資金100万円の資産運用!ポイントとオススメの金融商品を紹介!

お金を持っている人

100万円という余剰資金ができた場合、そのまま預貯金で寝かせたままにするのではなく、資産運用、投資してみることはこれからの人生にとって中長期的に大きなメリットとなるでしょう。

なぜならば、現在、普通預金、定期預金にしておいても金利が非常に低く、利息としては0.01%、100万円預金していても一年で100円しか増えないからです。

100万円を1年寝かせたとしても、そこから生まれる利益からはジュースの一本も買えないのです。

資産運用(投資)とは決してギャンブルではなく、自分の資産を守るという意味でも身に着けておいた方が良いスキルです。

ぜひ100万円が手元に余剰資金としてあるのであれば運用(投資)にチャレンジしてみましょう。

まず、投資を始めるにあたって大切な考えは

  • 自分のゴールを決めておく(何の目的ために投資をするのか)
  • 目的に合った投資の方法を身に着ける
  • 投資は自己責任であるとはっきりと理解する
  • 安易な考えでは行わない(しっかりとスキルを付けていくという意志で行う事)

こちらの4点です。

100万円を資産運用する心構えはできましたでしょうか?

次に100万円で可能な投資の例を挙げていきますので、参考にしてくださいね。

100万円でできる投資案件

投資初心者
100万円の資金内でできる投資案件について、ご紹介していきますね。

債券投資

債券とは、国や企業が資産を集めるために発行する借用書の事です。

運用の利益は、定期的に発生する利息が主な収入となります。
借用書なので満期まで保有すれば、元本が保証されています。

一番安い債券は、個人向けに発行された「個人向け国債」で、1万円から購入可能となっています。

国債は債券の中でも最も信頼性の高い債券になっています。

債券には2種類あり、

  • 国が発行する「国債」
  • 企業が発行する「社債」

があります。

債券は銀行などの機関投資家向けの商品が多いですが、50万円程度から購入できるものもあります。

社債は国債よりも発行元の信用性が低くなりますが、その分多く利息を得られることになります。

注意点としては、債券の発行元の信用性が低い場合、発行元が倒産、債務不履行に陥る可能性が存在しているという事です。

発行元が債務不履行に陥ると、元本や利息が保証されない場合もあります。しかし、他の金融商品に比べると格段にリスクは低いでしょう。

債券の詳細についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

債券の資産運用 債券で資産運用を考える!特徴から株式との違いまでわかりやすく解説!

保険

貯蓄型の保険を購入し、満期時に解約返戻金を受け取る場合、返戻率が100%を超えれば資産を増やすことができます。

掛け捨て型の保険で資産運用をすることは困難なので、貯蓄型保険という点に注意してください。

貯蓄型の保険のメリットは万が一の保証だけではなく、満期までお金を積み立てることで支払ったお金以上の返戻金を得られる点です。

支払った保険料の全額を100%とすれば、100%以上の保険料が返金されるので、100%を超えた分がその保険の利回りということになります。

保険の特徴は資産運用のために始めるとはいえそれぞれ保証がついている事です。

具体的には、個人年金保険、終身保険、養老保険、学資保険などになります。

保険での資産運用にはお金を増やすことに加えて保証を得ることができるメリットがあります。

保険についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

保険の資産運用 多くの人が知らない保険の資産運用方法をわかりやすく解説!

投資信託

投資信託とは投資家から集めたお金を資産運用の専門家(ファンドマネージャー)が運用し、その運用利益を投資家に分配するものです。

売却した場合に発生する売買差益と、定期的に受け取る事が出来る分配金が主な利益になります。また、投資信託は分散投資がしやすい特徴もあります。

投資信託は数百円から始める事が出来ますので、手持ち資金があまりない人でも始める事ができるのですが、100万円の資金があるのであれば、毎月数万円程度を積み立てていく投資方法がベストでしょう。

資産運用開始の初期時点で100万円分購入するのではなく、毎月少しずつ積み立てて購入する事によりリスクを分散させた方が良いでしょう。

ただし、投資信託の注意点としては信託報酬という手数料に注意してください。

投資信託はプロが運用するので、運用をしてもらうコストがかかり、それが手数料となるのです。

信託報酬の目安としては0.1%から高くても0.5%までの銘柄を購入すると良いでしょう。

投資信託についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

資産運用における投資信託 資産運用で人気の投資信託とは?知っておきたい特徴を解説!

