節約という言葉を聞くと、それはごもっともですし、出来る事なら心がけたいけどなかなかなぁ、、と感じる人も多いのではないでしょうか。
実は節約は習慣であり、身につくとこれほど効果的にお金を貯めていく方法はないともいえるくらい、生きていく上で大切な感覚なのです。
お金が貯まるという事は「稼ぐ」という事より「節約する力」があることと言っても過言ではありません。
年収が1000万円以上あり派手な生活をし、人にも羨ましいと思われていても預金が殆どなかったりするより、年収500万円でつつましい生活をしていても預金が1000万円ある方がよほど人生が充実していると言えるでしょう。
この文章の始まりを読んで「はっ」とした人は今この記事で節約について少し考えてみましょう。
節約とは無駄な事を最小限に留め、その余力(浮いたお金)を効率よく貯めていく。という行為です。そのうえで大切なことは「お金を貯める」という事を何のために行うのか?という「目的」を明確に持つことが大切です。
その目的をきちんと設定したうえで「いまの経済状況を把握し、先の計画を考え、今ある無駄を省いていく」という作業を行うのです。
では早速、節約方法について見ていきましょう。
目次
節約をする目的とは
先ずは節約する目的を考えてみましょう。
家を建てたい、子供の教育費を貯めておきたい、将来の何かの際に備えてなど各自いろいろと目的はあるでしょう。
その目的を明確にして、自分の腹に落とし込むところからやって下さい。
どうしてお金が貯まらないのか
次に、節約のためには、なぜお金が貯まらないのかという原因の分析を行っておきましょう。
この原因を知ることで節約の効率が上がります。
そもそもお金が貯まらないのは、
- 何気なくお金を使ってしまっている
- モノを買う時の判断基準が自分の中にできていない
- お金のことを後回しにしている
- お金を貯める仕組みができていない
の4点がありがちな項目としてあげられるでしょう。
原因1:何なくお金を使ってしまっている
お金が貯まるのは決して収入が多いとは限りません、入ってくるだけ使ってしまうと手元には残らないのです。
お金が貯まらない人はお金を使う際に何となく使っており、なんとなくコンビニに入って余計なものを買ってしまったり、一日に何度もコーヒーショップの高いコーヒーを買ってしまうというような行為が見受けられます。
先ずはこのような必ず必要とはされていないものへの支出に注意を払ってみましょう。
原因2:モノを買う時の判断基準が自分の中にできていない
ものを買う時の判断基準を持つことも節約への重要なポイントです。
判断基準が無いという事はお金を使う優先順位を明確に設定できていないという事で、これは無駄なお金を使ってしまっている事になります。
例えばデパートに買い物に行った際にたまたまセールをしていたとしましょう。
カッコイイ洋服が5割引きで販売しています。デザインも自分好みです。ここで飛びつくのではなく、一度心を落ち着かせ、その服が欲しいと感じてはいるのですが、本当にそれは今の自分に必要なのか?という視点を持つように心がけてみて下さい。
「欲しい」より「必要かどうか?」に重きを置くのです。この視点ができるだけで無駄遣いは格段に減るでしょう。
原因3:お金のことを後回しにしている
お金のことは一番優先的に考えるべきでしょう。
忙しさや面倒さを理由に後回しにしては絶対にいけません。
お金のことを考えるだけでそれは直接的に節約につながってきます。
例えば、いまの携帯電話の契約条件はこれで良いのか?不必要なサービス料金を支払っていないか?から始まり、入っている保険は今の自分の年齢や補償対象にしたいことと金額が見合っているのか?自家用車にかかる固定費はどうだろうか?家についての費用はどれくらいかかっているだろうか?など考えられる項目が沢山出てくると思います。
そのようにお金を貯めるためにはお金を意識する必要があるのです。
原因4:お金を貯める仕組みができていない
お金を貯める仕組みを作るためには先ず支出に目を向け、意識的に支出を把握しなくてはいけません。
