資産運用における分散投資とは?成功に不可欠な理由を徹底解説!

天秤

資産運用を調べると、分散投資という言葉を耳にすることがあると思います。

分散投資には大きく分けて2つの考え方があり、資産のポートフォリオを考える上でも重要な要素です。

当記事では、資産運用において欠かせない分散投資について、わかりやすくお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

資産運用における分散投資の必要性

資産運用において、プロが必ずおこなっていることはリスクを分散させること。

資産運用の本質を表す格言に、このような言葉があります。

「卵を一つのかごに盛るな」

一見分かりにくいかもしれませんが、この格言は分散投資をすることが、いかに大切なことかを一言にまとめています。

自分の持っているすべての卵(全資産)を一つのかごに盛ると、そのかごを落としてしまうことで、すべて割れてしまう可能性が非常に高いですよね。

ですが、複数のかごに卵を盛ることで、例え一つのかごを落としても、他の卵は無傷のままです。

つまり、この格言は資産運用においてリスクヘッジをすることは絶対に欠かせない、という教えなのです。

この分散投資は大きく分けて、資産の分散、時間の分散の2種類に分けられますので、詳しく確認していきましょう。

資産の分散

まず、資産の分散とは、自分が保有する資産を一つの投資先に固定せず、さまざまな種類に投資をすることでリスクを分散できる、ということです。

例えば、債券、株式、不動産など幅広く投資することで、予想もつかないような地政学的リスクによって、一つの投資先がマイナスに転じてしまっても、他の投資商品でカバーをすることができます。

仮に、一つの投資商品に資産を集中したことを考えてみてください。

例えば、国内株式だけに投資を集中していたとして、日本の景気が悪化して全体的に株価が暴落してしまった場合、再起不能ともいえる大きな損失につながってしまいますよね。

資産運用をする上で、幅広く投資商品に目を向けることは非常に重要なことなのです。

時間の分散

もう一つ、時間の分散とは、投資商品を一度に購入するのではなく、タイミングをずらして分散して購入する、ということです。

多くの投資商品は、価格が変動するので、元本割れのリスクを考える必要がありますが、同じ投資商品でも複数回に分けて購入することで、購入単価を平準化することができます。

一定の金額で時間を分散して購入する「ドル・コスト平均法」は有名な手法ですが、これはまさに分散投資に優位性があるからこそ生まれた定額購入法なのです。

さっきの卵に例えるなら、「卵を一度にかごに盛るな」と置き換えることができます。

一度にすべての卵をカゴに盛らないことで、落としてしまっても立て直しができるというわけです。

以上、ご紹介した資産の分散と時間の分散は資産運用の基本ともいえる考え方ですので、必ず意識してみてくださいね。

分散投資の心得

鉛筆と電球の絵
最後に、資産運用において分散投資をする意味を少し掘り下げて考えてみましょう。

資産運用において、リスク分散を考えることは非常に重要ではありますが、必ず根拠を持った分散投資を心掛ける必要があります。

極端な話、適当に分散投資をすることで、すべてが損失につながるケースも考えられますし、総合的に資産がプラスマイナスゼロになるのであれば、そもそも投資をする意味がなくなってしまいます。

すべての分散投資に根拠、さらには、マイナスになってしまったときにどこまで損を受け入れるか(損切り)を明確にしておくことで、本当の意味でリスクから資産を守ることができます。

資産運用の世界は知識や情報を吸収する必要があり、「難しい…」と感じる方もいるかと思いますが、正しい情報をもとに学んでいくと、非常に面白い分野です。

当サイトで必要なことはすべてお伝えしていきますので、ご安心くださいね。

まずは、こちらの記事を参考に、資産運用を始める土台作りをしっかりと作ってみてください。
年代や目的に合わせて構築したいポートフォリオ

まとめ

資産運用においてリスク分散を考えることは必要不可欠ですので、必ず資産の分散時間の分散はおさえておいてください。

今後、資産の保有の仕方や投資のタイミングを考えて投資商品を探すことを意識してみてくださいね!


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