不動産投資

土地や建物などを購入し、転売や賃貸などで収益を上げる投資方法です。

自分で直接購入し運用する場合と、近年では投資者から集めた資金で不動産への投資を行う「REIT(リート)と呼ばれる不動産投資信託が存在しています。

100万円の資金で始めるにはこのREITがお勧めです。

REIT(Real Estate Investment Trust)とは不動産を対象にした投資信託で「不動産投資信託」、日本におけるREITは「J-REIT」と呼ばれています。

数多くの投資家からお金を集め、不動産運用のプロが物件の選定、管理を行います。そして投資した不動産の売却益や賃料収入を投資家の間で分配したものが利益となります。維持に対する費用も掛かりません。

実際の不動産は自分で購入するには大きな資金が必要ですが、REITであれば不動産に直接投資するよりも少ない資金で不動産投資が可能になります。

また、不動産に投資をする場合に必要な作業である物件の選定や物件の管理は必要ありません。

リスクとしては投資している物件のへの災害や運用会社の倒産などがあげられます。

不動産投資についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

資産運用における不動産投資 不動産投資で資産運用を考える!始める前の心得や知っておくべき4つのポイントを解説!

株式

株式投資は企業が資金を調達するために発行した株式を売買する投資の事です。

株式を売買する事による売買差益(キャピタルゲイン)と、決められた月に受け取る配当金(インカムゲイン)が主な利益になります。

資金としては数十万円からが必要となり、基本的な購入のルールとして、100株単位で行う事になります。

例えば、株価5,000円の株式であれば、50万円からの購入になります。

株価は100円以下から数万円を超えるものもあるので、100万円の資産内で購入できる株式を選択すると良いでしょう。

株式のリスクとしては、株価の値動きが激しい株式に投資してしまうと、大きな利益を得られる可能性もある一方で、大きな損失が発生してしまう場合があります。

これが株式の醍醐味でもあるのですが、いろいろな値動きをする株が存在しますので、自分のやり方、スキルに合った銘柄を選ぶことが重要となります。

株式投資についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

株式投資 いまさら聞けない株式投資!基礎知識・ポイントまとめ

FX

FX」とは「Foreign Exchange」の略で「外国為替証拠金取引」のことです。小額の投資で大きな利益を生み出すことも可能ですが、その分リスクも大きくなります。

今非常に流行ってきており、自分の都合の良い時間帯で、スマホに入れたアプリで自分自身でトレードする事も出来ます。

要領がわかれば良い投資手法の一つなのですが、投機的な金融商品であるため、初めのうちはごく少額で始め、トレードの力量を付けてから本格的に行う事をお勧めします。

FXについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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NISAを利用して利益を非課税にできる

最後にNISAについて説明しておきたいと思います。

100万円という予算感(資金)で資産運用を行う場合、NISAには最大限に利用できる制度があります。

NISAとは資産運用で得られた利益を非課税にする個人投資家向けの制度です。

NISAは20歳以上から始める事ができますが、NISA制度を利用するためには証券会社に申請する必要があります。審査が終了すると証券会社にNISA口座を開設できます。

NISAは年間の投資金額120万円までの投資であれば非課税となり、100万円の資金で投資を行う際に120万円の上限金額を最大限に利用できます。

また、つみたてNISAと言う投資信託に特化した長期投資向けの制度もあります。

NISAとつみたてNISAの違いは非課税対象の期間と投資上限金額になります。

NISAは非課税期間が5年、つみたてNISAの非課税期間は最大で20年となっています。

つみたてNISAの場合、投資上限金額は40万円/一年なので、100万円で投資をする場合は3年(3万/月×33カ月)にかけて積み立てればよいでしょう。

注意点としてはNISAとつみたてNISAの口座は途中で変更は出来ますが、片方しか開設する事は出来ないので、初期時点でどちらを選ぶかはよく検討してください。

NISAについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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まとめ

手元に100万円の資金があると資産運用について数多くの選択肢が出てきます。

資産運用は始めるのが早ければ早いほど数十年後に得られる利益は大きくなりますので、各金融商品の特徴をよく勉強して、自分の目標と投資スタイルに合ったものを見つけ、将来の資産形成に役立ててください。