お金を貯める際には漠然と始めるのではなく、自分の人生の計画を考え将来の計画と目的に応じて必要な費用を先ず算出します。
そのような人生設計のプランを立ててから預金を行うと節約→預金がやり易くなるでしょう。
また、自分が使った後に残ったお金を貯蓄するという順番ではなく、収入が入れば先ず貯蓄という順にするだけで計画的に貯めていく事ができます。
具体的な節約の方法5選
お金が貯まらない原因分析が出来たら次は具体的な節約方法について見ていきましょう。
節約の方法はありとあらゆる方法があるので、ここでは日々の生活で機会の多そうな節約ケースの事例を挙げていきます。
- 財布に大金を入れておかない
- 買い物は毎日いかない
- コンビニに用もなく入らない
- ランチや飲み物は自分で作り持参する
- カードは厳選する
- 家計簿をつけてみる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
方法1:財布に大金を入れておかない
普段使うお金がどれくらいあれば十分なのか把握することに務めましょう。
余計なお金を持ち歩かなければ、余計な買い物をしてしまう機会が減ってきます。
自分の行動をよく考えてみて必要最小限のお金を持つことを心がけましょう。
また、自分で計画した貯蓄をするために、今日はこれだけで生活してみるといった行動の変化を伴う事が出来れば大きな前進となります。
方法2:買い物は毎日いかない
ショッピングは何かと楽しいものです。
その楽しさゆえについついお金を使ってしまうという機会を減らしていくのです。
自分の生活スタイルによって買い物のサイクルは変わってくるでしょう。
日々のスーパーでの買い物でさえ、本当に今日は買い物が必要なのか?今手元にある材料でやりくりできないか?など思考をめぐらし工夫できるようになると節約レベルがアップしていると言えるでしょう。
方法3:コンビニに用もなく入らない
皆さん、振り返ればわかると思いますが、コンビニは節約の敵ともいえるでしょう。
至る所にあるし、一度入るとついつい何か余計なものを買ってしまう。
コンビニとはそもそもがそういう風に作られているのです。
そのついつい買いを回避する為には、コンビニに入ること自体を止める習慣、入りたい気持ちを抑える習慣を身につけましょう。
用もなくコンビニに入らなくても生活は営めるのです。
方法3:ランチや飲み物は持参する
ランチはぜひ自分で作る習慣を身につけてみましょう。
たとえば外食すると都心ですと平均1000円はするでしょう。
お弁当を買っても500円ではなかなか買えません。
ペットボトルの飲料を買えば一本でも150円はします。
もしこれを昨日の残り物で作ったり、多少手作りしたとしても原価は200円~300円程度で済みます。
外食オンリーと比べると一月に1万円以上の節約になります。
方法4:カードは厳選する
クレジットカードは現代人には必須ですし、ポイントが貯まったりなど何かと便利で使いがちです。
だからと言って数多くのカードを保有することは大きな無駄につながってしまします。
自分のライフスタイルを見極めて最も使用頻度が高く有益であるカードを見極めて下さい。
またポイントカードなども出来るだけ共通ポイントを貯めることができるものを使うようにすることで効率が良くなるでしょう。
方法5:家計簿をつけてみる
簡単で構いませんので、一度自分の家計簿をつけてみると今まで見えていなかった支出の世界が見えてきます。
一番は自分の買い物の傾向です。
その傾向と、自分がはじめに設定した目標と照らし合わせて反省と改善をしてみて下さい。
これは会社の財務ではないのであまり細かくする必要はなく、ストレスが無い範囲で行ってもらえれば十分だと思います。
自分の支出の傾向を知り、改善していくために行うという位置づけで行ってください。
節約方法:まとめ
色々な節約方法を見てきましたが、節約しお金を貯めるにはやみくもにやれば良いというものではありません。
続けていく事が重要でその為には無理をせず、楽しいと思える範囲で行う事が大切です。
自分にはどのような節約が会っているのかをできるだけ早い時点で見極め、効率よくやっていく事を心がけましょう。