えたことから、本業を辞めずに起業という形で新しい分野に挑戦しやすくなりました。
特に、
「やりたいことがあるけど、仕事を辞めて挑戦する勇気がない」
「仕事のスキルをほかに活かせるか挑戦してみたい」
「本業での収入に満足していない」
という人たちが、続々と起業しています。
週末起業の5つのメリット
週末起業の主なメリットは、大きく分けて5つあります。
- 安定した副収入が見込める
- 収入がなくなるリスクゼロ
- 本業にはないやりがいがある
- 成功すれば独立も可能
- スキルとキャリアが身につく
特にリスクがないというのが週末起業の一番の魅力。
うまく軌道に乗せることができれば本業を辞めて一本に絞ってやっていくこともできますし、仮に失敗したとしても本業での収入があるので、明日から収入がゼロという最悪の自体は免れますね。
また、本業では味わえないやりがいや達成感を味わえたり、新たなスキルやキャリアが身についたりというのも、働きがいを感じられる大きなメリットだと言えるでしょう。
週末起業の3つのデメリット
リスクが小さく始めやすい週末起業ですが、デメリットがまったくないというわけではありません。
週末起業にはこれら3つのデメリットがあります。
- プライベートな時間がなくなる
- 無計画は失敗のリスクが高い
- 会社にバレるリスク
当然ながら、起業しても勝手にお金が入ってくるわけではありません。
本業が終わってからの数時間、お休みの日など、自分のプライベートの時間を割いて働く必要があります。
そのためご家庭をお持ちの方は、家族からの理解と協力が必要不可欠でしょう。
また週末起業から得られた収益にも、必ず納税の義務が発生します。
本業の会社に隠れて週末起業をすると、源泉徴収でバレる可能性が非常に高いです。
予め本業の会社に週末起業をする旨を伝えるか、後述している節税対策などを参考に収入をコントロールしていきましょう。
オススメ業種3選
週末起業の業種や職種は幅広く、スキルがない初心者でもやる気さえあれば簡単に始められるものや、資格やスキルが求められるものまで様々です。
ここからは、当サイトがオススメする資格やスキルがいらない職種を3つご紹介します。
業種1:ライター
資格やスキルを持ち合わせていない、という方にオススメなのが「ライター」です。
小学校や中学校の国語の授業で作文を書いた経験を活かすだけなので、資格やスキルは一切不要。
かなり最初のハードルは低いですよね。
またライターと言っても、当サイトのように役立つ情報を発信するメディアサイトの記事を書く仕事や、広告やCMのキャッチコピーを考える仕事、人物やイベントを取材してまとめて記事にする仕事など、細分化するとものすごく幅が広いのが特徴。
「これならいくらでも語れる!」という熱量がある方には特にオススメです。
業種2:You Tuber
「好きなことで、生きていく」でお馴染みのYouTuberも、かなり挑戦しやすい分野ですね。
動画を作るのが大変そうと感じるかもしれませんが、凝った編集は全くいらないですし、無料の動画編集ソフトも増えているので、素人でもカンタンに動画をアップロードできます。
また身元が知り合いにバレる「身バレ」の心配があるかと思いますが、最近は自分の顔を出さない方や、バーチャルユーチューバーのようにアバターを使った動画配信も主流となっているので、気軽に始められるでしょう。
業種3:ECサイトの運営
ECサイトとは、インターネット上でお店を展開して収益を得るWEBサイトを指します。
イメージとしては「Amazon」、「楽天市場」、「BASE」のようなネットショップの運営です。
実店舗を出さないので低コスト・低リスクで始められることから、将来お店を開きたいという方にオススメな週末起業法です。
起業が販売している商品を仕入れて販売する転売や、DIY品やハンドメイド品を販売など、自分の好きなように運営できるのも魅力ですよね。
3つの成功のポイント
週末起業はリスクゼロとお伝えしましたが、失敗する可能性がゼロではありません。
できるだけ成功確率を上げるために、下記の3つは必ず意識しましょう。
ポイント1:しっかり計画を立てる
週末起業のデメリットでもお伝えしましたが、無計画な起業は失敗の確率を大きく引き上げます。
ただなんとなく起業するのではなく、土日の◯時間を週末起業に時間を当てる、資金は◯万円だけにする、収益は毎月◯万円を目指す、などと目標や計画を先に立てましょう。
最初だけ頑張って、途中で飽きてやめてしまうのが一番もったいないことなので、モチベーションを長く維持できるように、「適度に働いて適度に休む」ことも意識してみると良いですね。
ポイント2:集中できる環境
週末起業は会社に行って働くのと違い、基本的に自宅での勤務となります。
そのため、取り組む環境を整えることも重要です。
例えば静かな部屋でこもって作業をする、家族が寝静まった深夜の時間に集中的にやるなど、会社とは違った工夫が必要です。
また、同居人や家族の協力も必要不可欠。
仕事に集中する時間、家族と過ごす時間、自分だけの時間と、メリハリを付けて取り組みましょう。
ポイント3:税金対策
また軌道に乗ってきたら税金の対策も必要です。
会社とは違い収益が出たら、個人で確定申告をする必要があります。
「確定申告は難しそう」というイメージがあるかもしれませんが、しっかり手順を踏んでいけばそれほど難しいことではないので、ぜひ取り組んでみてくださいね!
副業における確定申告の注意点とは?詳しく解説!また収益が増えるほど納める税金も比例して高くなるので、軌道に乗る前から節税対策にも取り組むと良いでしょう。
こちらの記事では、節税方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
副業サラリーマンにおすすめの節税方法!会社を設立して節税をしよう週末起業を本業にするタイミング
ここまで週末起業の魅力や注意点をお伝えしてきました。
この記事を読んでいる方の中には、「いつか独立して自分の会社を持ちたい」という方も多いかと思います。
本業を検討している時は、これら3つのポイントを意識してみましょう。
- 収入が安定している
- 本職の収入を超えている
- 起業から数年経っている
週末起業とはいえ、働いている以上「十分な収益を安定して得られる」という点が大きな目安になるかと思います。
また起業してすぐに軌道に乗ったとしても、一時的に波に乗って上手くいっているだけの可能性もあるので、数年かけてしっかり見極めてから本業にしたほうが良いでしょう。
ぜひこの記事を参考に、あなたも週末起業に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。